新型のUSBチェッカー(テスター)のお話で、今度はアプリやWindowsのソフトで電圧・電流をグラフ表示したり数値でも表示できるすごいテスターをレビューしてみます。
最近は引っ越して部屋が広く(部屋数少ないけど)なって窓も大きくなったので前のマンションから膝下まで丸見え・・・なので下のほうの窓をソーラー発電に使うか考え中、その前置きとしてUSBソーラーの発電量をUSBチェッカーで調べてみます。
今回はウチにあるUSBソーラー2台を使用して発電量のグラフを表示してみます。
Bluetoothでパソコンやスマホにワット数やアンペア・ボルトのデータを送れるので、USBソーラー発電を1日に何mW発電できるかログを取ってみたい。ということでログをPCやスマホに送れるUSBチェッカーをレビューしてみます。
いくつかのUSBテスターをレビューしました。比較↓はこちらをご覧ください。
USBテスター UM25C 機能
USBチェッカーなのでボルト・アンペア・ワットが表示されて、加えて最近のUSBチェッカーはグラフも表示できます。
他の最新USBチェッカーと同様にUSB Type-Cの5Aまで計測でき、Qualcomm(クアルコム)の充電規格QC2.0(クイックチャージ)・QC3.0にも対応していて、その他APPLE 2.4A/2.1A/ 1A/0.5A, Android DCP, SAMSUNGに対応してます。
表示も右・左下のボタンで5個の表示に変えられます。6個目の画面はディスプレイの明るさや色などを変更する設定画面です。
このあたりは中華系のUSBチェッカーをお持ちの方にはすでにおなじみですね。
今回のUM25Cはそれに加えてBluetoothもついていて、Bluetoothオン・オフもできるようになっていました。
USB接続
USB接続口は5個、以下のようになっています。
- USB Type-A:オス
- USB Type-C:IN
- MicroUSB :IN
- USB Type-C:OUT
- USB Type-A:メス
その他に右上がBluetoothのオン・オフスイッチになります。
ボタン
ボタンは縦に回転させた時と横にした時のボタン操作が変わります。
- 左上:ディスプレイ点灯・消灯
- 右上:回転設定(左上・右上・右下 長押しで回転)
- 左下:前へ
- 右下:次へ
ボタンが4つもあるので操作しやすい。
前回レビューしたUSBチェッカーはボタンが1つしかないのでちょっと面倒でした。
開封
現物をみてみましょう。ブリキのケースに入ってまして。中身は本体のみ。
この設定画面↓でディスプレイ消灯までの時間や表示色などを設定可能。
似たようなUSBチェッカーYZXstudio ZY1276(↓右側)と比べてみるとディスプレイが少し小さめだけどボタンが4つで操作しやすい。機能としてはBluetooth接続できる以外はほぼ同じ。
USBソーラー(2個)に接続してみる
USBソーラー2個をつなげてバッテリーを充電してラズパイ(Raspberry pi )を動かそうと思いましたが、USBソーラー2つでMaxでも1Aくらいしか充電できないのでちょっと電力が足りませんでした。
接続したUSBソーラーは以下2つ。
本格的な130W発電するソーラーパネルを導入してラズパイや環境センサーを動かすことにしました。その様子は後ほどご報告します。
USBソーラーの充電量は20000mAhのモバイルバッテリーを晴れた日で頑張って2つで4000mAhほどしか充電できないのでちょっとUSBソーラーはあまり実用的ではないかもしれません。でもスマホを充電するにはいいのかなぁ??
実際に発電量を数値として見てみたかったのですが、結果として途中でBluetoothが効かなくなってしまったので取得できませんでした・・・
WindowsパソコンでUM25Cのデータを表示させる
このUSBチェッカーの最大の特徴であるパソコンやAndroidスマホに接続して計測データを表示したりExcelファイルにして保存できたりする機能を試してみましょう。
Windows用のソフトウェアをダウンロードする
こちらにAndroidスマホ用のapkファイルもありますが、Playストアからダウンロードしたほうが安全なので必要ないでしょう。取説のPDFファイルとWindowsソフトのみダウンロードしましょう。
ダウンロードファイルはZipファイルなので解凍してインストールしましょう。
WindowsパソコンでUM25CにBluetooth接続してリアルタイムでUSBに流れる電力を表示してみます。
Bluetooth接続
すべての設定 > Bluetoothとその他のデバイス > Bluetoothまたはその他のデバイスを追加する
を押すと以下のようにUM25Cが表示されるのでクリックします。
PINを入力して接続。
「0000」ではなく「1234」で接続できた!
使用ポートを確認
専用ソフトでCOMポートの番号を選ぶ項目があるので、UM25Cがどのポートを使っているか確認してみましょう。
スタートアイコンを右クリックして「デバイスマネージャー」を開きます。
ポート(COMとLPT)の左の▷をクリックして中をみると、↓この画面ではCOM3・COM4を使用しているようです。
UM25Cソフト起動
ダウンロードしたUM25C PC Software Vxx.zipを解凍して、中のsetup.exeをダブルクリックで起動するとインストーラが起動するので適当にNextを押していってインストールします。
起動すると以下のような画面になります。左上でポートを選んで「Connect」ボタンを押すと接続。COM3がUM25Cのようです。
しばらく(1分ほど)経つと表示された!
UM25Cと接続完了するまでちょっと反応が遅い【多分BLE(Bluetooth Low Energy)接続だから】けどオシロスコープのような画面で面白い。
簡略化された画像をエクスポート
画像をエクスポートすることもできます。右上のグラフ画面を右クリックして「簡略化された画像をエクスポート」を押す。
ビットマップ画像で保存できます。
以下の画像がBMPファイルをJpeg変換した画像。
データをExcelにエクスポート
CSVファイルにも保存できてかなり使えるUSBチェッカーです。
ソフトウェアを介すといちいち手動でデーターを取得して送らないといけないので、生データを自動的にラズパイなどに送ってグラフ化する方法を考えてみます。
Androidスマホで表示させる
Bluetooth接続
まずはUSBチェッカーUM25CのBluetoothスイッチをオンにしておいて、スマホ側のBluetooth設定からUM25Cを探します。
設定 > Bluetoothで「新しいデバイスとペア設定する」を選択してUM25Cが出てきたらタップします。右下の画面のPINは「1234」で接続できました。
アプリをインストール
Playストアで「um25」と検索すると2番目に「UM Meter」が出てきました。インストール・起動すると5秒広告が表示されます。↓右画面
Bluetooth選択
アプリでもBluetoothを選択する必要がありました。複数のUSBチェッカーを同時には表示できないようですね。「UM25C」を選びます。
日本語表示
右上のほうの右から3つ目のアイコンで言語も変えることができました。日本語もあります。
USBソーラーの発電量がリアルタイムでスマホで分かって便利です。
この後、本格的に使おうと思ってましたが・・・・以下のとおり(泣)
Bluetooth部分が壊れた?
5日ほどソーラー充電で挿しっぱなしにしておいたらいつのまにかBluetoothが壊れた?ようでまったくBluetooth通信しなくなってしまった・・・まぁ、普通のUSBチェッカーとしては機能してますが、使いたかった機能が使えなくなってしまった。
最近はこういう↓部屋の環境をセンシングするのにハマってまして、これにソーラー充電したワット数をグラフにしようかと思っていましたが、Bluetooth部分が壊れてしまったのでできない(泣)
やはり発電量をセンシングするのにLinuxなどに接続できるUSBテスターが必要なのでこれから他のBluetoothや有線で通信できるUSBチェッカーをいくつか試してみます。
最終的に温度や肥料濃度が下がったらポンプで濃度を上げるとか、半自動(めんどくさがり屋のズボラ人間なので)で水耕栽培したいなぁと思ってます。
※この商品はサンプル提供していただいてレビューしています。
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