ミッドレンジで使い勝手の良いLENOVOタブレット Lenovo Pad 2022がやってきたので紹介します。
中国ではあまり型番の習慣が無いようで、はっきりとした型番が分からないガジェットが多いのですが、こちらはTB128FUという型番(モデル)でM10 Plus 3rd Genという名前、日本でもM10 Plusでメモリ4GB・ストレージ64GBで35000円台からとかなり割高で販売されています。
Banngoodでは現在180ドル弱4GB・64GB、210ドル弱で6GB・128GBバージョンのTB128FUが販売されています。円換算にすると1万円ほど安く手に入ります。

以前レビューしたLenovo Pad 11と呼ばれているTB-J606Fの後継機のようですね、変わったのはCPUがスナドラ680とAndroidバージョン12になったところ。
Lenovo Pad 2022 M10 Plus スペック
まずはLenovo Pad 2022のスペックから。
スペック
左からハイスペックモデルのLenovo Xiaoxin Pad Pro 2021、中央が今回レビューするLenovo Pad 2022 M10 Plus、右が旧バージョンのLenovo Pad 11。
Lenovo Pad 11との違いはCPUがスナドラ680とちょっとバージョンガップの代わりにリアカメラが800万画素と解像度低くなる。
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---|---|---|---|
機種名 | Lenovo Xiaoxin Pad Pro 2021 | Lenovo XiaoXin Pad 2022 | Lenovo Pad 11 |
メーカー | LENOVO2080 | LENOVO2404 | LENOVO2008 |
価格調査 | 価格調査![]() ![]() ![]() | 価格調査![]() ![]() ![]() | 価格調査![]() ![]() ![]() |
OS | Android 11 | Android 12 | Android 10 |
Socブランド | Qualcomm | Qualcomm | Qualcomm |
Soc | Snapdragon 870 | Snapdragon 680 | Snapdragon 662 |
メモリ | 6GB | 4/6GB | 6GB |
ストレージ | 128GB | 64/128GB | 128GB |
ディスプレイ | 11.5インチ | 10.6インチ | 11インチ |
解像度 | WQXGA(2560x1600) | 2000x1200 | 2000x1200 |
パネル | 有機EL 90Hz | TFT | TFT |
画素密度 | 263 | 220ppi | 212ppi |
バッテリー | 8600mAh | 7700mAh | 7700mAh |
フロント カメラ | 800万画素 | 800万画素 | 800万画素 |
リア カメラ | 1300万画素 | 800万画素 | 1300万画素 |
重量 | 485g | 465g | 490g |
サイズ 縦x横x奥行 | 264.28x171.4x5.8mm | 251.2x158.8x7.45mm | 258.4x163x7.5mm |
SD | MicroSD(最大不明) | MicroSD(最大1TB) | MicroSD(最大不明) |
Bluetooth | V5.1 | V5.1 | V5.0 |
GPS | ○ | ○ | |
WiFi | a/b/g/n/ac/ax | a/b/g/n/ac | b/g/n/ac |
生体認証 | 指紋 | ||
充電 | USB Type-C | USB Type-C | USB Type-C |
実測値 | Antutu:711520 Geekbench:Single 983 / Multi 3223 RAM:19300 Memory:Read 1436.31/Write 292.39 3DMark:OpenGL 4309 | Antutu: Geekbench:Single 375 / Multi 1563 RAM:6966.06 Memory:Read 578.43/Write 132.95 | Antutu:188177 Geekbench:Single 315 / Multi 1372 |
Wish | 1 4 3 | 1 1 3 | 2 5 5 |
あとはAndroid OSがバージョン12になったことくらいで筐体もほぼ一緒であまり変わりない。
ハイスペックモデルのLenovo Xiaoxin Pad Pro 2021とはサイズもCPUもディスプレイも全く違います。予算がある場合はLenovo Xiaoxin Pad Pro 2022も出ますのでそちらを選ぶとよさそう。
コスパ重視で動画やちょっとした仕事に使う場合はLenovo Pad 2022 M10 Plusで十分に使えるタブレットです。
カラー
カラーは2色でグレーとブルー、どちらもシックな感じなのでブルーでも大人が持っても違和感ありません。


Lenovo Pad 2022 M10 Plus レビュー
今回やってきたのはブルーカラー、ブルーといっても薄い水色でメタル部分はグレーかかった薄い水色。

裏がちょっとポップな感じなので映像みたりちょっとしたゲームをプレイしたりの遊び用として最適です。
化粧箱・開封
化粧箱は中国バージョンで簡易的な箱。


引き出すとタブレット本体登場。

裏面はブルーで薄いブルー、左側が起毛のようなつや消しのブルーで右側がメタルで薄いシルバーとブルーのカラー。

Lenovoアイコンが左下に刻印されている。
付属品
USBケーブルと5V3AのUSBアダプター入り。


取説などはすべて中国語でSIMピンもありました。
起動
電源ボタン長押しで起動、赤いLenovoアイコンの次にLenovo背景が動画のようになって起動します。


あとは普通のAndoroidの初期設定開始、もちろん日本語もあります。

ディスプレイ面
10.6インチのディスプレイ搭載でベゼルも9mm前後でそれほど目立たない。ハイスペックタブレットはだいたい7~8mmほどのベゼルです。







ミッドレンジ・エントリーモデルのタブレットの筐体はたいていがプラパッキンがあってディスプレイが側面金属から高さがありプラパッキンの分だけ厚みがある。

右中央にフロントカメラがあってSkypeなどでビデオ会議で使えますね。

裏面・側面と一体型

Dolby Atmosとシール
Dolby Atmos搭載で音はなかなか良いです。こだわりがなければこれで映画や映像を見るのに最適。

薄い水色のツートン
ブルーといっても薄い水色でなかなか良い色合いですね。










側面
側面と裏面は一体型のメタルになっていて、あまり高級感はない仕上がり。

下:USB Type-Cポートとスピーカー2つ
Dolby Atmosのスピーカーが上下2つずつ左右に搭載されている。

それとこちらはUSB Type-Cポートが中央に、右上にイヤホンジャックがある。
上:スピーカー2つと電源ボタン
こちらは左上に電源ボタンのみ。

右:MicroSDスロットとボリュームボタン
右側面はボリュームボタンをMicroSDスロット。

ボリュームボタンもつや消しでポップなデザイン。

MicroSDスロットはSIMピンで取り出す、別のLenovoタブレットはSIMが装着できるバージョンもあるのかもしれない。

プラが少しブランクになっているので、SIM使える仕様のタブレットもありそう。

リアカメラ
リアカメラは1300万画素から800万画素にグレードダウンしたようです、レンズの出っ張りは相変わらずあるのでテーブルに直に置くと取る時に便利ですが、真っ平らのほうがなにかと使いやすい気がします。

そもそもタブレットにリアカメラは必要ないと思いますが、たまに使うのかなぁ。
他のタブレットと比較
現在うちにあるタブレット3つと筐体を簡単に比較してみましょう。
最近はタブレットも10インチ以上の大型化で11.5や12インチが主流になってきている傾向にあるようですね。

4種のスペックです、Xiaomi Pad5・Lenovo Pad Pro 2021はハイスペックタブレット、Huawei MatePadはPlayストア無いタブレット。
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---|---|---|---|---|
機種名 | Lenovo XiaoXin Pad 2022 | Huawei MatePad BAH3-W09 | XIAOMI Pad 5 | Lenovo Xiaoxin Pad Pro 2021 |
メーカー | LENOVO2404 | Huawei1427 | Xiaomi2175 | LENOVO2080 |
価格調査 | 価格調査![]() ![]() ![]() | 価格調査![]() ![]() ![]() | 価格調査![]() ![]() ![]() | 価格調査![]() ![]() ![]() |
OS | Android 12 | Android 10 | MIUI12.5 | Android 11 |
Socブランド | Qualcomm | Hisilicon | Qualcomm | Qualcomm |
Soc | Snapdragon 680 | Kirin 810 2.27GHz 8コア | Snapdragon 860 | Snapdragon 870 |
メモリ | 4/6GB | 4/6GB | 6GB | 6GB |
ストレージ | 64/128GB | 64/128GB | 128/256GB | 128GB |
ディスプレイ | 10.6インチ | 10.4インチ | 11インチ | 11.5インチ |
解像度 | 2000x1200 | 2000x1200 | WQXGA(2560x1600) | WQXGA(2560x1600) |
パネル | TFT | TFT | TFT 120Hz | 有機EL 90Hz |
画素密度 | 220ppi | 224ppi | 275ppi | 263 |
バッテリー | 7700mAh | 7250mAh | 8520mAh | 8600mAh |
フロント カメラ | 800万画素 | 800万画素 | 800万画素 | 800万画素 |
リア カメラ | 800万画素 | 800万画素 | 1300万画素 | 1300万画素 |
重量 | 465g | 450g | 511g | 485g |
サイズ 縦x横x奥行 | 251.2x158.8x7.45mm | 245.2x154.96x7.35mm | 254.69x166.25x6.85mm | 264.28x171.4x5.8mm |
SD | MicroSD(最大1TB) | MicroSD(最大512GB) | MicroSD(最大不明) | |
Bluetooth | V5.1 | V5.1 | V5.0 | V5.1 |
GPS | ○ | ○ | ||
WiFi | a/b/g/n/ac | a/b/g/n/ac | a/b/g/n/ac 2x2(MIMO) | a/b/g/n/ac/ax |
生体認証 | 顔認証 | 顔認証 | 指紋 | |
充電 | USB Type-C | USB Type-C | USB Type-C | USB Type-C |
実測値 | Antutu: Geekbench:Single 375 / Multi 1563 RAM:6966.06 Memory:Read 578.43/Write 132.95 | Antutu:275290 Geekbench:Single 592 / Multi 1843 RAM:23342.65 Memory:Read 246.01 SD:Read 242.34 3DMark:OpenGL 2812 , Vulkan 2605 | Antutu:593533 Geekbench:Single 778 / Multi 2906 RAM:30665.50 Memory:Read 1154.21/Write 471.54 3DMark:OpenGL 3428 | Antutu:711520 Geekbench:Single 983 / Multi 3223 RAM:19300 Memory:Read 1436.31/Write 292.39 3DMark:OpenGL 4309 |
備考・特徴 | Playストアなし | |||
Wish | 1 1 3 | 2 5 2 | 1 1 8 | 1 4 3 |
厚み
厚みは一番下のLenovo Xiaoxin Pad Pro 2021が5.8mmとかなり薄く、続いてXiaomi Pad 5が6.85mmとハイスペックながら1mm厚い。

ミッドレンジは7mm台と薄くは無いのですが、気にしなければ、というより慣れれば問題ない。
Lenovo Pad Pro 2021 と比較
同じLenovo同士でLenovo XiaoXin Pad 2022(上)がミッドレンジ、Lenovo Xiaoxin Pad Pro 2021(下)はハイスペックモデル。

上と下では高級感が違いますね。

10.6インチ(下)と11.5インチ(上)だとかなり大きさが違います。

厚みはそれほどの違いは無いとちょっと見た感じだと思いますが、

Lenovo XiaoXin Pad 2022のほうがプラパッキンの分だけ厚く7.45mmある。厚みにこだわらなければどちらでもいいかな。

Xiaomi Pad 5と比較
続いてハイスペックモデルのXiaomi Pad 5とちょっとだけ比較してみましょう。

厚みは0.5mmくらいLenovo XiaoXin Pad 2022が厚いだけであまり変わりはない。

やはりハイスペックとミッドレンジだと見た目の高級感が違いますね。
といっても動画やWebを見るだけならば使い勝手はあまり変わりはない。
Lenovo Pad 2022 M10 Plus 内部チェック
Lenovo XiaoXin Pad 2022のLevonoオリジナルな中身をみていきましょう。
ホーム画面とアプリ
ホーム画面はシンプルでLenovoアプリのメモ・タブレットがある。その他はGoogle製アプリとNetflixのみかな。


Google Discover
ホーム画面の左側のペイン、Google Discoverは動画や音楽・ゲームを素早くみるためのもの。


通知パネル・トグル
Lenovoの通知パネルはGoogle純正とほぼ一緒のようです。

下スワイプ2回でほとんどのトグルが使える。

タブレット情報
設定の一番下にタブレット情報がある。設定もLenovoペン以外はAndroid12なのだろうか。


タブレットアプリ
Lenovo製のタブレットを起動してみましょう。



タブレットのストレージ使用状況や画面使用時間、修理やお気に入りアプリ表示、あまり使える内容のものがないようです。
メモ
メモはGalaxyにあるペンを真似たようなアプリで、ペンでメモする時や音声・キーパッドからテキストを入力するときに役立ちます。




メモがホーム画面の前面に出てくるので直感的にメモを書けるのが便利です。
もしペンがある場合は設定 > Lenovoペンでちょっとした設定が可能。

GeekBench5
CPUはそれほど速くはないのですが、3Dゲーム以外のタブレットとしては十分に使えると思います。


A1 SD Bench

CPU-Z






Lenovo Pad 2022 まとめ
海外通販Banggoodでメモリ4GB・ストレージ64GBだったら24000円ほど、6GB・128GBだと31000円ほどで買える最新ミッドレンジLenovoタブレット。
CPUは速くはないのですが、Lenovoタブレットは筐体の完成度が高く動画・Web用に使うのであれば全く問題なく使用できます。
もうしばらくいじくり回してみます。

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