超小型フィンガータイプのコンピューターM5Stickがあればできることや、現在(2021/1)発売されている拡張パーツや公開されている使えるプログラムのほぼ全部を集めてみました。
M5Stack・ESP32やラズパイ・Jetsonなど、買ったはいいものの・・・使い道がわからなくて放置していませんか?自分はいつも買って数時間いじって放置しちゃうタイプです・・・
なので、今回はM5Stickをもう一度引き出しから引っ張りだして使えるようにするために、できることを調査してみました。
- M5Stack(エムファイブスタック)のM5Stick(エムファイブスティク)とは?
- M5StickC オレンジのフィンガーコンピューター
- M5StickC PLUS 濃いオレンジのフィンガーコンピューター
- M5StickC・M5StickC PLUSのHAT(拡張パーツ)
- HATはM5StickCの頭にかぶせる
- M5Stack GROVEポート のセンサーは後ほど紹介します
- M5StickC PuppyC
- M5StickC JoyC
- M5StickC Proto Plus Hat
- M5StickC サーマルカメラ Hat
- M5StickC RoverC Pro
- M5StickC 非接触温度センサ Hat
- M5StickC PowerC
- M5StickC 8ウェイサーボ Hat
- M5SticKC 18650バッテリー ケース
- M5StickC 指紋 Hat
- M5StickC NeoFlashモジュール Hat
- M5StickC RS485 Hat
- M5StickC DAC Hat
- M5StickC ADCモジュール
- M5StickC SERVO Hat
- M5StickC 3W Dクラススピーカー Hat
- M5StickC ToF HAT
- M5StickC ジョイスティックHAT
- M5StickC PIR Hat
- M5StickC Proto Hat
- M5StickC ENV Hat
- M5StickV 物体分類・顔認識できる超小型AIカメラ
- M5Stick まとめ
M5Stack(エムファイブスタック)のM5Stick(エムファイブスティク)とは?
M5Stack(エムファイブスタック)は深センの会社
M5Stackの製品は主にWifi・Bluetoothが使えるESP32マイコンボードを搭載してディスプレイと温湿度・加速度などのセンサーをまとめて小さなプラスチックケースに入れたガジェットを販売しているベンチャー企業。
電子工作の入門として、ブレッドボードやハンダ付けが必要ないように設計された小さなケース付きマイコンボードで最初からある程度は使えるようになっているので、電子工作が初めての方でもかなり遊べます。
そして、M5Stack本体は数千円、パーツは高くて1万円ほどの価格なので、誰でも気がるに電子工作を初められることができます。
M5Stick(エムファイブスティク)とは?
M5Stack CoreやM5Stack Fireといった縦54mm x 横54mmのM5Stackの代表的な製品よりも、さらに小型化してフィンガーサイズのケースにマイコンボード・ディスプレイやセンサーを搭載した製品。↓

筐体が小さくマイコンボードを搭載しているので、プログラミングで使い方を変更できて、拡張ポートに他のセンサー等を接続して、自分のオリジナルなガジェットを作り出すことも可能。
まだまだ発展途上ですが、ハンダつけとブレッドボードで仮組みが必須だった電子工作をM5Stackはハンダ付けなしで仮組みなしでケース付きなので、初心者でも電子工作をいきなり完成品に近いものに仕上げることができるところが特徴。
M5Stickの機種
フィンガータイプのマイコンボードM5Stickは2021/1現在どのくらいの機種がでているかみていきましょう。
4機種ほど販売されていて、M5Stick Grayもありましたが多分販売終了で、今は3機種販売されています。
- M5StickC:ESP32ベースの超小型コンピューター
- M5StickC Plus:ESP32ベースの超小型コンピューター・バージョンアップ版
- M5Stick Gray:技適なし・販売終了?
- M5StickV:顔・物体認識するAIカメラ(MicroSD付き・無線通信なし)
自分はM5Stick Gray↓左を持っていますが、パソコンに接続してもCOMポートにマウントせず初期不良の状態でした・・・なので一回も使えてません。
M5Stick Grayは技適マークも無いので放置、気が向いたら殻割りしてみます。
M5Stick Grayについては、現在は買えない状態のようで、技適マークが無いので日本では使えません。
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M5StickV | M5StickC PLUS |
M5Stickシリーズどれかを買う場合は、今ならM5StickC PlusかAIカメラで顔認識などしたい方はM5StickVの2択でしょう。

ただ、M5StickCは発売から1年以上経っているので、オプションパーツも豊富で時計・キーボード・指紋認証などのセット売りもされています。
さらに、M5StickC用に公開されているプログラムも多数ありますので、誰かが作ってくれたプログラムに自分が実現したい機能があった場合にはそのままインストールして使える点で、簡単便利に使えますね。

プログラム・電子工作に自信がある方はM5StickC PLUSやM5StickVを買ったほうが、少し性能が良いのでお得だと思います。
では、M5Stickの3機種の特徴やパーツ・すでにあるプログラムをみていきましょう。
M5StickC オレンジのフィンガーコンピューター
M5Stickで2番目に発売されたM5StickCは、M5StickC PLUSが出た今でも人気があります。
というのも、HATと呼ばれる機能拡張パーツやM5StickC専用でピッタリはまる指紋認証・キーボード・サーボモーターなどが販売されているからです。

さらにM5StickC用のプログラムもかなりの数ありますので、M5Stackが初めての方はサンプルプログラムをインストールして遊ぶのも楽しいです。
M5StickC スペックとセット売りバージョン
ディスプレイ | 0.96インチ 80×160 TFT |
---|---|
マイコン | ESP32(Bluetooth,Wi-Fi) |
メモリ | 4MB Flash + 520KB RAM |
機能・センサー | 赤色LED・IRトランスミッタ・マイクロフォン・6軸IMU・RTC |
ボタン | ボタン、1リセット |
ポート | Grove x 1(4Pin)・GPIO x 1(8Pin) |
バッテリー | 80mAh Lipo |
電源 | USB Type-C |
カラー | オレンジ |
サイズ | 48 x 24 x 14mm |
重量 | 16g |
その他 | 技適マークあり |
ESP32搭載の小型M5Stack 0.96インチディスプレイ+GPIOとGroveポートで拡張可能
M5StickCクイックスタート 日本語
ESP32-PICO-D4 PDFEspressif社 データシート英語
ディスプレイ ST7735S データシート英語
RTC BM8563 データシート中国語
6軸IMU SH200Q データシート英語
電源管理 AXP192 データシート中国語
マイク SPM1423 PDF
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M5StickC 時計 | M5StickCキーボード |
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M5StickC パワーバンク | M5StickC ホイールバランス |
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M5StickC 指紋認証 | M5StickC 8軸サーボコントローラー |
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M5StickC 18650バッテリーベース | M5StickC BugC |
M5StickCでできること
M5StickCでできることを調査してみました。
買ったはいいけど、M5StickCを持て余している方はチェックしてみてくださいね。なにか面白い使い方があるはずです。
M5StickC スロット
M5StickCをスロットマシンにする。
作るものがなかったら↓こんな遊びもできちゃいます。
M5StickC サンプルスケッチ集(日本語)
小さなスクリプト集。
M5StickCで赤外線リモコン(日本語)
M5StickCは赤外線LEDで送信のみ、操作はパソコンやスマホからM5StickCに命令する。
M5StickC専用 遠隔リモコン
M5StickC の IR トランスミッターを利用したリモコンアプリ
esp-idf-irSend
赤外線リモコン送信
esp-idf-irAEHA(日本語)
リモコンコード解析
M5StickCで家庭用スマートメーターをハック(日本語)MicroPytho
電気メーターをスマートメーターに変更(使用している電力会社に申請・交換無料)とWi-SUN通信モジュールBP35A1が必要
M5StickCスクロールディスプレイ
アルファベット文字がタイピングしているように追加表示される。縦表示・横表示も可能。
M5StickC+環境センサで温度、湿度、気圧測定(日本語)
ENV(環境)センサをつないで、温度、湿度、気圧を測定するサンプルプログラム。
別途ENV HATが必要
m5stickc_envhat_ambient
ENVから温度・湿度・気圧を取得してAmbientに送信
別途ENV HATが必要
ENV Hatをそのまま接続するとM5StickCの熱で正確な温湿度を計測できないので、間に↓オリジナルなPin Header HATを挟んでいる。
M5StickCのディスプレイサンプルコード
M5StickC Co2ハット(日本語)
MH-Z19B Co2センサーを使って、環境のCO2濃度を測定するプログラム
MH-Z19BとM5StickC用「Co2 HAT」キットが別途必要
M5StickC AxisOrange
M5StickCの6軸センサーで状態をPCに送信
M5StickCがマウスになっちゃう
M5StickC内蔵6軸ジャイロを使ってパソコンのマウスを動かす。
3Dプリンターが必要(↓以下3Dデータ)

M5StickC ESP32 オシロスコープ
M5StickCがオシロスコープに。
M5StickC
ニキシー管風時計
M5StickC Watch
時計・バッテリー残量表示・画像リーダー
M5StickC-PNGWatch(日本語)
PNGファイルから作成したデータを背景にして利用できるアナログ時計です。
tml’s Digital Hourglass for the M5StickC
加速度センサーを利用した砂時計
Simple Clock for M5StickC
NTPサーバーから時刻を取得するシンプル時計
FXNode_Weather For M5StickC
天気予報とニキシー管時計
BF-018
標準電波(JJY)シミュレータ、電波時計の電波をM5StickCが代わりに電波送信して時刻合わせ。
M5StickC Binary Clock
シンプルなバイナリ時計(時刻の数値を2進法で表示する時計)
CheeringWatch_M5StickV-C
加速度センサーで行動を推定し、あなたを応援する時計
WatchInvader_M5StickC
M5StickCでインベーダーゲーム
M5StickC_Gamepad
M5StickCをBLE(Bluetooth Low Energy)接続でゲームパッドにする。
別途Joystickが必要
M5StickC でつくる自家製額温度計
非接触センサーNCIRを用いた体表面の温度を計測
NCIRが別途必要
3D Print Bed Leveler
M5StickCを3Dプリンターのプラットフォームを水平にするツールに変える。
M5StickC_Base
M5StickCに内蔵センサー・機能のサンプルコード集
m5stickc-audiospectrum
マイクから拾った音をイコライザー表示
M5StickC_SpO2
M5StickCで心拍数を計測。別途心拍センサユニットが必要
M5StickC用 電子名刺
M5StickC用の電子名刺. アイコンやQRコードの表示が可能.
E512W3D
M5StickCで3Dオブジェクトを表示できるライブラリ
Control your cheap RC car with ESP32 + M5StickC
ESP32とM5StickCでRCカー(おそらくサーボモーターを使った)を操作。
M5StickC_PulseOximeter
M5StickCでパルスオキシメーターを作る
別途心拍センサユニットが必要。こちらに説明があります。
M5StickC_PH_sensor
PHを測定してM5StackCに表示する。
別途PHセンサーが必要
M5StickC Vibrator Hat
M5StickCにバイブレーター機能搭載
別途Vibrator Hat(1400円)が必要。
M5StickCで作りたいものがない?
自分が気になったものをいくつか調査しましたが、もしM5StickCで作りたいものが見つからない場合はGitHubにはまだまだたくさんの使えるソースコードが置いてありますので探してみてくださいね。↓

M5StickC PLUS 濃いオレンジのフィンガーコンピューター
こちらはM5StickCとほぼ一緒ですが、ディスプレイが大きくなったのでM5StickCのプログラムをそのまま使うとエラーになる可能性があります。
M5StickC PLUS用の使えそうなプログラムもまだ少ないので、オリジナルなプログラム作成に自信のある方が使うとよさそう。

M5StickCからの変更点はディスプレイが1.14インチになったことと、ブザーが追加されたこと。
M5StickC Plusはまだ情報も少ないのですが、わかっていることのみチェックしていきましょう。
M5StickC PLUS スペック
ディスプレイ | 1.14インチ 135×240 TFT |
---|---|
マイコン | ESP32(Bluetooth4.0,Wi-Fi) |
メモリ | 4MB Flash + 520KB RAM |
機能・センサー | 赤色LED・IRトランスミッタ・マイクロフォン・6軸IMU・RTC・PMIC・ブザー |
ボタン | ボタン、1リセット |
ポート | Grove x 1(4Pin)・GPIO x 1(8Pin) |
バッテリー | 120mAh Lipo |
電源 | USB Type-C |
カラー | 濃いオレンジ |
サイズ | 48 x 24 x 14mm |
重量 | 16g |
その他 | 技適マークあり |
M5StickCのバージョンアップ版(ブザー追加・ディスプレイ1.14インチに)
M5StickC PLUS用ライブラリ
M5StickV Arduino Library
M5StickC PLUS用ライブラリ Arduino IDEインストール方法
ワード マニュアル 英語
回路図 PDF
ディスプレイ・6軸IMU↓、ブザー追加の他はノーマルM5StickCと同じ機能
ディスプレイ ST7789V データシート英語
6軸IMU MPU-6886 データシート英語
M5StickC Plus バージョンアップで面白いプログラムあるかな?
M5StickC Plusは前バージョンのM5StickCのプログラムを流用できるかもしれませんが、ディスプレイが変わったのでそのあたりが不具合になりそう。
M5StickC-Plus-Ringtone-Jukebox
内部ブザーでRTTTLの曲再生。
esp-idf-m5stickC-Plus
M5StickC Plus用ディスプレイサンプルコード
M5StickC-Plus Clock Synchronizer
Wi-FiでNTPサーバーに接続して時刻合わせ
M5StickC-Plus-Corona-Tracker
シンプルなコロナ警告アプリカウンター

M5StickC-Plus-Nixie-clock
M5StickC Plus用ニキシー管時計
m5_stickc_plus_arib_std_b28
カラーバーを表示するだけのシンプルなスクリプト
以上、M5StickC Plusの公開されているプログラムは少なめですね。これからもっと増えるとディスプレイが大きい分、面白くなりそう。
M5StickC・M5StickC PLUSのHAT(拡張パーツ)
M5StickCには8ピンのGPIOポートがありまして、その拡張パーツはHAT(ハット)と呼ばれています。
HATはM5StickCの頭にかぶせる
M5StickC専用のHATはピンが8本で挿すだけでセット完了する簡単な構造の拡張パーツです。↓
他のM5Stickシリーズには8PinのHATは装着できません。↓(左側のM5StickCのみHAT装着可能)
M5StickCの裏面にはどのピンがどこにつながっているのか分かるピン配列シールが貼ってあるので、HAT以外の好きなセンサーも繋げられて便利。
M5StickCのHATのメスの部分がちょっと浮いていて出来が悪いので↓HATを指してもしっかりとくっつかない。(自分のM5StickCだけ?かもしれません。)
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ケースがあって便利なのですが、プラスチックが安っぽくオモチャといった感じの完成度なので、遊び用には良いのですが、日常使いとなると完成度低いかなぁと思う。
けど、安いので仕方ないですね。
それと↑上画像のENV(温湿度・大気圧・磁力)センサーのHATはM5StickCに装着すると、M5StickCの熱で温度や湿度が正確でないので注意が必要です。
M5Stack GROVEポート のセンサーは後ほど紹介します
M5Stickには8ピンのHAT以外にも↓底(お尻)に4ピンのGROVEポートがありまして、こちらに接続して拡張することも可能。
M5Stack®ENVユニットキット、8センサーDHT12湿気POT PIR HUBライトRGB IR ENV IoT開発ボードスイッチGROVEポートI2C
GROVEポート(底の4Pinのポート)に接続するセンサーはM5StackでもM5Stickでも使えますので後ほど紹介します。
M5Stack社が発売しているHATは調べただけで22種類ありました。どんなHATがあるのかココで紹介しておきますね。
M5StickC RoverC Pro

通信 | I2C |
---|---|
機能・センサー | 拡張用の追加Groveポート ×2・16340バッテリー |
M5StickC用HATモジュール 全方向移動ロボットベース
M5StickC 指紋 Hat
M5StickC用HATモジュール 指紋リーダー
M5StickC RS485 Hat
M5StickC用HATモジュール DC-DC降圧回路
M5StickC DAC Hat
M5StickC用HATモジュール デジタル-アナログ変換回路
数百円で買えるものから数千円まで、かなりチープな商品なので手に取りやすいですね。
これらのセンサーなどのHATを使ってM5StickCを使って電子工作のアイデアを実現していきましょう。
M5StickV 物体分類・顔認識できる超小型AIカメラ
こちらはAIOT(AI+IOT)カメラに特化したM5Stickで、フィンガーサイズで小さいのに顔認識や物体検出ができるすごいヤツ。
とりあえずは、英語ですが↓クイックスタートでマニュアル通りに操作してみて、それから自分のプログラムや他の方が作ったプログラムをインストールして遊ぶと面白いですね。

自分もまだM5StickVは遊べてないので、これからクイックスタートをやってみてレポートしますね。
M5StickV スペック
ディスプレイ | 1.14インチ 135×240 TFT |
---|---|
マイコン | RISC-V RV64IMAFDC(RV64GC)400Mhz |
メモリ | 16MB Flash・8MiB 64Bit SRAM |
機能・センサー | OV7740カメラ・マイク・6軸センサ・AES暗号化・RTC・PWM |
ボタン | ボタン x 2、Power x 1 |
ポート | Grove x 1(4Pin) |
バッテリー | 200mAh Lipo |
電源 | USB Type-C |
カラー | 水色 |
サイズ | 48 x 24 x 22mm |
重量 | 実測23g |
その他 | MicroSDスロット・ビス穴 |
OV7740 AIカメラと1.14インチディスプレイで物体分類・顔認識
M5StickV Docs日本語
M5StickV クイックスタート
M5StickV Arduino Library
6軸センサとディスプレイはM5StickC Plusと同じ。
ディスプレイ ST7789V データシート英語
6軸IMU MPU-6886 データシート英語
無線通信無いので技適マーク不必要
M5StickVでできること
M5StickVはM5StickCと違ってAIカメラがついているので、主に顔認識や物体を区別することを得意としています。

GitHubにすでにあるM5StickVのプログラムを書き換えて、遊んでそのまま使うのも十分に楽しいですヨ。
M5StickVComputer
M5StickVのPython製オペレーティングシステム追加
Brownie
オフラインオブジェクト検出アプリ、かわいい声でオブジェクトの名前を教えてくれる。
m5stickv-qrcode-test
QRコードを読み取って文字(URL)にする。
M5StickV sample code(中国語)
M5StickVを使ったサンプルコード集
/ m5stickv(日本語)
M5StickVを使ったサンプル集
M5StickV_Print
M5StickVとAdafruit Thermal PrinterとM5Stack Grayでインスタントカメラプリンターを作る
別途サーマルプリンターとM5Stack Grayが必要。
M5StickV_axp192(日本語)
M5StickVの電源IC(axp192)管理下の電圧,電流値等を表示
m5stickv-camera-webserver
M5StickVを画像専用Webサーバーにする。
M5StickV-Card-Detector
M5StickVがトランプのカードを検出する。
M5Stick-V FaceRegconition by Chiang Mai Maker Club
顔認識で性別を区別する。
https://raw.githubusercontent.com/cmmakerclub/M5StickV-FaceRegconition/master/m5stick_face.PNG
Joker-Masks-M5StickV
顔認識でスベテの顔をジョーカーに変更
こういうのもなんか作ってたw #M5StickV #everyoneGuyFawkes pic.twitter.com/rbFoxg41Y8
— 廣尾 (@phillowcompiler) July 28, 2019
M5StickV-FaceMaskDetectionSystem
マスクをしているか認識、していればブルー・していなければレッドのLEDが光る。
M5StickV,M5StckCで作る簡易監視装置(日本語)
簡易監視装置。別途M5StickCが必要。
IOT-Based-Running-Recording-System(中国語)
勤怠管理システムかな?
別途M5Stack・RFIDセンサーが必要
Prop Gun Sight Using Live Face Tracking A.I.
顔認識で標的を表示する。
M5StickVで作りたいものありました?
こちらは発売されたばかりでもないけど、面白そうなプロジェクトの数が少ないのは、最初から完成度の高い物体認識のプログラムが搭載されているからでしょうか?
いまのところM5StickCほど数が多くないのですが、これから増えるでしょう。↓気になる方はこちらをたまに見るといいかもしれません。

M5Stick まとめ
M5Stickは2千円台からと、かなり安く電子工作が初められます。
センサーなどのパーツを追加するとM5Stick単体よりもっとできることが広がります。
M5Stick買ったはいいけど、どうも良いアイデアが出ない、や、うまくプログラミングできない方は、公開されているプログラムを使って遊ぶだけで勉強になるし面白いのでぜひ挑戦してみてくださいね。
現在買えるM5Stickは3機種
どれも使いみちが違っていて個性のある3種類です。
- M5StickC:ESP32ベースの超小型コンピューター
- M5StickC Plus:ESP32ベースの超小型コンピューター・バージョンアップ版
- M5StickV:顔・物体認識するAIカメラ(MicroSD付き・無線通信なし)
色がそれぞれ違っていて、カワイイカラーリングになっていますね。
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M5StickV | M5StickC PLUS | M5StickC |
ただ、IOT機器として日常使いしたい場合は正直に言うとかなり安っぽい筐体なので、もう少し進化してスマホのようにメタルなアルミ削り出しとかの筐体が出てくれば製品として完成度が高くなりそうです。
そうするとやはり価格が高くなりそうなので、実現はしないかもしれませんね。
M5StickC・M5StickC PLUS・M5StickV スペック比較
M5StickVはカメラ用、M5StickCはセンサーを使って遊ぶ用と、両方ともあるとアレヤコレヤ考えるので楽しいですね。

ここでスペックを比較してアイデアを出してみてくださいね。
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---|---|---|---|
商品名 | M5StickC | M5StickC PLUS | M5StickV |
特徴 | ESP32搭載の小型M5Stack 0.96インチディスプレイ+GPIOとGroveポートで拡張可能 | M5StickCのバージョンアップ版(ブザー追加・ディスプレイ1.14インチに) | OV7740 AIカメラと1.14インチディスプレイで物体分類・顔認識 |
ブランド | M5Stack | M5Stack | M5Stack |
価格 | 約2,000円前後 | 約2,300円前後 | |
ディスプレイ | 0.96インチ 80×160 TFT | 1.14インチ 135×240 TFT | 1.14インチ 135×240 TFT |
マイコン | ESP32(Bluetooth,Wi-Fi) | ESP32(Bluetooth4.0,Wi-Fi) | RISC-V RV64IMAFDC(RV64GC)400Mhz |
メモリ | 4MB Flash + 520KB RAM | 4MB Flash + 520KB RAM | 16MB Flash・8MiB 64Bit SRAM |
機能 センサー |
赤色LED・IRトランスミッタ・マイクロフォン・6軸IMU・RTC | 赤色LED・IRトランスミッタ・マイクロフォン・6軸IMU・RTC・PMIC・ブザー | OV7740カメラ・マイク・6軸センサ・AES暗号化・RTC・PWM |
ボタン | ボタン、1リセット | ボタン、1リセット | ボタン x 2、Power x 1 |
ポート | Grove x 1(4Pin)・GPIO x 1(8Pin) | Grove x 1(4Pin)・GPIO x 1(8Pin) | Grove x 1(4Pin) |
バッテリー | 80mAh Lipo | 120mAh Lipo | 200mAh Lipo |
電源 | USB Type-C | USB Type-C | USB Type-C |
カラー | オレンジ | 濃いオレンジ | 水色 |
サイズ | 48 x 24 x 14mm | 48 x 24 x 14mm | 48 x 24 x 22mm |
重量 | 16g | 16g | 実測23g |
その他 | 技適マークあり | 技適マークあり | MicroSDスロット・ビス穴 |
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M5StickC用 専用HAT 比較
最後に大量にあるM5StickC用のHATも比較してみてください。

これだけあると面白いアイデアがひらめくこともありそう。
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---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
商品名 | M5StickC ENV Hat | M5StickC Proto Hat | M5StickC PIR Hat | M5StickC ジョイスティックHAT | M5StickC ToF HAT | M5StickC 3W Dクラススピーカー Hat | M5StickC SERVO Hat | M5StickC ADCモジュール | M5StickC DAC Hat | M5StickC RS485 Hat | M5StickC NeoFlashモジュール Hat | M5StickC 指紋 Hat | M5SticKC 18650バッテリー ケース | M5StickC 8ウェイサーボ Hat | M5StickC PowerC | M5StickC 非接触温度センサ Hat | M5StickC RoverC Pro | M5StickC サーマルカメラ Hat | M5StickC Proto Plus Hat | M5StickC JoyC | M5StickC PuppyC |
特徴 | M5StickC用HATモジュール 温度・湿度・大気圧・磁界センサー | M5StickC用HATモジュール 汎用プロトタイピングボードで | M5StickC用HATモジュール 人感センサー | M5StickC用HATモジュール ワイヤレスジョイスティックデバイス | M5StickC用HATモジュール レーザー距離センサー | M5StickC用HATモジュール 3W Dクラススピーカー | M5StickC用HATモジュール サーボモーター搭載 | M5StickC用HATモジュール アナログ-デジタル変換回路 | M5StickC用HATモジュール デジタル-アナログ変換回路 | M5StickC用HATモジュール DC-DC降圧回路 | M5StickC用HATモジュール RGB LEDマトリックス | M5StickC用HATモジュール 指紋リーダー | M5StickC用HATモジュール 18650バッテリー ケース | M5StickC用HATモジュール M5StickC 8ウェイサーボ Hat | M5StickC用HATモ 充電モジュール | M5StickC用HATモジュール 人体や物体の表面温度を測定 | M5StickC用HATモジュール 全方向移動ロボットベース | M5StickC用HATモジュール 表面温度32 x 24ピクセルで測定 | M5StickC用HATモジュール ユニバーサル基盤 | M5StickC用HATモジュール ジョイステック | M5StickC用HATモジュール 四脚ロボットベース |
ブランド | M5Stack | M5Stack | M5Stack | M5Stack | M5Stack | M5Stack | M5Stack | M5Stack | M5Stack | M5Stack | M5Stack | M5Stack | M5Stack | M5Stack | M5Stack | M5Stack | M5Stack | M5Stack | M5Stack | M5Stack | |
価格 | 約900円前後 | 約700円前後 | 約600円前後 | 約700円前後 | 約1,300円前後 | 約600円前後 | 約1,600円前後 | 約800円前後 | 約700円前後 | 約800円前後 | 約2,700円前後 | 約3,300円前後 | 約1,400円前後 | 約900円前後 | 約1,200円前後 | 約2,750円前後 | 約7,500円前後 | 約12,300円前後 | 約300円前後 | 約2,100円前後 | 約2,100円前後 |
通信 | I2C | I2C | I2C | I2C | I2C | I2C | I2C | I2C | I2C | – | I2C | UART | – | I2C | – | I2C | I2C | I2C | – | I2C | I2C |
機能 センサー |
温度-20〜60℃・湿度20〜95%RH・気圧300〜1100 hPa・磁界±1300 μT(x、y軸)、±2500 μT(z軸) | ホールピッチ:2.54mm・ホール数:40穴・ホールサイズ:1mm | 赤外線検出範囲150cm・2秒間 | スティック全方向移動/中心ボタン押下 | 最大2 mまでの絶対距離を高精度に測定 | PAM8303アンプ | トルク:0.25Kgf.cm・回転速度:0.09秒/ 60° | 入力:0 〜12 V | 出力:0-3.3V | 入力電圧:5〜12 V | 126個のRGB LED | FPC1020SC 指紋センサー 19200bps | 18650バッテリー ケース | 8個のサーボ制御・16340バッテリーベース | リチウム電池保護ICのip3005、電源管理ICのip5209を内蔵した充電モジュール | 測定対象物の温度範囲:-70°C〜382.2 ℃ | 拡張用の追加Groveポート ×2・16340バッテリー | 表面温度32 x 24ピクセルで測定・視野角:110° x 35° | 穴径:1mm・穴ピッチ:2.54mm・穴数:168個 | 全方向移動回転と押し込みをサポート・12個のRGB LED・16340バッテリー | STM32F030F4マイクロコントローラー・SG90サーボ、バッテリーホルダー、電源スイッチ |
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ほかにも、もっと面白い使いM5Stick用のプログラムありましたら、教えていただけると喜びます♪
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