小型のハンドヘルドコンピュータの代表といえばスマートフォンですが、ちょっと普通すぎてガジェットオタクには物足りない。
ということで、今売っているか手に入りそうなキーボード付きコンピューターをいくつか紹介します。
ハンドヘルドコンピュータとは?
ハンドヘルドコンピュータとは、持ち運びが容易な小型のコンピュータデバイスを指します。通常、片手で持てるサイズで、フルキーボードを備えていることが多く、ノートパソコンよりも小型です。
ハンドヘルドコンピュータの特徴
- サイズと携帯性: ハンドヘルドコンピュータは、一般的に手のひらに収まるサイズで、軽量であるため、持ち運びが非常に便利。
- キーボード: 多くのモデルは物理的なキーボードを搭載しており、タイピングが快適。これにより、データ入力や文書作成が容易になります。
- オペレーティングシステム: かつてはWindows CEや特定のカスタムOSを搭載していることが一般的でしたが、最近ではAndroidやLinuxベースのシステムを使用するモデルも増えています。
- 用途: 主にビジネス用途やデータ収集、フィールドワークなどで使用され、在庫管理や顧客情報の管理などに利用されます。
歴史
ハンドヘルドコンピュータの概念は1980年代にさかのぼります。初期のモデルには、NECのPC-8201やエプソンのHC-20などがあり、これらは小型化されたパソコンとして登場しました。特に、1983年に発売されたTRS-80 Model 100は、ハンドヘルドコンピュータ市場の先駆けとなりました。
1990年代には、Microsoftが「ハンドヘルドPC」というカテゴリを定義し、Windows CEを搭載したデバイスが登場しました。この時期の代表的なモデルには、NECのモバイルギアやHPのJornadaシリーズがあります。
現在の状況
現在では、ハンドヘルドコンピュータは特定のニッチ市場で使用されており、スマートフォンやタブレットの普及により、その需要は減少しています。しかし、特定の業界(物流、製造、小売など)では、リアルタイムデータ収集や処理が可能なデバイスとして依然として重要な役割を果たしています。
このように、ハンドヘルドコンピュータは、携帯性と機能性を兼ね備えたデバイスとして、特定の用途において今なお利用されています。
Appleのハンドヘルドコンピュータは、主に「Apple Newton」として知られるシリーズで、1993年から1998年まで販売されていました。このデバイスは、個人用デジタルアシスタント(PDA)の先駆けとして位置づけられ、特に手書き認識機能が注目されました。
Apple のハンドヘルドコンピュータ Newton
- 初期モデル: Newtonシリーズの最初のモデルである「MessagePad」は、1993年に発売されました。このデバイスは、手書きの文字を認識する機能を持ち、ユーザーが手書きでメモを取ることができるという革新的な特徴を持っていました。
- ハードウェア: Newtonは、ARMプロセッサを搭載し、タッチスクリーンとスタイラスを使用して操作します。初代モデルは、4MBのROMと640KBのSRAMを搭載しており、赤外線通信機能も備えていました。
- ソフトウェア: Newton OSという独自のオペレーティングシステムを使用しており、ノート、名簿、カレンダーなどのアプリケーションがプリインストールされていました。後のバージョンでは、これらのアプリケーションが改善され、新しい機能が追加されました。
手書き認識技術
Newtonの最も注目すべき機能は、手書き認識技術です。初期のモデルでは認識精度に問題があり、批判を受けることもありましたが、Newton OSのバージョン2.0以降、手書き認識の精度が大幅に向上しました。この技術は、ユーザーが書いた文字を学習し、新しい単語を覚えることができるものでした。
市場での評価と影響
Newtonは、当初は高価格と手書き認識の不具合から販売が振るわなかったものの、後のモデルでは改善が見られました。特に、MessagePad 2000や2100は、より高性能なハードウェアと改善されたソフトウェアを搭載していました。しかし、1998年にスティーブ・ジョブズがAppleに復帰した際、Newtonシリーズは製品ラインから外されました。
遺産と影響
Newtonは商業的には成功しなかったものの、その技術的革新は後のApple製品、特にiPhoneやiPadに大きな影響を与えました。Newtonの開発により、AppleはARMアーキテクチャのプロセッサを採用し、携帯機器の設計において重要な基盤を築きました。
このように、AppleのハンドヘルドコンピュータであるNewtonは、技術的には先進的でありながらも、商業的には苦戦した製品でしたが、その影響は現在のモバイルデバイスにまで及んでいます。
Pilet 7 と Pilet 5 Mini Computer Kit キックスターター
Pilet 7とPilet 5は、Raspberry Pi 5を搭載したモジュラー型のハンドヘルドコンピュータで、開発元はSoulScircuit。これらのデバイスは、オープンソースであり、カスタマイズ性が高いことが特徴。
Raspberry Pi 5を搭載しているディスプレイ・バッテリー・ケース付きのPilet 7がキックスターターででています。
こちら、3.2万円くらいで買えます。Raspberry Pi 5だけで1.5万円くらいなのでかなり頑張って安くしているようです。発送は7月ごろになるようです。
Pilet 7の特徴
- ディスプレイ: 7インチのIPSタッチスクリーン(解像度1280×800)。
- モジュラー設計: 下部にモジュールを接続できるスロットがあり、物理キーボードやゲームコントローラーなどの追加機能を装着可能。
- バッテリー寿命: 最大7時間のバッテリーライフを実現。
- 冷却機能: アクティブ冷却用のファンを搭載し、安定した動作をサポート。
- 接続性: Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、Gigabit Ethernetポートを備え、外部ストレージ用のNVMe SSDやSDカードスロットも利用可能。
- 拡張性: PCIeインターフェースを通じて、追加のストレージやモジュール(例:LTEモジュール)を接続可能。
- ソフトウェア: Raspberry Pi OSや他のGNU/Linuxディストリビューションに対応し、KDE Plasmaをデフォルトで搭載。
キーボードが無いバージョンのPilet 7もあり、キーボードなどを追加することができるので、Pilet7のほうが自由度が高そう。
Pilet 5の特徴
- ディスプレイ: 5インチのIPSタッチスクリーン(解像度1280×800)。
- 一体型キーボード: 内蔵の物理キーボードを搭載し、ジョイスティック、ミニトラックボール、スクロールホイールも装備。
- バッテリー寿命: Pilet 7と同様に、最大7時間のバッテリーライフを提供。
- コンパクト設計: より小型化されており、持ち運びに便利。
- 接続性: Pilet 7と同様に、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、Gigabit Ethernetポートを備え、外部ストレージ用のNVMe SSDやSDカードスロットも利用可能。
- ソフトウェア: Raspberry Pi OSや他のGNU/Linuxディストリビューションに対応。
ケースは3Dプリントできそうなところもかなり良い感じ。
デスクに飾っておいてもよさそうで、ラズパイなので、Home Assistantなどのサーバーでも活躍しそう。
共通の特徴
- オープンソース: 両モデルともオープンソースハードウェアであり、設計図やソフトウェアが公開される予定。
- カスタマイズ性: ユーザーが自分のニーズに合わせてハードウェアやソフトウェアを自由に変更できる。
- 用途: プログラミング、ゲーム、教育、ホームオートメーションなど、さまざまな用途に対応。
これらのデバイスは、特にクリエイターや開発者、教育者にとって魅力的な選択肢となるでしょう。Pilet 7はより大きな画面とモジュール性を提供し、Pilet 5はコンパクトで持ち運びやすいデザインが特徴です。
ClockworkPi
ClockworkPiは、オープンソースのハンドヘルドコンピュータを開発している企業で、主に「GameShell」と「DevTerm」という2つの主要な製品を提供しています。これらのデバイスは、特にDIY愛好者やゲーム開発者に人気があります。
DevTerm
基本情報
- サイズ: 6.8インチの液晶ディスプレイを搭載
- 重量: 約500 g(モデルによる)
ハードウェア
- プロセッサ: Raspberry Pi 3または4に対応
- ストレージ: microSDカードスロット
- バッテリー: リチウム電池を搭載
機能
- オペレーティングシステム: Raspberry Pi OSやDebianなど、さまざまなLinuxディストリビューションに対応。
- 接続性: Wi-Fi、Bluetooth、USBポート、HDMI出力
- キーボード: QWERTYキーボード内蔵
特徴
- モジュラー設計により、ユーザーが必要に応じてハードウェアを追加・交換できる。
- プログラミングやデータ収集、エンターテインメントなど、幅広い用途に対応。
- オープンソースの思想に基づいており、ユーザーが自由にカスタマイズ可能。
これらのデバイスは、特にクリエイターや開発者にとって魅力的な選択肢であり、レトロゲームのプレイやプログラミング、日常的なコンピューティング作業に利用されています。ClockworkPiの製品は、オープンソースの利点を活かし、ユーザーが自分のニーズに合わせて自由にカスタマイズできる点が大きな魅力です。
uConsole
ClockworkPiのuConsoleは、モジュラー型のポータブルコンピュータで、さまざまな用途に対応できるよう設計されています。
ラズパイ4搭載で、今はプレオーダー中で買えないようです。
基本情報
- 発売日: 2022年10月
- 価格: モジュールによって異なり、$139から$209まで。
- サイズ: 95 x 77 mmのコンパクトな設計。
ハードウェア
- ディスプレイ: 5インチのIPS液晶(解像度1280 x 720)。
- プロセッサ: 複数のオプションがあり、以下のモジュールから選択可能:
- Raspberry Pi Compute Module 4 Lite: ARM Cortex-A72(4コア、最大1.5GHz)、VideoCore 4 GPU、4GB LPDDR4 RAM。
- ClockworkPi A-04: ARM Cortex-A53(4コア、最大1.8GHz)、Mali-T720 GPU、4GB DDR3 RAM。
- ClockworkPi A-06: ARM Cortex-A72(2コア)とCortex-A53(4コア)のハイブリッド、Mali-T864 GPU、4GB LPDDR4 RAM。
- R-01: RISC-Vコア(1コア、1GHz)、GPUなし、1GB DDR3 RAM(初心者向けではない)。
- キーボード: 74キーのバックライト付きQWERTYキーボード、ゲーム用ボタン(矢印ボタン、ABXYボタン、LRボタン)、ミニトラックボールを搭載。
- 接続性:
- USB Type-Aポート(USB 2.0)×3
- USB Type-Cポート(充電用)×1
- microHDMI出力ポート×1
- microSDカードスロット
- 3.5mmオーディオ端子
- 40-pin GPIO拡張インターフェース
- Mini PCI-Eコネクタ(拡張モジュール用)
- 無線通信: Wi-Fi 5(802.11ac)およびBluetooth 5.0に対応。オプションで4G LTEモデム拡張モジュールを追加可能。
- バッテリー: 18650リチウムイオン電池を2本使用。
ソフトウェア
- オペレーティングシステム: Clockwork OS(Debianベース)、Debian、Ubuntu、Raspberry Pi OSなどに対応。
- アプリケーション: Pico-8、DOSBox、RetroArchなどのゲームソフトウェアや、Chromium、LibreOffice、Vim、VLCなどの一般的なアプリケーションもサポート。
特徴
- モジュラー設計: ユーザーが必要に応じてハードウェアを追加・交換できるため、カスタマイズ性が高い。
- オープンソース: 設計図やソフトウェアが公開されており、DIY愛好者が自分のニーズに合わせて改造可能。
- 用途の広さ: プログラミング、ゲーム、教育、日常的なコンピューティング作業など、さまざまな用途に対応。
uConsoleは、特にクリエイターや開発者にとって魅力的な選択肢であり、レトロゲームのプレイやプログラミング、日常的なコンピューティング作業に利用されています。モジュラー型の設計により、ユーザーは自分のニーズに合わせて自由にカスタマイズできる点が大きな魅力。
Beepberry
Beepberryは、Eric Migicovsky(Pebbleの共同創設者)によって設計されたポータブルなコンピュータデバイスで、特にチャットアプリ「Beeper」との連携を目的としています。このデバイスは、レトロなBlackBerryスタイルの物理キーボードと、低消費電力の2.7インチSharp製メモリLCDを搭載しており、主にハッカーや技術愛好者向けに設計されています。
Beepberryのスペックと仕様
基本仕様
- プロセッサ: Raspberry Pi Zero W(または互換性のあるシングルボードコンピュータ)
- ディスプレイ: 2.7インチ、解像度400×240の高コントラストLCD
- キーボード: バックライト付きの物理QWERTYキーボード
- 接続性: Wi-FiおよびBluetooth
- バッテリー: 2000mAhのリチウムポリマーバッテリー(取り付けはユーザーが行う必要あり)
- サイズ: 約74×104×15mm
機能と用途
- チャットデバイス: Beeperアプリを使用して、iMessage、WhatsApp、Signalなどの複数のチャットサービスに接続可能。
- ハッカブルデバイス: Linuxアプリケーションを実行できるため、カスタマイズやプログラミングが可能。例えば、天気情報の表示やASCIIゲームのプレイなどができます。
- 拡張性: USBポートやGPIOを通じて、LTEモデムやLoRaなどの追加機能を接続できます。
開発者向け
Beepberryは開発者向けのデバイスであり、オープンソースのハードウェアとソフトウェアを提供しています。ユーザーは自分のニーズに合わせてソフトウェアを設定し、カスタマイズすることが求められます。公式ウェブサイトでは、ソフトウェアのドキュメントや3Dプリント可能なケースの設計も提供されています。
購入情報
Beepberryは、ユーザーは自分でmicroSDカードを用意する必要がありますが、オプションでPi Zero Wがプリインストールされたキットも99ドルで購入可能です。
Beepberryは、シンプルでありながら多機能なデバイスで、特にデジタルデトックスを求めるユーザーや、ハッキングやプログラミングに興味のある人々にとって魅力的な選択肢となっています。
K-RANGER
K-RANGERは、Custom S.p.A.が製造する頑丈なハンドヘルドモバイルコンピュータで、特に小売業や物流、製造業などの業務用に設計されています。以下に、K-RANGERの主な特徴と仕様を詳しく説明します。
こちらは仕事で使うガジェットなので、ちょっとコレジャナイ感が強いのですが、まぁ、一応スマホで下に数字キーなどがありますので、ハンドヘルドコンピュータと言えそう。
落下させても壊れにくく頑丈にできていて、物流の現場で使うようですね。
K-RANGER スペックと特徴
基本情報
- モデル名: K-RANGER KR500
- オペレーティングシステム: Android 9
- プロセッサ: Qualcomm Snapdragon 450(Cortex A53、最大1.8GHz)
- RAM: 2GB
- ストレージ: 16GB SSD(microSDカードスロットで拡張可能)
ハードウェア
- ディスプレイ: 4インチのTFT LCD(解像度800×480)、投影容量マルチタッチスクリーン。
- カメラ: 8メガピクセルのリアカメラ。
- キーボード: 38キーの物理キーボードを搭載。
- バッテリー: 5200 mAhの充電式リチウムイオンバッテリー、ホットスワップ可能。
接続性
- 無線通信: 4G LTE、Wi-Fi(2.4GHzおよび5GHz)、Bluetooth 4.2。
- スキャナー: 1D/2Dバーコードスキャナー(SE4750エンジン)。
耐久性
- 防水・防塵性能: IP65等級(防水・防塵)。
- 耐衝撃性: 最大1.5メートルの落下に耐える設計。
特徴
- モジュラー設計: ユーザーが必要に応じてハードウェアを追加・交換できるため、カスタマイズ性が高い。
- 用途の広さ: 小売業、倉庫管理、製造業など、さまざまな業務に対応。
- エレガントなデザイン: 頑丈でありながら、洗練された外観を持つ。
K-RANGERは、特に業務用のモバイルコンピュータとして、耐久性と機能性を兼ね備えたデバイスです。小売業や物流業界での使用に最適で、効率的なデータ管理やバーコードスキャンを可能にします。
LILYGO T-Deck Plus
LILYGO T-Deck Plusは、ESP32-S3を基盤としたハンドヘルド開発キットで、特にIoTプロジェクトやモバイルアプリケーションに適しています。このデバイスは、コンパクトなサイズと多機能性を兼ね備えてます。
BlackBerryを彷彿とさせるようなデザインでなかなか良さそうなガジェットですが、ESP32なので、そこまで使用用途が広く無い気がします。これがラスパイ5(未搭載でも)だったら即買いでした。
LILYGO T-Deck Plus スペック・仕様
基本仕様
- プロセッサ: ESP32-S3FN16R8デュアルコアLX7マイクロコントローラ(最大240MHz)
- メモリ: 8MB PSRAM、16MB SPIフラッシュストレージ
- ディスプレイ: 2.8インチIPS LCD(解像度320×240)
- バッテリー: 2000mAhの充電式バッテリー
- 接続:
- 2.4GHz Wi-Fi 4およびBluetooth 5.0
- SX1262 LoRaモジュール(868/915MHz)で最大22dBmの送信出力
- GPSモジュール(オプション)
ユーザーインターフェース
- キーボード: QWERTYデザインの物理キーボード
- トラックボール: ユーザー入力用のトラックボールが搭載されており、BOOTボタンとしても機能します。
オーディオ機能
- スピーカー: MAX98357Aアンプを使用した内蔵スピーカー
- マイク: 2つのMEMSマイクロフォンを搭載
拡張性
- Groveコネクタ: UART接続用の4ピンGroveコネクタ
- USBポート: プログラミングと電源供給用のUSB Type-Cポート
開発環境
- プログラミング: Arduino IDEやPlatformIOを使用してプログラム可能。オープンソースのプロジェクトやコミュニティ開発のファームウェア(例:MeshtasticやRipple QWERTY)も利用可能。
用途
LILYGO T-Deck Plusは、特に以下のような用途に適しています:
- IoTデバイスの開発
- ロングレンジ通信を必要とするプロジェクト
- GPSを利用した位置情報サービス
- プログラミングやデバッグ用のポータブルデバイス
このデバイスは、特に技術者や開発者にとって魅力的な選択肢であり、さまざまなプロジェクトに応じてカスタマイズ可能です。価格は約$70から$81程度で、AliExpressやLILYGOの公式サイトで購入可能。
BlackBerry
BlackBerryは、カナダの企業で、特にスマートフォン市場において物理キーボードを搭載したデバイスで知られています。以下に、BlackBerryの歴史、特徴、そして現在の状況について。
歴史と背景
- 設立: BlackBerryは1984年にResearch In Motion(RIM)として設立され、1999年に初のBlackBerryデバイスを発売しました。
- 成長期: 2000年代初頭、BlackBerryはビジネス向けのスマートフォン市場で急成長し、特にメール機能とセキュリティの強さが評価されました。
- 衰退: 2010年代に入ると、AppleのiPhoneやAndroidデバイスの台頭により、BlackBerryの市場シェアは急激に減少しました。
特徴
- 物理キーボード: BlackBerryの最大の特徴は、物理的なQWERTYキーボードです。これにより、ユーザーはタッチスクリーンよりも快適にタイピングができると評価されています。
- セキュリティ: BlackBerryは、企業向けに強固なセキュリティ機能を提供しており、特にデータ保護やプライバシーに関して高い評価を受けています。法人向けのBES(BlackBerry Enterprise Server)を通じて、企業のデバイス管理が可能です。
- ソフトウェア: BlackBerryは、Android OSを採用したデバイスも展開しており、Google Playストアからアプリをダウンロードできるようになっています。
現在の状況
- スマートフォン市場: 現在、BlackBerryは新しいハードウェアの開発を行っていないものの、ソフトウェアとセキュリティサービスに注力しています。特に、IoT(Internet of Things)や自動車向けのセキュリティソリューションを提供しています。
- 新モデル: 近年では、BlackBerry KEYoneやKEY2など、物理キーボードを搭載したAndroidスマートフォンがリリースされ、一定の人気を博しています。これらのモデルは、従来のBlackBerryファンや物理キーボードを好むユーザーに支持されています。
BlackBerryは、物理キーボードと高いセキュリティ機能を持つスマートフォンで知られるブランドですが、近年はハードウェアからソフトウェア中心のビジネスモデルにシフトしています。特に、企業向けのセキュリティソリューションに強みを持ち、今後もその分野での成長が期待されています。
メルカリにBlackBerryの中古が多数販売されています。中には今も使えるBlackBerry Key2なども売られています。
以上、キーボード付きハンドヘルドコンピュータでした。
スマホよりも魅力的なガジェットがいくつもありますね。それにしても未だにNOKIA E71を超える魅力的な携帯端末って無い、ことはないと思うけど、今もコレが欲しい気がする。
ちなみに、自分はこの小ささのキーボード打つのは苦手で必要無いと思っています・・・
不要だけど、キーボードが付いているとなんか魅力的に感じるんだよなぁ、
コメント