福岡の田舎の狭い2LDKの賃貸マンションに住んでいて、監視カメラや電源・照明などを【お遊びで】Iot化していましたが、よく使う玄関ドアをIot化してなかったのでセサミ スマートロックを導入してみました。
導入のきっかけとしては、鍵を持たずに運動しに裏山に、その後家族が出かけてしまい玄関前で30分ほど外で待たされた経験があるので、今後鍵を持ち歩くことの無い生活がしたくて買ってみました。
今までのXiaomiホームゲートウェイなどのIot機器は以下で紹介しています。

ほかにも煙探知器とかもありまして、肝心の玄関ドアの開け閉めがIot化できていないのでセサミ スマートロックの導入です。↓(こちら旧型)
セサミ スマートロック本体 パールホワイト + Wi-Fiアクセスポイント 工具不要取付 外出先からスマートフォンでドアを施錠解錠
新型はよりコンパクトになっています。前のページでレビューしてあります。
本当はXiaomiで1つのアプリで操作したかったのですが、Xiaomiにはドアをまるごと交換するタイプの指紋認証のしか無かったので評判のよさそうなセサミ スマートロックにしてみました。
こちら↓のQrioも検討対象でしたが、動作が遅くサポートも悪いということでやめておきました。(もしセサミがよくなかったら買うつもりだったけど、セサミがなかなか使えるヤツだったので継続使用決定)
Qrio Smart Lock (キュリオスマートロック) スマートフォンで自宅のドアをキーレス化 Q-SL1
以下、Android機で設定などの説明をしています。iPhoneなどのiOSではちょっとやり方が違うかもしれません。
セサミ スマートロック 開封
梱包・化粧箱
梱包はかなり過剰梱包気味でこの↓段ボール箱の中にスポンジがはいっていて、その中に化粧箱が入っている。
化粧箱もカッコいい、想像していたよりも少し大きいような気がする。
箱を開けてみると、側面に取り付け方法のイラスト入りでステキ。
開封
日本語の取説と、フタのような厚紙に英語でびっしりなにか書いてある。
でかっ!こんなにデカイの?鍵のサムターンの3、4倍くらいありそうな大きさ。想像していたよりもかなりデカくてビックリした。
しかも厚みもこんなにある↓ちょっとでかすぎ。
これの半分くらいコンパクトにできたような気がするけど、世の中には普段見ているサムターンよりも巨大なサムターンがあるのだろうか?
セサミ本体・Wifiドングルともに安いプラでできていて、全体的に安っぽい製品です。ものとしては安っぽいけど中身がちゃんとしていれば問題なさそう。まだ出たばかりのジャンルなので今後はもっと高級感ある製品もでてきそう。まっ、プラで軽いしちょいカワイイ形なので問題ないですね。
ここには↑写すの忘れましたが、別途Wifiドングル(アクセスポイント)が送られてきています。セサミは通常、スマホやタブレットとBluetoothで接続するのでWifiドングルがあるとスマホとWifiドングルがWifi経由で、WifiドングルがセサミとBluetoothアクセスして施錠・解錠できるようになります。
AppleのiOSは以前からWifi接続できるようでしたが、Android機はWifi経由での操作は最近できたようなのでまだバグなどが存在すると思います。Android機で試したところ、問題なく接続できるようなので対応は完了したのでしょう。
取説
取説はあまり役にたたなかったのですが、セサミ本体とWifiドングル両方とも日本語取説ありました。ただ、iOSの取説なのでAndroid使っている方にはあまり役立ちそうもない。
セサミ本体の取説
Wifiドングルの取説
セサミ スマートロック 外観・取り付け
想像したよりだいぶ大きい
セサミ本体はまぁ、いいとしてWifiドングルが非常に安い素材でできていて、動かすと中かプラのかみ合わせ部分がズレてか?カタカタと音がする。その辺のモノとしての完成度はスタートアップ企業だから仕方がないのかもしれない。
そして、想像していたよりもかなり大きく、一般的なマウスと比べても以下のように大きく太っちょに見える。
外観
だいぶ大きいけど見た目は悪くはなく、少しカワイイ雰囲気をかもしだしている。
フタを開ける
ダイヤル部分を押しながら周りの白い部分のフタを持ち上げると取れる。フタを取って電池を設定したり、ドアのサムターンに合うように調整する。
フタを取るとこんな感じ↓言ってはアレだけどすごく安っぽい、鍵を開け閉めする機器でなかったら2千円くらいのガジェットの質感といったところ・・・
電池はCR123A
電池はあまり見かけないサイズの電池でリチウムイオンの電池なのでアルカリ電池よりも強力なやつ、CR123Aが2本必要で同梱されていました。プラシート↓を引き抜くと使えるようになる。
日本でもCR123Aが買えるので問題なさそう。以下は充電式のリチウムイオンバッテリー
CR123A充電池 8個パックKeenstone rcr123a充電池 Arlo HDカメラ用リチウム電池3.7V 700mAh 大容量 保護回路
使い捨てタイプのCR123Aも売っている。
TOSHIBA CR123AG 2P カメラ用リチウムパック電池
自分は充電するタイプの16340(CR123A)持っているので電池切れたらそちらを使う。
なんか電池の接触する部分がスカスカだなぁ、↓と思っていたら電池の「-」側の接点の金属が折れ曲がっていて電池を装着してもスカスカだったのでちょい持ち上げてやった。
バッテリーを通電させるとダイヤル下あたりにあるLEDがたまに青く光る。たまに光るのでうまく撮影できなかった。↓ 白いカバーをかぶせてしまうとLEDが光るのは全く分からなくなってしまうのでバッテリーの残量あり・なしの判断で使うLEDランプなのかもしれない。
サムターンに合うように調整
いろいろなタイプのサムターン鍵に合うようにかなり自由に調整できるようになっている。↓
緑色の部分をつまむと上に持ち上げることもできて、高さの違うサムターンも調整可能。だからこれだけ大きいのですね。このサイズだとかなりの種類のサムターンに対応しそう。もちろん自分の賃貸マンションのサムターン鍵にもバッチリ合うように設定できました。
WifiドングルはUSBアダプタに刺すだけ
Wifiドングルはセサミになるべく近い場所のコンセントにUSBアダプタを刺して、そこにWifiドングルを刺せば準備完了。Wifiドングルとセサミ本体はBluetooth接続なので玄関ドアから10メートル以内にWifiドングルを設置しないと使えません。なるべく近ければ反応よくなる。
(画像の電源タップ↓がホコリだらけでスンマセン・・・)
セサミ アプリで操作
セサミ アプリ インストール
セサミはAppleのiOSのほうが親和性が高いようなのでiPhone持っている人に合いそう。でもAndroidでも普通に使えたので問題はないです。
Android Play Store
こちら↑でインストールします。
ユーザー登録
まずはXiaomi Mi MIX2でGoogleやFacebookのIDではなく、普通のメルアドで登録しようとしましたが、なぜか送られてきた検証コードを入力してもエラーになって先に進めませんでした・・・
現在は改善されているようです。未確認
一応、一回だけ検証コードがメールで送られてきましたが、検証コードの番号を入れてもエラー・・・何度やってもエラー
なので、Google ID(Gmail)で登録したら一発で登録完了できた。現在はFacebookかGoogleのIDでないと登録できないもよう。
セサミ アプリ 起動・接続
セサミの名前をつけて接続します。名前は「ウミ」にしました。
- セサミ追加
- セサミの名前
名前を決めたら次の画面で接続できるセサミを選んで設定すれば登録完了。1台しかセサミが無いので1つしか表示されませんでした。広いおウチな方は何個もセサミ導入して玄関や勝手口などに設置すれば楽しいかもしれませんね。
- セサミと接続 Bluetooth
ロック位置を設定
ロックの位置を設定します。今回は実際に設置せずに設定したのでロックした時にツマミが右下に傾いているようになってしまった。
こちらは後ほどアプリでも設定しなおせるので設置後設定しなおしたらうまくいきましたが、他のスマホで操作後に見るとなぜかロックツマミが斜めになって表示されるのが気になる。(細かいことなのですが気になりました。すみません。)
セサミと接続完了するまで
セサミで鍵を操作するときにアプリを開くと接続をこころみますが、他のユーザーがセサミアプリを起動しているときはBusyが表示されて・・・操作できません。なのでセサミアプリを表示(セサミアプリを起動させておいても表示させなかったらOK)させっぱなしだと他のユーザーに怒られるので、操作しないときはスマホ画面に表示させないようにしましょう。
- 未接続
- 接続中
- Busy
- 検証中
セサミアプリを起動時は未接続で、自動的に接続をこころみて接続します。
一人暮らしの場合でスマホ1台以外は操作しない場合はなんらストレスを感じることはないでしょう。家族が居る場合はセサミを画面に表示させっぱなしにしておくと・・・おしかりを受ける場合があるのでご注意ください。
Wifiドングル(アクセスポイント)と接続する
セサミはBluetooth接続なので玄関前や部屋の中の玄関ドアから10mほどの範囲内でしか操作できませんが、Wifiドングルを追加することで外出先やWifiが届くところ、どこからでも操作できるようになります。外出先ではLTEや3Gで接続して操作できました。
Wifi追加画面はわかりづらい
ではWifiドングルを追加してみましょう。
Wifiを追加するにはちょっと分かりづらくて、セサミアプリで左から右にスワイプして、もう一度右にスワイプすると出てきました。(↓画像左)
- Wifi 追加
- セサミ本体 追加
- アカウント設定
1回の右スワイプでセサミ追加画面が出てきて、歯車アイコンでアカウント設定画面になる。
右2回スワイプして、↑左画像の「+」をタップしてWifiを追加します。
Wifiドングル追加
ここはすんなりWifiドングル追加できました。
Wifiドングルは登録できたけどWifiと繋がらない・・まだWifiルーターと接続できてないので当たり前ですね。Wifiアイコンが「?」マークのまま。(↓画像右)
WifドングルとWifiルーター接続
ここで再度右スワイプ2回してWifiドングル「ウミWifi(名前)」を選んでWifiルーターと接続設定します。
これでWifiとも接続できたのでWifi内に居る場合とスマホのLTEや3Gを使えば世界中から鍵を施錠・解錠できる。
外出先で試したら↓4Gでセサミにアクセスできた。
LTEなどのデータ通信で鍵にアクセスする場合はアプリのサーバー経由でWifiルーターに穴を開けてアクセスするようですね。
セサミ アプリ 管理・履歴
履歴
履歴はオーナー・マネージャーが閲覧することができます。何時何分に施錠・解錠したかが手動操作も含めて全て記憶させています。ドロボウさんがドアから入ってきたらいつ入って来たのか分かりますね(ウチにはまず縁がないことですが。)
- 履歴 マネージャー
管理
管理はオーナーとマネージャーしか操作することができず、管理画面と管理 > 設定は当然ですが、オーナーとマネージャーしか見ることはできません。ゲストは一時的に鍵を操作するのみとなります。友達が家に遊びに来るときとか民泊用に便利そう。
最近、自分のせっまい2LDKの部屋に・・・韓国からホームステイの子供たちがやってきて、狭いのに困るんですよねぇ、韓国の広い住宅に比べたら日本はやはりウサギ小屋で恥ずかしいんです。まぁ自分の子供も韓国にホームステイさせてるから文句は言えませんが、他人が遊びに来た時にセサミあるとキャリーバッグなど荷物上げ下げ時にクルマの中で玄関ドア開けたりできるので便利かもしれません。
オーナー・マネージャーの違い
オーナーIDはマネージャー(Gmailなどのメルアド)を追加することはできます。マネージャーはマネージャーを追加不可でゲストは追加可能。
- オーナー(管理画面)
- オーナーのみ マネージャーを追加
- マネージャー(管理画面)
管理 > 設定の変更
オーナーのみ(↓中画像)ロックの角度を変更できたりオートロックを設定できたりする。
- 初期時のオーナーの設定変更画面
- オーナーの設定変更画面
- マネージャーの設定変更画面
アプリを入れて起動してセサミと接続した初期時(↑左画像)には「Auto Connect」や「NOTIFICATIONS」「連携」の項目が無かったので?何だろうWifiドングル接続したから?自動でファームウェアアップデートしたのか、分かりませんがいつのまにか項目が増えた。
「Auto Connect」や「NOTIFICATIONS」「連携」の項目はWifiドングル設定後に増える項目のようです。
オートロックは5秒~4分まで設定可能
5秒は短すぎでいらないので、分のほうを30分とか2時間とか長めに設定できるようにしてほしい。
ゲスト 作成・削除
ゲストもGmailかFacebookないと他のメルアドだと現在は不具合ありそうなのでGmailで試してみました。
- ゲスト作成
これで友人などの一時的な来客に自分が自宅に居なくても対応できる。使わなくなったらゲストを削除すれば安心。
ゲストから見たセサミアプリ
ゲストのセサミアプリ画面は管理・履歴は表示されず、右スワイプでセサミ本体は表示されて、右スワイプ2回のWifiドングルは表示されない。
登録されているセサミ本体はロックがかかっていていじれない状態だけど、別途セサミ本体やWifiドングルは追加できそう。その場合は他所のゲストの自宅などのオーナーになるということでしょう。
ゲストの場合は実質的に鍵の施錠・解錠以外はできない。
セサミ スマートロック 施錠・解錠テスト動画
セサミアプリで接続完了した状態ではすぐに施錠・解錠可能。セサミアプリがセサミに接続完了するまでは3~10秒ほど時間がかかる。
音は動画を見るとわかると思いますが、かなりの音で『キュイィ~イ』という音がして静かなマンションに響き渡ります・・・4階に住んでいますが1階の駐車場からでも音がするのがわかりました。
接続した状態だと瞬時に開閉できて非常に便利。
セサミ スマートロック 価格調査
万が一のため予備の鍵を仕込む
もしセサミが自動的に施錠してしまって、スマホも鍵も持ってない!部屋から締め出された状態になってしまったらヤバすぎるので、万が一のために外の水道管メーターのある扉の中に鍵を仕込んでおくことにします。
ただ、鍵を何処かに隠しておくのも不用心なので南京錠の中に鍵を入れて置けるコレ↑を使って水道管のパイプにからませてはずれないように施錠しておきます。このロックポケットというブツは民泊などでかなり使われているものです。
かなり頑丈にできていて、大掛かりな鉄筋カッターなどを使わないと切れないようになっている。
この鍵はアイデア次第でいろいろと使えそう。
- この黒い部分に家の鍵をいれておく
- 4桁のダイヤル、番号は自分で決める
これがあれば万が一締め出された場合に、家の人ならばこの鍵を使って中に入ることができる。
セサミ スマートロック 使ってみた感想
Bluetooth接続なので複数のスマホで同時接続は無理。Wifiで繋げてもWifiドングルからセサミスマートロックまではBluetooth接続なので複数同時接続不可。ただ、複数のスマホで別々にアクセスする場合は可能なので、使わないときはセサミアプリを閉じておくか終了しておけば他の人がスマホで操作できるようになる。
Wifi接続で複数ユーザー同時アクセス可能だったらかなりよかった。次期製品に期待しましょう。
切断された状態でセサミアプリを起動して、接続されるまでは3~10秒ほどかかる場合があって瞬時に操作できない場合があるのが少し不便。ただそれほど待たされるという感覚は無いので、せっかちさん以外は今のところ許容範囲の待ち時間かもしれません。こちらも接続まで3秒以内だったらさらに使いやすくなる。バージョンアップ希望。
計測してなく、感覚的にですがセサミに接続完了するまでBluetoothアクセスで3秒程度、WifiやLTEで5~10秒程度といったところでしょう。
あと、技適が無いので・・・日本では使えないことになっています。ご注意ください。
技適はWifi・Bluetoothともに取得済とのことです!安心できますね♪
身近にあるBluetoothイヤホンやWifi機器などあらゆるものに技適違反の可能性があるガジェットがあります。現在のところ総務省はWifi・Bluetooth・LTEなど、強い電波でかなり悪影響のある違法船舶無線や違法CB無線以外は過去に逮捕されてはいないようですが、注意が必要です。技適については以下を参考にしてくださると嬉しいです。

いつかWifi・Bluetooth・LTEなどの小電力な電波は技適から開放される日がくることを願っています。
Iot化最後は照明や換気扇のスイッチ類のみ(洗濯機・冷蔵庫はIot化は必要なさそう)であまり必要はなさそうですが、人柱(趣味)としてマイロボットでも買おうか、それともラズパイでできたら自作してみたいなぁ、あと指紋認証南京錠のTapplockも気になっています。
セサミ スマートロック本体 パールホワイト + Wi-Fiアクセスポイント 工具不要取付 外出先からスマートフォンでドアを施錠解錠
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