最近のモバイルモニターはちょっと進化して、スマホとUSB Type-C接続1本でミラーリングやDex・PCモードができるようになりました。
これからレビューするAUZAIポータブルモニターもその一つで、スマホのバッテリーがある限りはモバイルモニターにスマホの画面が表示できるようになっていました。

こちらも標準的なFullHDの15.6インチ モバイルモニターでケース兼スタンドや接続ケーブル・保護フィルムも同梱されていて、届いたらすぐに使えるようになっています。

ちょっとめずらしいのはMini HDMI・USB Type-Cポートが右側面(WIMAXITモバイルモニターも右側)にあるところ。ほとんどのモバイルモニターは左側面にポートがあるので、右側面ポートが必須の方には検討対象になりそうですね。
AUZAIモバイルモニター
AUZAIとは?
深センの会社
AUZAIは深センのメーカー(SHENZHEN CHUANGJIE MOBILE INTERNET CO.,LTD.)
で、日本向けにモバイルモニターを販売しているのみ?のようです。
ただ、AUZAIのオーナーは他にもたくさんのメーカーを持っていますので、顔が広いということでしょう。
日本への輸入はTesting Center Technology Japan 合同会社が行っています。
こちらは典型的な中華モバイルモニターなので、どこかのOEM製品かと思われます。
eMeet関連かな?
eMeetはWeb会議やテレワークで使えるハンズフリーなワイヤレススピーカー(レビューしました)のメーカーで、2月にWebカメラ↓も発売します。


こちらのメーカーとも関連がある?かもしれません。もしくは日本でのプロモーションがこちらのメーカーと関連ありそうです。
AUZAIポータブルモニターの特徴
では、AUZAIのモバイルモニターをみていきましょう。
外出先でもデュアルモニタ化
薄くて軽いので持ち運びも便利、平面が広いのでそれなりのカバンに入れるか、別途小脇に抱えて持ち歩くのがよさそうですね。

ノートパソコンにつなげてデュアルモニタ化すると、外でも作業効率アップ。
モバイルモニターの基本的な使い方ですね。AUZAIモバイルモニターは650gと軽量なのでモバイルも楽です。

コロナ禍でテレワークされている方で作業部屋がない場合は、リビングでお仕事されていてもモバイルモニターとノートパソコンだったらさっと取り出せて作業可能になりますね。
ゲーム機にもつながる
モバイルモニターなので当然ですが、ニンテンドースイッチやPS4などのゲーム機のディスプレイとしても使えます。

自分もモバイルモニターを使ってオールドゲーム、特にスーパーマリオをプレイしたくなってきました♪
弱点としては一応スピーカーはあるにはあるのですが、下に付いていますので裏にスピーカーが付いているよりはましですが、音質はあまり良いとは言えません。
なので、サウンドでゲームを盛り上げる場合は左側面にあるイヤホンジャックからスピーカーにつなげるか、別途スピーカーを用意したほうが楽しめそうですね。
USB Type-C接続 一本でスマホのディスプレイとしても使える!

2020年冬ごろからの中華モバイルモニターは進化して、ASUSモバイルモニターと同様に本当にUSB Type-C一本でスマホの外部ディスプレイとして使えるようになっています。

USB Type-C一本でスマホと接続できるのは消費電力が抑えられたからでしょうか?
ただ、AUZAIモバイルモニターは消費電力5V3Aになっているので、以前のモバイルモニターからの消費電力はあまり変わりないようですが?
以前の中華モバイルモニターはスマホとUSB Type-C接続しても、スマホの電力だけだと電力不足で再起動(点いたり消えたり)を繰り返しますが、このAUZAIモバイルモニターはUSB Type-Cケーブル一本をスマホとつなげればちゃんと外部ディスプレイ化してくれました。

もし、ノートパソコンをやめてハイスペックスマホだけで作業しているさらに進化した方でも、AUZAIモバイルモニターでしたらUSB Type-Cケーブル一本でスマホと接続可能でDexやPCモードも可能です。

家での作業の場合はスマホから電源を供給しなくても、別に電源用USB Type-Cで電源を取ればずっとスマホとモバイルモニターで作業できて完璧ですね。
モバイルモニターはSamsungスマホのDexでパソコンいらず
スマホがハイスペックでしたら、スマホの画面をそのままミラーリングするのではなく、Samsung Dex↓のようにスマホがデスクトップパソコンのようになります。
スマホとUSB Type-Cケーブル一本で接続できますが、モバイルモニターの画面が大きいのでスマホのバッテリーはすぐに減るので注意が必要です。
保護フィルム・ケース兼スタンド付き

外出先で使う場合は保護フィルムがあったほうが、ディスプレイが傷つきにくく長く使えるので安心です。
最近のモバイルモニターはケース兼スタンドはほとんどついていますが、こちらも同様に磁石でくっつくタイプのケース兼スタンド付属しているので、届いたその日に外に持ち出せます。
AUZAIモバイルモニター
ディスプレイサイズ | 15.6インチ |
---|---|
パネルタイプ | IPS |
解像度 | 1920 x 1080 60Hz |
視野角/コントラスト比 | 178度 |
カラー | 16.7M 72% NTSC |
輝度/応答速度 | 250cd/m2 |
タッチスクリーン | 非対応 |
接続 | Mini HDMI・USB Type-C x 2 |
サイズ/重量 | 35.7×229.5×9.4mm/650g |
バッテリー | なし |
スピーカー | あり |
スタンド | あり |
リモコン | なし |
その他 | PSE認証済・1年保証・日本語取説 |
標準的なフルHD画質・PSE認証済モバイルモニター
3つのポートは右側、左側に操作ボタンで、左にモバイルモニターを起きたい方に最適
USB Type-Cの一つはUSB3.1 Gen2 Type-Cケーブル対応でスマホのミラーリングやPCモードができるスマホ機種もあります。
ケース兼スタンドは磁石ではなく、裏面のビスで装着するタイプです。
AUZAIポータブルモニター 開封
AUZAIポータブルモニターの実機をみていきましょう。
開封
箱はシンプルにAUZAIのアイコンのみ。
裏面はスペックなど詳細情報が載っています。
ディスプレイ面↓はなにもなく、シルバーに輝くAUZAIのアイコンのみのシンプルなモバイルモニター
裏面には「ポータブルモバイルモニター」と完全に日本向けのシールがはってありました。

ちゃんとPSEマークもありますので、日本で使うには安心です。
モバイルモニターというくらいですから、外に持ち歩くモニターなのでケース兼スタンドも付属されているのが最近の常識↓
付属品
付属品は以下、ケース兼スタンドや保護フィルム・USB Type-Cケーブル・Mini HDMIケーブル・日本語取説など、充実しています。
AUZAIはほぼ日本向けのモバイルモニターになっていたので、取説も全て日本語で書いてありますので、安心して使いはじめられます。
外で使う場合は保護フィルムがあったほうが長持ちしそうですね。
ケーブルも3本ありますので、電源USB Type-C以外に、Mini HDMIとUSB Type-Cで2台の機器につなげられます。
- ケース兼スタンド:モバイルモニターとは磁石でくっつく
- 保護フィルム
- USB Type-C↔USB Type-Cケーブル:スマホ・タブレット・PCと接続用
- USB Type-C↔標準USBケーブル:電源用
- HDMI↔Mini HDMIケーブル:PC・ゲーム機と接続用
- クロス
- 取説:日本語ユーザーガイド

ご注意いただきたいのは電源用のUSBアダプタは付属されていないので、PCに電源USB Type-Cケーブルを接続するか、別途用意する必要があります。
ケース兼スタンド
モバイルモニター本体とは磁石でくっつく、ASUSモバイルモニターから続く便利なケース兼スタンドです。

左右の側面以外はしっかりとカバーできるようになって、持ち運び時も安心です。
モバイルモニター裏面までもカバーで長めに覆われているので移動時にもダメージはないでしょう。(他の中華モバイルモニターは裏面の下側がカバーでおおわれなく、むき出しのもある。)
ただし↓ケースはビニール感がでていてかなり安っぽい感じがしました・・・
もう少しオシャレな質感にしてくれたら小脇に抱えても違和感なかったのですが、これだとちょっとカバンに入れて持ち歩かないと恥ずかしいかもしれませんね・・・
ポートとボタン
ポートは右側面、設定のボタン類は左側面にあります。
ほとんどのモバイルモニターは左側がHDMIやUSB Type-Cのポート類になっていますので、こちらのモバイルモニターは逆です。
右側面のポート
上から順に以下のようになっています。
- Mini HDMI端子
- USB Type-C端子(給電&映像出力 フル機能)
- USB Type-C端子(給電機能のみ)
ポートとボタンが左右が逆になりますので、使い勝手が悪い・良い場合もありますので、購入を検討されている方はポートの位置にご注意ください。
左側面のボタン
こちらは電源ボタンと、ダイヤルボタンがあります。
- 電源ボタン&長押しで戻る
- ダイヤル:上・下・プッシュ
- イヤホンジャック
一番下にイヤホンの差し込みがあるので、有線イヤホンを使いたい方はこちらから使えます。
ディスプレイ設定
左側面のボタンを操作してディスプレイ設定ができます。
初期時から日本語表示で、日本語もちゃんと理解できるようになっていますので簡単に操作可能です。
色設定にブルーライトもありました。
スピーカーは目立たないとこにある
AUZAI ポータブルモニターにはスピーカーもちゃんとあります。Windows10では↓ME16と表示されました。
スピーカーがドコにあるかというと、側面下にあって、かなり目立たない位置にあります。
↓画像の上から2番目のモバイルモニターがAUZAIのもので、下のゴム足の内側に左右にスピーカーが配置されていました。
音質も裏側にスピーカーがあるよりも良く、左右の側面にあるASUSモバイルモニターの次くらいに音が良いのですが、ちゃんとしたスピーカーと比べたらよくはないので、あまり期待せずにおきましょう。
AUZAIモバイルモニター 使ってみた感想
モバイルモニターにバッテリー非搭載でも、スマホとUSB-Cケーブル一本だけで中華モバイルモニターが使える新時代にさしかかりました。
ただし、スマホからモバイルモニターに給電するのでスマホのバッテリー消費が速く作業時間が限られるので、やはり別にUSB-C電源をつなげるのが現実的でしょう。

ケース兼スタンドがビニール感があって安っぽいので、次期バージョンはもっとオシャレで小脇に抱えて持ち歩いてもカッコいいケース希望。
価格は16千円ほどと安いのでゲーム機用としても使えて、保護フィルムをつけてケース兼スタンドでカバーして持ち歩いて仕事用としても使えるモバイルモニター最高です。
AUZAIモバイルモニター
※この商品はサンプル提供していただいてレビューしています。
コメント
I-O DATA LCD-MF161XP
はVESAマウント非対応です
ご指摘ありがとうございます!助かります。
修正しておきました。