2014年ごろの古い記事です。現在は通用するか不明のため参考程度にとどめておいてください。
中国旅行でもやはりスマートフォンは何かと便利です。(DocomoかSIMロックフリーのやつね。)
特に言葉が通じない海外では命綱といえるほど重宝します(^_^;)
通訳アプリとかで音声認識通訳とかキーボードから入力して通訳できるからですね。
- ネット規制回避♪中国 行く前に日本で香港プリペイドSIM跨境王を買っておく (現在このページにいます)
- 微信(WeChat)と通訳アプリ!中国語できない人が連絡をとる3つの基本ツール
- 中国のインターネット規制を回避する4つの解決策
香港プリペイドSIM跨境王のチャージや設定方法を備忘録の意味もこめてここにメモしておきます。
中国SIMは日本人ではなかなか取得できない
中国では、身分証がないと携帯電話は契約できないので、
日本人は中国のSIMカード持ちにくくなっています。契約は中国人の友人に頼むしかないですが、中国SIMは政府検閲でGoogleなどのサービスははじかれるので使いにくいです。ただし中国SIMは通話料金は安いです。
(詳しくは別ページ「中国のネット規制でアクセス不可サービス(Gmailなど)にアクセスする方法」と、下のほうの「香港プリペイドSIMの利点」で説明します。)
中国語ができる方はパスポートで契約できますが契約までに数時間待たされることがザラです。
僕は中国人の友人に頼んでパスポートで契約してもらいましたがSIMカードをもらうまでに中國聯通(ChinaUnicom)のお店で半日待たされました。
また、解約するのに中國聯通(ChinaUnicom)のお店にもう一度行かないといけないので非常に面倒です。
VISA無しで最大15日間しか滞在できない日本人には不向きなSIMカードといえるでしょう。(ビジネスでVISA取得して長期滞在する場合は中国SIMのほうが良いでしょう。)
以前は中国身分証で登録しないでも持てましたが・・・電話番号を使い捨てしたり悪用する人がいるからか?登録制になりました。
なので、事前に日本で香港プリペイドSIMをゲットしておく必要があります。
中國聯通(ChinaUnicom)の跨境王 香港プリペイドSIMを買ってみる
今までもいくつかSIMカードを持っていったのですが、中国大陸でチャージができなくて使い捨てになっていました。
香港だとコンビニで手軽にチャージできるみたい。
中国大陸だと中國聯通(ChinaUnicom)のお店に行ってもチャージできない?ようでした。(やり方知らないだけかも)
今回は、中國聯通(ChinaUnicom)の跨境王を使ってみました。
Amazonとかで1500円くらいで売ってます。
China Unicom HK Cross Boarder King 跨境王(香港/中国)デュアルナンバー プリペイドSIM $120 – 香港SIM 並行輸入品
中国・香港共通3GプリペイドSIMカード 跨境王 クロスボーダーキング デュアルナンバー プリペイドSIM 並行輸入品 (1枚)
日本語説明書が入ってるのが良いでしょう。
注意点として、どの香港プリペイドSIMでも同じですが【開通有効期限】があるので中国旅行の前に開通有効期限が切れると全く使えません!
この跨境王のSIMカードは日本では開通処理できないようです。Softbankが使える?ようですけど僕は日本で開通処理できませんでした。
(事前に日本で開通処理できる香港プリペイドSIMもありますので不安な方はそちらを購入しましょう。)
中国大陸内か香港で適当な番号をダイヤルするだけで開通処理になります。
事前にチャージの方法も確認したので旅の間、ずっと使えて便利だった。
中国語できないのに中国人と話す機会が多いのでGoogle通訳が大活躍!
中国Wifiで接続しているときは、Baidu(バイドゥ)通訳を使ってましたがちょっとGoogle通訳より意味不明なのがでてきたりして精度が落ちますね。
ただ、Google通訳も意味不明な通訳をすることが多々あるので、中国語覚えたほうがてっとり早い・・・けどなかなか・・・(T_T)
香港プリペイドSIM跨境王の形状
SIMの大きさは3種類あります。従来のSIM,MicroSIM,nanoSIMの3種類です。
ご自分のスマートフォンに合うSIMカードを確認しましょう。
SIM本体のくっついているカードはクレジットカードの大きさで右下に香港と中国大陸の電話番号が記入されています。
日本でSIMを見たことある人ならお馴染みですね。
僕が買った跨境王 香港プリペイドSIMの大きさは1個のSIMで2種類のSIMの大きさに対応しています。
- 従来のSIM
- microSIM (Xperia Zはこれです。)
の2種類です。
microSIMを使う時は分離させてSIMスロットに挿入します。
従来のSIMを使う場合は合体させてSIMスロットに挿入します。
2種類のSIMを使えるということで便利です。溝があってmicroSIMの部分を何度もつけたり外したりできます。
日本のSIMは1種類しか使えないのがほとんどなのでそういうところが融通が効かないところがありますね。
iPhoneなどで採用されている「nanoSIM」には対応していませんでした。
nanoSIMの場合はSIMカッターで切るか普通のカッターでうまく切るしかないようです。
切ると失敗する可能性もあるのでnanoSIM用の香港プリペイドSIMも売ってますのでそちらを買ったほうが手っ取り早いでしょう。
SIMカードの大きさが確認できたら中国に行くまではSIMカードは使わないのでスマホに入れないで旅行かばんなどに放り込んでおきます。
忘れずに注意しましょう。忘れると情報難民化します・・・
中國聯通(ChinaUnicom) サイトでのチャージ方法
中国旅行の前にチャージの方法を確認がてらHK$100をサイトからチャージしてみます。
HK$100は2014年10月のレートで1381円くらいです。1400円か、14倍で日本円と考えたほうが良いでしょう。
ここにアクセスして、必要なのは電話番号のみ。
真ん中へんくらいにある、「手機/上網卡繳費增值」の部分に香港の電話番号を2回いれます。
手機號碼:香港の電話番号を入力
再次輸入:同じく確認のため香港の電話番号を入力
で、下のボタンを押します。
すると上のようなページが表示されるので のどれかを選びます。
を選ぶとHK$ 98.00 (節省HK$ 2.00 )とでて、HK$ 2安くしてくれます。
次に確認ボタンを押す。
すると支払い方法を選択する画面に移動するので、日本人の場合は
【信用卡 Visa/Master Card】か【Paypal】になります。
まぁ、中国工商銀行とかのキャッシュカードを持っていれば銀聯卡(ギンレンカード)が付いているので【銀聯卡(中國大陸發行)】でも使えます。
僕はPaypalしかやったこと無いけど、日本発行のVISAとかMaster のクレジットカードでもできるようです。
チェックボックスは、18歳以上かどうかですのでチェック入れてください。
で、また確認ボタンを押すと支払い画面に飛びます。
ペイパル(Paypal)の場合
ペイパル(Paypal)の場合はメルアドとパスワード入れて購入できます。
クレジットカードの場合
こんな画面になるので、VISAかMasterの部分をクリックします。
銀聯カードでもできます。
日本でも三菱UFJニコスカード、三井住友VISAカード、ANA銀聯カードで銀聯付きのクレジットカードが作れます。
あとはカード情報を入力するだけですね。
香港プリペイドSIM跨境王の有効期限は?チャージすると延長される
跨境王SIMカードには有効期限があります。(通常の香港プリペイドSIMはみんな有効期限があります。)
最初は使用開始から90日間使えます。
チャージすると料金によって延長されます。(上記画像の30天=30日の「天」は「日」の意味)
HK$100をチャージすると180日間延長されるので、使用開始から270日間使えます。
ただし、維持費用として毎月HK$6取られます。
有効期限延長期間は最大540日らしい。
僕は何回かチャージしたので2016/3/17まで延長されました。
その後もチャージするたびに確認しましたが、やはり最大540日間の有効期限延長のようです。
大連で香港プリペイドSIM跨境王 アクティブ
大連の空港でSIMカードを入れ替えて中国人の友人にTELすると以下のようなメッセージが届いた。
これで無事にTELはできるようになりました。
香港プリペイドSIM跨境王データ通信の設定方法
Xperia ZではSIMカード入れただけではTELはできましたがネットには接続されませんでした。
(すでに設定してあってSIMカードを入れただけでネットに接続されるSIMもあります。)
なので設定する必要があります。
Andoroidの場合は、
設定>その他の設定(無線とネットワーク になる)>モバイルネットワーク
モバイルデータ通信 | チェック | ||
データローミング | チェック | ||
アクセスポイント名 | 名前 | ChinaUnicom(適当な名前でOK) | |
APN | 3gwap(違う場合もあります。) | ||
APNプロトコル | IPV4 |
アクセスポイント名は3つだけ入力して保存すればOKでした。
念のため「クイック設定ツール」で確認してみましょう。
上記画像の赤枠部分のように「モバイルデータ通信」と「ローミング」がオンになっているか確認します。
オフの場合は青枠の「機内モード」のように灰色のアイコンになります。
以上でネットに接続されます。
中国語できない人の香港プリペイドSIM跨境王 残高確認方法
僕は中国語分からないのでTELで残高を確認できません・・・(^_^;)
なので、SMS(ショートメッセージ)で残高を確認します。
(この方法は香港プリペイドSIM跨境王をスマホに差して中国大陸や香港にいるときだけ使えます。)
まずは電話を起動してコールします。
*118*35#
と入力してコールしてください。
何秒かするとSMS(ショートメッセージ)にメッセージが届きます。
上画像の「メッセージ」がSMS(ショートメッセージ)になりますので起動します。
「1188」か「+1188」からメッセージが届きますので開いてみます。
するとこんなメッセージが表示されます。上の画像ではあとHK$56.30の残金があります。
有効期限は2016/3/17までありますね。
これで、音声メッセージで確認しなくても残高が確認できます
簡単なコール方法
いちいち番号を入力するのが面倒というか忘れちゃう場合は、
Google連絡先に香港プリペイドSIMの情報を入れといて、電話番号を入れなくても簡単にコールできるように予め設定しておきました。
(コール番号の前の国は日本にしておかないと先頭に国番号が入ってしまうのでうまくコールできませんでした。)
香港プリペイドSIM跨境王が通話できるエリアとネットワーク会社
中国大陸、香港プリペイドSIM、マカオ、台湾の4つです。
ネットワーク会社
中国大陸 | 中國聯通(ChinaUnicom) |
香港プリペイドSIM | UNICOM HK , UNICOM(PCCW) |
マカオ | 3 Three |
台湾 | 遠傳電信 FETnet |
日本でもSoftbankが使える?らしい
詳しくは分かりませんがHK$3.8/分で使えるようです。
1分53円くらいですね・・・・高いです。
香港プリペイドSIM跨境王の通話料
香港からかける場合の通話料
香港プリペイドSIM市内 | HK$0.45/分 |
中国大陸 | HK$0.45/分 |
マカオ | HK$0.45/分 + HK$0.2/6秒 |
その他 | HK$0.45/分 |
広東省からかける場合の通話料
香港プリペイドSIM市内 | HK$0.45/分 |
中国大陸 | HK$0.45/分 |
マカオ | HK$0.45/分 + HK$0.2/6秒 |
その他 | HK$0.45/分 |
広東省 以外の中国大陸からかける場合の通話料
香港プリペイドSIM市内 | HK$0.60/分 |
中国大陸 | HK$0.60/分 |
マカオ | HK$8.60/分 |
その他 | HK$0.60/分 |
マカオからかける場合の通話料
香港プリペイドSIM市内 | HK$0.80/分 |
中国大陸 | HK$1.50/分 |
マカオ | HK$1.50/分 |
その他 | HK$1.50/分 |
僕が行く地域は中国の上海、北京、大連あたりなので中国国内にTELするにはHK$0.60/分とられるので、1分8.4円くらいでしょうか?
それほど高くは無いと感じます。
でも通話料は中国SIMの5倍くらい高いらしいです。正確には分かりません。
なので通話をメインで使って、中国SIM契約を頼める友人・知人がいれば中国SIMのほうが安く使うことができます。
それよりもネット通信料金のほうが割高な気がしますのでそっちが安くなれば助かるのですが・・・
お得なデータ通信の申し込み方法
1日定額料金や7日定額料金などのお得な料金プランがあるのですがここでトラブりました。
まずは、料金プランを紹介しましょう。
中国・香港で使う場合のデータ通信料金
スタンダード料金 | HK$2/1MB |
1日定額料金 | HK$38/300MB |
利用開始 *118*441# 利用停止 開始日の翌日香港時間0:00に自動停止 |
7日定額料金 | HK$78/500MB |
利用開始 *118*500# 利用停止 7日後香港時間0:00に自動停止 500MB以上から通常料金のHK$2/1MB |
月額定額料金 | HK$35/100MB |
利用開始 *118*431# 利用停止 *118*430# 100MB以上から通常料金のHK$2/1MB |
最初に選んだ料金プランは「月額定額料金」でした。
9/25に契約して100MBあるからメールの確認くらいしかネットを使わなければ5日間いけるかな?と思っていましたが・・・
いつの間にか100MB使ってスタンダード料金のHK$2/1MBに切り替わってチャージしたすべての料金を使ってしまいました。
これって、100MB使い終わったよ!とかのメッセージが来ないんですね・・・(T_T)不親切
現在契約中の料金プランであと何MB残ってるという確認方法も分からない。もしかしたら確認できないのかな?
9月の間で月額定額料金を利用停止 *118*430#すれば別の定額料金を利用開始できるかな?と思い、7日間定額料金の利用開始 *118*500#をコールしましたがダメでした(T_T) 来月契約してくださいみたいな以下のようなメッセージが来て契約できません。
しかたがないので10月まで待って再度10月に7日定額料金を契約しようとしましたが・・・また上のようなメッセージが来て契約できません。
なぜでしょう
何故か分からないまま北京での7日間が過ぎてしまいましたので未解決の問題です。
なのでスタンダード料金でずっと使っていました・・・2日に1回くらいHK$100使ってました。
1日でHK$100使った日もありました。スタンダード料金だとHK$100で50MBしか使えません(T_T)すごく高いです。
どのプランを申し込んでも契約できませんでした(T_T)なぜでしょうか?
マカオで使う場合のデータ通信料金
スタンダード料金 | HK$0.14/1KB |
利用開始 *118*231# 利用停止 *118*230# |
台湾で使う場合のデータ通信料金
スタンダード料金 | HK$0.02/1KB |
利用開始 *118*231# 利用停止 *118*230# |
香港プリペイドSIMの利点
中国では政府ネット検閲(ネット規制 金盾)があって、Google、Twitter、LINE、Facebookはほぼできないので、香港プリペイドSIMだと中国ネット検閲がないので普通に接続できます。
中国SIMや中国Wifiでは見れないサイトとかサービスがあるので不便を感じます。
この点からも香港プリペイドSIMを使う意味はあるでしょう。
なお、中国人とコミュニケーションをとるには上記のようなGoogleやLINEなどは一切使いません。
というか使えませんので中国独自のサイトやアプリ、サービスを使います。
詳しくは別ページ「中国大陸で中国人とコミュニケーションをとる3つの基本ツール」で説明します。
まとめ
香港プリペイドSIM跨境王だけでなく他の香港プリペイドSIMもだいたい似たような感じです。
(今まで5,6枚香港プリペイドSIMを買った事がありますがほとんど同じです。違いはデータ通信の設定をするときのアクセスポイント名のAPNくらいしか違いません。)
中國聯通(ChinaUnicom)を使う香港プリペイドSIMの場合はほとんど同じだと思います。
中国大陸でSIMを使う場合は中国移動通信(ChinaMobile)と、中國聯通(ChinaUnicom)が大きな通信事業者なのでどちらかに対応したSIMを使うことになるでしょう。
香港プリペイドSIMをゲットして上記のような下準備をしておけば中国大陸に行っても快適なネットライフができるでしょう。
コメント
あと、残高確認今日帰国後日本でもできました。
はい!日本でも跨境王SIMを刺せば残高確認できます。SMSで確認ですので無料でできると思います。
ただ、使わないのに毎月維持費がかかるのはちょっと・・・残高が無くなったらSIMカードが失効してしまうみたいです。
中国台湾と連続で訪問する用事があり、このhpを参考に行動させていただきました。使用した携帯の機種が古いせいか、
結局ローミング設定しないと使えませんでした。実際使って見ると、中国では通信速度が元々遅いせいか、タイムエラー多発でしたが、台湾ではストレスない速度で使えました。各国で4Gも普及しつつあるので、4G版もあるといいですね。今の料金では済まないと思いますが。
中台様
台湾でもできましたか!貴重なご意見ありがとうございますm(_ _)m
そうですね。中国ではまだまだ回線が遅いかもしれません。逆に言えば日本がLTEなどすぐに普及して回線スピードが速いのかもしれませんね。
若葉様
コメントありがとうございます。
初めての国、とってもワクワクしますね!
スモッグがなければ上海・蘇州はとっても良い所ですよ。
特に蘇州なんか中国っぽくて素敵な街です。
上海にも売ってますがマスクは付けたほうが良いかもしれません。
円安になってしまいましたがまだまだ物価が安いのでお得に楽しめると思います。
中国旅行ぜひ楽しんできてください♪
ご丁寧な返信恐縮です。ぜひ楽しんできたいと思います。
年末に北京と上海・蘇州に行きます。
初訪中なのでいろいろ不安で調べておりましたところ、このサイトを見て参考にさせていただきました。
アマゾンでSIMを購入し、持っていたSIMフリー端末で日本で開通でき、オンラインでTOPUPもできました。これで現地ですぐに連絡をつけられます。
貴重な情報をありがとうございました。
とりあえず御礼まで。