エアコン操作に特化したお部屋の温度を快適に保ってくれるIot機器のAmbiがやってきたのでレビューします。
こちらは温度によってエアコンを操作したりAIで自動温度調整することもでき、帰宅前に自動的にエアコンをつけてお部屋の温度を快適にしてくれる機能もあります。
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用途としては老人の部屋のエアコンを遠隔自動操作(部屋の気温が暑すぎて熱中症になったり寒すぎて風邪をひかないようにする)したり、留守中のペットの温度管理に役立ちそう。
注意 Ambiは液晶画面付きのリモコンに対応
注意点はエアコンのリモコンが液晶画面付きのリモコンのみに対応しているようです。この点だけ注意しましょう。古いリモコンは?液晶なしなのでしょうか?いままで液晶なしのエアコンのリモコンて見たことないのでもしかしたら日本では出回っていない?のかもしれません。
購入ご検討中の方は使用するエアコンの液晶付きリモコンかどうかをチェックしておきましょう。
その他の気になる点は、Ambinに登録されていないメーカーやエアコンの機種がありますが、手動で登録できるので使うことはできると思います。
自分の賃貸マンションに付いていたエアコンの機種もAmbiに登録されてませんでしたが、手動で登録したらちゃんと動きました。
Ambiでできること
エアコン操作に特化
Ambiの特徴として、【エアコンしか操作できない】ところです。他のリモコン付き家電を操作できるIot機器はTVや照明・エアコン・扇風機など赤外線リモコンのある家電だったらなんでも登録できるガジェットもありますが、Ambiはエアコンに特化していて温度を個人の好みで自動で調節してくれるところが他のIot機器にない特徴。
AIが学習
AIが温湿度・日照・天気などの履歴を学習して好みのエアコン温度設定をしてくれます。
以下のようにある程度、個人の温度の体感履歴がたまってくるとAIが本領を発揮します。
具体的にはアプリのエアコンの画面で今の快適度が自動的に表示される(下左画像の「少し暑い」)のでタップして自分が感じる快適温度を選ぶと自動的にネットにアクセスしてフィードバックします。(OFFの状態でフィードバックするとエアコンがオンになりますのでご注意ください。)
10日ほど経って何回か現在の快適度を選択してフィードバックすると個別に温度をうまく調整するようになるみたい。
部屋の快適と省エネを実現
気温・湿度の履歴から個人に合わせた部屋の最適温度を分析して温度調節してくれます。
分析 > 履歴や実行履歴を見てみると以下のようなグラフ・使用履歴が表示されました。
これらのデータをAIが分析して個人個人にあったお部屋の温度を自動調整するようです。
Ambiでエアコン自動操作で期待できること
自動操作で快適・省エネ
手動でエアコンをつけたり消したりせずに、自動で温度を調節してくれるので部屋の中で暑さ寒さを気にせずに作業することができそう。それと外出時の消し忘れによる省エネになるのかもしれません。
室内の熱中症対策になりそう
室内限定になりますが、エアコンを自動で調整してくれるので熱中症対策にも貢献しそうです。あまりにも暑い室内に長時間居ると熱中症になるので、特に老人の一人暮らしや室内で飼っているペットの温度管理はエアコンを遠隔操作できるので役立ちそう。
熱中症死亡者数 厚生労働省のページ
厚労省のページを見てみると熱中症になる方は毎年数百人いるようで、特に猛暑の年は千人を超える熱中症死亡者数になるようです。
統計はこちらのエクセルファイルをダウンロードできます。
この中には室内での熱中症の死亡者数も含まれていると思います。
自分もエアコンはあまり好きではないのですが、あまりにも室内が暑いと熱中症になる危険もあるので注意して夏を過ごしましょう。
Ambi Climate 2 開封
では、実機を開けていきましょう。
箱
梱包からオシャレな箱です。
カバーを取るとシンプルなクラフトボックスの箱。
日本向けの保証書も入っていました。
ダンボールをくり抜いたような中に入っている本体登場。
本体の他に簡単な取説とACアダプタ・MicroUSBケーブルが付属しています。
Ambi本体
黒い部分からリモコンの赤外線ビームが出る部分で、前と後ろにあるのでエアコンにビームが届きやすくなっています。
Ambiをエアコンから2~4m以内の場所に設置すれば赤外線ビームが届くようです。
裏にMicroUSBと標準USBポートがあってMicroUSBが電源になります。標準USBポートは他の機器を充電することができます。電源のMicroUSBケーブルは付属されています。
本体下のほうは木目の木(本物かな?)の台になっていてオシャレ。
ユーザーガイド
取説は簡単なものでしたが、PDFでユーザーガイドがありました。こちらでペアリングから使い方まで詳細に説明されてます。
続いてスマホアプリでペアリングしていきます。
Ambiとエアコンペアリング
ペアリングできるエアコンは1台で、ユーザーは複数登録可能です。おウチに複数のエアコンがあっても各部屋にAmbiのリモコン(赤外線ビーム)が届かないので操作は不可能、ということでエアコン1台にAmbi1台必要そうです。(最近はWifiで操作できるエアコンもあるのでAmbiのそのあたりの対応はどうなんでしょう?)
仕事部屋のエアコン
自分は賃貸マンションに備え付けてあった、かなり古いエアコンで試してみます。
調べてみると2003年製のようなので16年ほど前のお品・・・壊れる寸前なのかもしれませんが一応現在はちゃんと動きます。(賃貸契約ではサービス品となっているので壊れたらそのまま放置するか、新しいの自分で取り付けるしかない。)
リモコンも液晶パネル付きなのでAmbiでも操作できるでしょう。多分。やってみます。
Ambi スマホアプリとペアリング
ユーザー登録
まずはAmbi ClimateをPlayストアからダウンロードしてユーザー登録します。
アプリを起動すると以下のように簡単な説明画面になりました。
デバイスを追加
Ambi1かと思って箱を見てみるとAmbi Climate 2と書いてありましたので「2」のほうを選びました。
エアコンの位置情報
スマホのGPSを使ってエアコンとAmbiを使う場所(自宅とか会社)を登録しておくと、帰宅前にエアコンをオンにしてお部屋の空気を快適温度にしてくれます。
これは便利。特に夏の暑い日の帰宅時に部屋が冷えてれば便利そう。
外出時にもエアコンの消し忘れを自動で消してくれる機能もあり、その時にも場所を使います。
Wifi設定
続いてWifiの設定、まずはAmbiにWifi設定で接続します。
AndroidのWifi設定に行って「AmbiClimate DCE・・・」を選んで接続します↓。接続したら今度はWifiルーターに接続するように言われるので(下右画像)いつも使っている2.4GHz(5GHzは未対応)のWifiルーターを選んで「次へ」ボンタンをタップ。
これでAmbiがWifiに接続できました。
エアコンとペアリング
最後にエアコンとAmbiをペアリングします。東芝の古いエアコンだったのでメーカーのToshibaはあったものの機種はなかったので手動で操作を登録していきます。
ペアリングの指示にしたがってMODEはリモコンになかったのでMODE以外は冷房・暖房・DRY・スイング・風量を登録できました。反応がよくとてもスムーズに登録できたので、手動でもストレスなく登録できました。(あとでよく考えたらMODEは「運転切替」かもしれませんが、MODE登録しなくても特に問題なく使えているのでしばらくこのまま使ってみます。)
エアコンとのペアリングも完了したので設定をしていきましょう。
位置情報をもとに「おかえり」「おでかけ」アクションを設定
先ほどアプリとAmbiをペアリングした時に登録した位置情報を元にしたアクションを設定できます。
「おかえり」はエアコンのある地点から500M圏内に入ったら快適モードなどで温度調節しておいてくれる機能でお部屋に入ったらエアコンが快適温度にしておいてくれる機能。
「おでかけ」はエアコンの消し忘れの場合、自動でオフにしてくれるなどの機能です。
なお、ジオフェンス(エアコンのある圏内)はデフォルトで500Mになっていますが、お好みで範囲を変更することも可能。
Ambi Climateアプリを使う
トップ画面
トップ画面で「仕事場(部屋の名前)」を選ぶとエアコンの設定画面になります。「家」を選ぶとエアコンがある場所をマップで表示して位置情報でおでかけ・おかえり設定画面になります。
仕事場のメイン画面(上右画像)で現在の温湿度やAIが判断した「少し暑い」が表示されていて、オフモード(エアコンがオンになっていない)の「オフ」と表示されています。
この画面から設定などの操作をしていきます。
分析
こちらの分析は特に操作することはありません。過去にエアコンを使った稼働履歴や部屋や外の温湿度を表示してくれます。このデータをもとにAIが個人個人にあった最適な温度をsって意して部屋の温度を快適に保ってくれるようです。
エアコン設定
モードの「手動モード」の時にエアコン設定を表示できるようになります。
こちらは他の家電を操作するIot機器と同様にスマホアプリをリモコン代わりにする画面。
デバイス
デバイスでタイマーやデバイスの設定が可能。
タイマー
定期的にエアコンを使う場合はタイマーで登録することもできます。
デバイス設定
デバイス設定でアプリやAmbi本体の設定、再度エアコンのペアリングすることも可能。この設定でアプリの壁紙がみにくかったのでネコちゃんの画像に変更してみました。
モード
快適・温度・外出・手動・オフモードの5つのモードがあります。これから夏になるので仕事場でも古いエアコンを活躍させるために快適モードを使ってみます。
- 快適モード:エアコンをスマートにカスタマイズした快適さにコントロールします。
- 温度モード:選んだ目標温度を維持するために最適なエアコン設定を選びます。
- 外出モード:設定した基準範囲で環境を維持するため必要な時だけエアコンをオンにします。
- 手動モード:エアコンのリモコンを再現します。(エアコン設定の画面で操作する)
- オフ :エアコンをオフにします。
Google HomeとAmbiを連携してみる
続いてGoogle Homeと連携してみましょう。Google Homeのスマートスピーカーを持っていなくてもスマホがあればGoogle Homeアプリを使えます。
Google HomeとAmbiを連携
Google Homeアプリで 設定 > デバイスのセットアップ > Googleと連携させる でAmbiを選びます。
先ほどAmbiに登録したメルアドとパスワードでログインすると????
なんだか変な画面になっておかしい??なにも操作できないので戻る。
Google Homeからもう一度設定 > デバイスのセットアップ > Googleと連携させる > Ambi Climate Smart Homeを選ぶと以下のような画面になった!
これで登録完了だけど、Google Home内で「家」の中にAmbiを登録する設定をする。↓
Google Homeでは家 > オフィス内に登録された。Ambiだと家 > 仕事場になっているのでちょっとややこしい。
ちょっとどんな動作をしてくれるのか試してみました。
「仕事場を22度にして」や「仕事場のエアコンつけて」や「オフィスを22度にして」と言っても・・
『仕事場はそのモードに対応していません』と言われる・・・
試してみましたが、以下のようにしたら音声で対応してくれました。(スマートスピーカーを使わないでGoogle Homeアプリで試しました。)
「仕事場を冷房に設定して」
「仕事場を冷房消して」
これでうまく反応してくれた!
Amazon Alexaと連携してみる
今度はアレクサと連携してみます。こちらもアレクサ Echoなどのスマートスピーカーを持って無くてもスマホのアプリから音声で司令を出すことができます。
スキルを登録
アレクサのスキルにAmbiがあるので有効にしてみましょう。
アレクサアプリの左上のアイコンをタップして「スキル・ゲーム」を選択、検索で「Ambi」とすれば出てきますので「有効にして使用する」をタップする。
Google Homeと同じようにログイン画面が出て、ログインすると承認画面になりますので「許可する」をタップするとリンクされます。
端末を登録
続いて端末のAmbiを登録しましょう。
これで無事に登録完了です。
デバイスのサーモスタットとして登録されて、グループは仕事場になりました。
連携できたのでエアコンを寝た1時間後にオフにするなどの、定形アクションをアレクサでも作成できます。
アレクサからAmbiを操作
Alexaの場合は「アレクサ、仕事場を22度に設定して。」と言うように表示されてますので、言ってみると・・・『すみません、仕事場が応答していません。』、しばらく経つと『仕事場がオフモードにあります。』と言われる(泣)
いろいろと試してみると、
「アレクサ、仕事場を冷房に設定して」
「アレクサ、仕事場の冷房をオフ」
というようにエアコンをオンにしたりオフにすることは可能になった。「アレクサ、仕事場を22度に設定して。」はエアコンをオンにした後に司令を出すとちゃんと実行してくれる。
Ambi使い勝手 まとめ
Ambiをいろいろと試してみました。今までの家電を操作するIotガジェットとは違ってエアコンを操作すること、というよりもお部屋の温度を自動で快適に保ってくれることに特化していて温度に関してかゆいところに手が届く的な他には無いガジェットでしょう。
AIなので個人のエアコン使用履歴などの履歴データが必要で、それに基づいて各個人の最適設定をAIが設定してくれるのが便利ですね。
用途
以下の4項目のうち悩んでいる項目がありましたら役に立つガジェットになるでしょう。
- 留守中のペットの温度調節
- 老人の室内熱中症対策
- 帰宅前の部屋の温度調節
- 外出時のエアコン自動オフ
今後対応してほしいところ
扇風機も自動で調整しれくれて、温度に加えて風の流れも自動調節してくれたらなおスゴかった。
それと1部屋にAmbiが1台必要なのがちょっと不経済ですが、これはほとんどのエアコンが赤外線リモコンなので仕方がないですね。将来もしWifiでエアコンを操作するのが当たり前になってきたらAmbiのような機能がエアコンについてきて家全体がいつでも快適な空気になるのが普通になりそうですね。
これから暑い夏になりますのでエアコンを使う機会が増えてAmbi活躍しそうです。
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