モバイルモニターも新しい世代になって、スマートフォンの筐体により近づいてきています。
今回レビューするBlitzWolfのタッチ対応15.6インチモバイルモニター BW-PCM7もディスプレイ面が全面ガラスパネルで端のほうは曲面ガラス仕上げ、裏面は鏡面仕上げ、側面は丸いメタルの仕上げになっていてかなりスマホと同じ仕様になっています。


自分もモバイルモニター好きで、PC作業用のディスプレイはすべてモバイルモニターに変えて現在は8枚パネルで作業しています。(実質的にモバイルモニター6枚で十二分に画面が広く効率的に使えます。4枚でも十分かも)
ASUSのモバイルディスプレイも大好きで3台使っていますが、BlitzWolfのモバイルモニターのほうが先進的なデザインなのでオススメです。
ただBlitzWolfのモバイルモニターは主に海外通販Banggoodなど、海外通販でしか買えないのがデメリット。ただしBanggoodでは送料無料で丁寧に届けてくれるので、最近では海外通販でも気軽に買えます。
BliTZWolfは新進気鋭の中華系ガジェットメーカー
Blitzwolfは中国 深センで2010年頃に最初に急速充電できるUSBハブを販売しだしたブランドで、現在はスマホ周辺機器やスマートウォッチ・Iot製品など多くのジャンルの商品を販売しています。
2021年の最近では飛ぶ鳥を落とす勢いで新製品を次々と出していて、日本ではあまり知られていませんが中国ではXiaomiに続いて?5番目くらいに人気が高いガジェットメーカーです。
BliTZWolfは中国ガジェットで似たような製品を多数出している競合会社があるなか、独自のこだわりと商品完成度をもって製品を販売したのが消費者に受け入れられて成長してきているブランドです。 BlitzWolf公式サイトはこちら↓
アマゾンのBlitzwolf公式ショップ ページ
日本のアマゾンでのヒット商品は自撮り棒・完全ワイヤレスイヤホンになっています。
Blitzwolfは中国 深センにある会社
アマゾンのBlitzwolf 特定商取引法に基づく表記を見ると↓会社は深センにあるようです。
BliTZWolfの保証とサポート
保証は18ヶ月で永久サポートになっています。 30日間であれば無条件で返品できるのも嬉しいところ。
アマゾンでBlitzwolfの評価
BanggoodのBlitzwolf ブランドページ
中華系海外通販ではBanggoodがメインで販売していまして、Banggoodのサイトにはブランド専用ページがありました。↓ このページをチェックすればBliTZWolfの人気商品や新商品がわかります。 Banggood BliTZWolfブランドページ
BlitzWolfのロゴアイコンが変わった
従来のBlitzWolfのロゴアイコンは以下のようにゴシック体をベースにしたようなロゴでした。

今回レビューするBlitzWolf BW-PCM7のほうはロゴアイコンがちょっと変わって、立体感があるロゴデザインに変わっていました。↓

レビューする新発売のモバイルモニターBlitzWolf BW-PCM7とBW-PCM8だけが新しいロゴデザインなので、もしかしたらモバイルモニターのみがこのロゴを使うのかもしれません。
モバイルモニターについてちょっと復習
モバイルモニターの電源はUSB
モバイルモニターはACアダプターを使わずUSBアダプターを介してUSB Type-C接続で電源をとりますので、旧型のノートパソコンのように重いACアダプターを使わないのが良いところ。
USB電源はFull HDのモバイルモニターだと、パソコンのUSBポートから給電できるのでUSBアダプターも必要なくなってきますが、4Kモバイルモニターは3Aの電流を必要とするのでパソコンのUSBポートでは電力が足りない場合があります。(5V2AでもFull HD画質まで下げれば表示されるモバイルモニターもある)

4KのモバイルモニターはUSBアダプターも選びますのでご注意ください。
外出先に持っていく場合は、やはりFull HDのモバイルモニターのほうが便利でしょう。
パソコンとはHDMI接続・スマホとはUSB Type-C接続
パソコンはMini HDMI接続でスマホやタブレットはUSB Type-C接続で、両者ともにその他に別途電源のUSBアダプターやパソコンのUSBポートからUSB Type-C接続で電源が必要になってきます。
パソコンがサンダーボルト3以上に対応している場合は、HDMI接続ではなくUSB Type-C接続でディスプレイを表示できる場合もあります。
ディスプレイサイズは13.2・14・15.6インチの3種類がメイン
モバイルモニターは11インチ~18インチくらいまでサイズがたくさんありますが、メインのサイズは大きいサイズのノートパソコンと同じ15.6インチ、小さいサイズのノートパソコンの13.2インチの機種が多めです。
モバイルモニターはノートパソコンの外出先でのマルチモニタ化する拡張画面としての使い方が主なので、ノートパソコンと一緒のサイズに合わせると便利でしょう。
解像度とタッチコントロール
モバイルモニターを選ぶ際にディスプレイサイズとともにチェックしていただきたいのが解像度とタッチの有無です。
解像度はほとんどがフルHDで、最近では4Kのモバイルモニターが多くなってきましたが、モバイルモニターの小さい画面で高解像度の4Kはあまり必要ないのかもしれません。
- Full HD(2K):1920 x 1080px 約200万画素
- 4K:3840 x 2160px 約800万画素
4KはフルHDの4倍の高画質ですが、それだけ電力を必要として少し高出力のUSBアダプターを必要とするので、ノートパソコンのUSBポートが5V3A以上出力可能な場合のみ外出先でも使えるでしょう。
ゲームでモバイルモニターを使いたい場合はフルHDで114Hzという高リフレッシュレートのモバイルモニターも登場してきていますので、そちらを選んでください。

タッチの有無は、ノートパソコンの拡張画面を使うのがメインの場合はいらないかもしれませんが、スマホやタブレットの画面をモバイルモニターで表示させる場合はタッチがあったほうが便利です。
- タッチあり:スマートフォンやタブレット、パソコンなど接続した機器の操作をディスプレイをタッチして操作できる。
- タッチなし:主にパソコンのマルチモニタ化する場合で、マウスで操作する。
デザイン
モバイルモニターのデザインは2021年秋 現在はほとんどが旧型のディスプレイの上の4方のベゼル枠をかぶせるタイプの例えるならばプラスチック製の携帯電話の筐体のようなデザインでしたが、最近では変わってきています。
- 旧型:携帯電話のようなベゼルが飛び出ているデザイン
- 新型:スマホのようなディスプレイ面が1枚のガラスパネルで覆われているデザイン
スマートフォンと同じようにベゼルとディスプレイが一体化して表面はベゼルごとガラスパネル1枚になって、よりシャープなデザインに変わってきています。(今回レビューするBlitzWolf BW-PCM7もこのタイプで、新型は中華ガジェットでしかいまのところ無いようです。)
モバイルモニターについてさらに詳しくはこちらで説明してあります。
BlitzWolf モバイルモニター 6機種
まずはBlitzWolfから出ているモバイルモニターの6機種をみてみましょう。7位と8位が新型でその他は旧タイプの筐体モバイルモニターになります。
BlitzWolf BW-PCM8 新型
ディスプレイサイズ | 14インチ |
---|---|
パネルタイプ | IPS |
解像度 | 4K(3840 x 2160) 60Hz |
視野角/コントラスト比 | 178度 |
カラー | 16.7M 72%NTSC |
輝度/応答速度 | 250cd/m2 |
タッチスクリーン | 10ポイントタッチ |
接続 | Mini HDMI・USB Type-C x 2 |
サイズ/重量 | 321×206× 12.6mm/845g |
バッテリー | なし |
スピーカー | 底面ステレオ+イヤホンジャックあり |
スタンド | なし |
リモコン |
BlitzWolf新発売 14インチの4K解像度のモバイルモニター
キッススタンドタイプなモバイルモニターでケースは無いので別途用意する必要がある。
4K画質で10点タッチ対応なので出先でお客にプレゼンやゲームも楽しめる。
設定もタッチでするため、物理ボタンは一つ。
GMK KD1と仕様や筐体が似ているODM製造。
BlitzWolf BW-PCM7 新型
ディスプレイサイズ | 15.6インチ |
---|---|
パネルタイプ | IPS |
解像度 | 1920 x 1080 60Hz |
視野角/コントラスト比 | – |
カラー | 72%NTSC |
輝度/応答速度 | 250cd/m2 |
タッチスクリーン | 対応 |
接続 | HDMI・USB Type-C(3.1)・USB Type-C(電源)・USB Type-C(通信) |
サイズ/重量 | 356x225x12.4-5.5mm/900g |
バッテリー | なし |
スピーカー | あり(底面)+イヤホンジャックあり |
スタンド | キックスタンド(本体一体型) |
リモコン | なし |
ディスプレイ面・裏面ともに鏡面仕上げの新世代 タッチ対応モバイルモニター
新世代のモバイルモニターはキックスタンドで、スマートフォンのような角丸ガラスで下のベゼルまでガラス一枚でコーティング、側面はメタルで丸いデザイン、裏面も鏡面仕上げ。
フルHD・タッチ対応でディスプレイ設定のOSDもタッチ対応なモバイルモニター
BlitzWolf BW-PCM4
ディスプレイサイズ | 15.6インチ |
---|---|
パネルタイプ | IPS |
解像度 | 3840 x 2160 60Hz |
視野角/コントラスト比 | – |
カラー | 45%NTSC |
輝度/応答速度 | 300cd/m2 |
タッチスクリーン | 非対応 |
接続 | HDMI・USB Type-C(3.1)・USB Type-C(電源)・標準USB(3.0) |
サイズ/重量 | 352×226×9.5mm/750g |
バッテリー | なし |
スピーカー | あり(背面)+イヤホンジャックあり |
スタンド | あり(ケース一体型)・プラスタンド |
リモコン | あり |
15.6インチの4K画質モバイルモニター
タッチ非対応ですが、4K画質のモバイルモニターで外出先でも動画や映画を見る場合には最適です。
BlitzWolf BW-PCM3
ディスプレイサイズ | 15.6インチ |
---|---|
パネルタイプ | IPS |
解像度 | 1920 x 1080 60Hz |
視野角/コントラスト比 | – |
カラー | 45%NTSC |
輝度/応答速度 | 300cd/m2 |
タッチスクリーン | マルチタッチ対応 |
接続 | HDMI・USB Type-C(3.1)・USB Type-C(電源)・標準USB(3.0) |
サイズ/重量 | 355×224×9.5mm/730g |
バッテリー | なし |
スピーカー | あり(背面)+イヤホンジャックあり |
スタンド | あり(ケース一体型)・プラスタンド |
リモコン | あり |
タッチ対応FullHDのモバイルモニター(付属品多数でリモコンあり)
手頃なな価格なのタッチ対応でノートパソコンやラップトップのサブモニターとして使いやすいフルHD画質の15.6インチモバイルモニター
このモバイルモニターはこちらでレビューしてあります。BliTZWolf 15.6インチ タッチ対応モバイルモニター レビュー
BlitzWolf BW-PCM2
ディスプレイサイズ | 13.3インチ |
---|---|
パネルタイプ | IPS |
解像度 | 1920 x 1080 60Hz |
視野角/コントラスト比 | – |
カラー | 72%NTSC |
輝度/応答速度 | 300cd/m2 |
タッチスクリーン | 非対応 |
接続 | HDMI・USB Type-C(3.1)・USB Type-C(電源)・標準USB(3.0) |
サイズ/重量 | 304×195.7×9.7mm/560g |
バッテリー | なし |
スピーカー | あり(背面)+イヤホンジャックあり |
スタンド | あり(ケース一体型)・プラスタンド |
リモコン | あり |
13.3インチ FullHDのモバイルモニター
重量560gで13.3インチと大きめ画面のモバイル性の高いモバイルモニター
BlitzWolf BW-PCM1
ディスプレイサイズ | 11.6インチ |
---|---|
パネルタイプ | IPS |
解像度 | 1920 x 1080 60Hz |
視野角/コントラスト比 | – |
カラー | 72%NTSC |
輝度/応答速度 | 300cd/m2 |
タッチスクリーン | 非対応 |
接続 | Mini HDMI x 2・USB Type-C(電源) |
サイズ/重量 | 267×172×10mm/460g |
バッテリー | なし |
スピーカー | あり(背面)+イヤホンジャックあり |
スタンド | あり(ケース一体型)・プラスタンド |
リモコン | あり |
11.6インチFullHDモバイルモニター
Mini HDMI2系統+USB-Cの11.6インチモバイルモニター
BlitzWolf 15.7インチ モバイルモニター BW-PCM7 レビュー
新型モバイルモニターの変更点
変更点は主にボディでスマートフォンの筐体により近づいていて、見た目がよりスマートになっています。
- ディスプレイ面がベゼルも含めてガラスパネル1枚のフラット構造
- ベゼルの端はガラスの曲面仕上げでスマホと同等の仕上がり
- 裏面は鏡面仕上げ(BlitzWolf BW-PCM7・BW-PCM8の場合、他のODM機種は変わる可能性あり)
ディスプレイの表示や操作など、内部的にはあまり変化はありませんので、旧型のモバイルモニターでも十分に使えます。
順番に詳しくみていきましょう。
Banggoodの梱包
海外通販Banggoodは最近はモバイルモニターの梱包をエアチューブで梱包してくれるので、はるばる中国からやってくる精密機器でも安心して買えます。
発送はこのモバイルモニターの場合は日本ダイレクトメール配送で送料無料なので中国郵政よりも丁寧に配送してくれて、日本では佐川急便が配送担当です。
商品の状態は無傷で、日本の配送品質とほぼ一緒でした。(今回は無傷でしたが、商品によっては化粧箱にダメージがある場合もありますのでご注意ください。)

BlitzWolfの商品はほとんどがフィルムで封印されているので、新品未使用というのがひと目で分かります。

開封
化粧箱をあけてみるとスポンジでカバーされているので、中国 深センからやってきても中身は傷ついたり壊れたりすることはないでしょう。

モバイルモニター本体の下には、Mini HDMIケーブルやUSB Type-Cケーブル、USBアダプターなどが同梱されています。

取説は日本語あり
取説は簡単なものですが、日本語の説明もちゃんとありました。

このモバイルモニターは日本向けにも販売されるようですが?日本のネットショップではいまのところ販売されていないようです。
ディスプレイ面はガラスのフラット構造
本体を見てみると、第一印象は15.6インチのスマホのような見た目になっています。
ディスプレイ面は上から下のベゼル部分までガラス1枚のフラットな構造で、スマホのようになっています。

裏面は鏡面仕上げ
裏面は鏡面仕上げでスタンドはキックスタンド、裏面までスマホに近い仕上がりになっています。

付属品

残念ながらUSBアダプターはCタイプの電源になっているので、日本で使うには変換アダプター(Banggoodが同梱してくれています。)が必要。
電源にはUSB Type-Cケーブルを使うので、USB Type-C ↔ USB Type-C ケーブルが2本あり、スマホやタブレットと接続してスマホの画面をモバイルモニターに表示させるときや、右側側面の通信用(マウスやUSBメモリなどと接続)にも使えます。
USB Type-C ↔ 標準USBケーブルはUSBアダプターやパソコンのUSBポートと接続して給電用に使います。


アダプター
電源は普通の5V2AなどのUSBポートから引いても問題なく表示されます。自分はパソコンのUSBポートから電源をひいていますが、ちゃんと表示されて問題ありませんでしたので、Full HDモバイルモニターの場合は5V2AのUSBポートでもOK
フルHDのタッチ付きモバイルモニターなので、そこまで電源はシビアに考えなくてよさそうです。これが、4Kのモバイルモニターになってくると問題ありで、5V3AのUSBアダプターを使わないとうまく表示できませんのでご注意ください。

Full HD画質のモバイルモニターを使う予定な方は、4Kモバイルモニターでも画質を落とせばFull HDとして使えますが、電力がシビアになってくるので、4KモバイルモニターではなくFull HDモバイルモニターのほうがオススメです。
Banggoodは気を効かせてUSBアダプターのCタイプコンセントから、日本で使えるAタイプコンセントの変換アダプターも同梱してくれました。

まぁ、同梱されているUSBアダプターを使わなくとも、パソコンのUSBポートから電源をひけば良いと思います。
右側面のポート
側面はメタルで丸い形なので、スマホと一緒のような見た目、キックスタンドのほうに各種ポートがあります。
右側のポートは上からイヤホンジャック・USB Type-Cポート・LED・電源ボタン。

USB Type-Cポートは、マウスやUSBメモリなどと接続して通信用として使います。

左側のUSB Type-Cポートに電源を入れると赤LED点灯で、Mini HDMIでパソコンと接続すると緑LEDが点灯↓します。

OSD(On Screen Display) 電源ボタン
右側の一番下のボタンが電源ボタンで、ディスプレイが表示されているときに押すとOSD(On Screen Display)の設定画面がディスプレイに表示されます。
OSDが表示されたらあとはタッチで設定可能になっています。
このOSDもODM工場が独自開発のようで、BlitzWolfと表示されますが、GMK KD1(←レビューページ)と同じ工場なのでほぼ一緒(OSD画面の右上BlitzWolfのアイコンのみ違う)のOSD設定画面になっています。
左側面 入力ポート
左側側面には入力ポートが3つでUSB Type-Cは電源とスマホやタブレット、それにサンダーボルト3に対応したパソコンとつなげると外付けディスプレイとして使えます。
パソコンとつなげるには通常はMini HDMI接続でつなげて、別途電源としてUSB Type-Cを使います。
電源は上のUSB Type-Cポートでも下でも使えました、そして、スマホとも上でも下でもUSB Type-Cに接続したらスマホの画面やSamsungの一部の機種はDex(デスクトップのようなUI)で表示できます。

USB Type-CでスマホとMini HDMIでパソコンを接続すると、OSDの1画面目でUSB Type-CかHDMIをタッチで選べるようになります。
USB Type-CかMini HDMI片方のみ接続した場合は、自動的に接続したガジェットが表示されます。
キックスタンドの内側に仕様のシール
キックスタンドの足部分はMini HDMIやUSB Type-Cなどの刻印と、ディスプレイ側にはBlitzWolfの仕様シールが貼ってありました。

裏面のキックスタンド内側はさすがに鏡面仕上げではなく、つや消しブラックになっていました。
無段階のキックスタンド
キックスタンドの角度は無段階で変更可能なのでお好みの角度に合わせることができます。
グレア(光沢)パネルなので無段階に角度を調節できないと光を反射してしまって不便かもしれませんが、こちらは角度を変えれば反射しないようにできる。
同じ工場出身のGMKモバイルモニターと比較
おそらくBlitzWolf BW-PCM7とGMK KD1はメーカーは違いますが、中華ガジェットお得意の同じ工場が製造・設計を担当するODM製品で筐体の仕様がほとんど同じなのでちょっとみていきましょう。
GMK KD1のほうは筐体が少しだけスマートフォンのようになっていて、 BlitzWolf BW-PCM7 はそれを更にグレードアップさせてよりスマホの筐体に近づいた仕様になっています。
14インチ4KのGMK KD1とほぼ一緒の BlitzWolf BW-PCM8も出てる
GMK KD1は14インチで4K画質の BlitzWolf BW-PCM7の少し小さいサイズですが、BlitzWolfからも4Kで14インチの BlitzWolf BW-PCM8が出ています。↓
BlitzWolf BW-PCM8
中身のスペックはほぼ一緒で、外観のみアップグレードしていると思います。
ディスプレイ面
ディスプレイ面はグレア(光沢)でガラス、下のベゼルだけが違っていてGMK KD1のほうはガラスが下のほうで途中で止まっていて、下のベゼルはつや消しブラックになっています。

BlitzWolf BW-PCM7 のほうは上から下までベゼルもガラスに覆われているスマホのような仕上がり。

裏面
裏面、右:BlitzWolf BW-PCM7 は鏡面仕上げ、左:GMK KD1はつや消しブラック。

四隅の角とベゼル
上・左右の3方のベゼルは、ディスプレイ表示する端から側面のフチのくぼみまで4.5mmくらいで、両機ともに同じ間隔です。

違うのは、上:GMK KD1のほうは面取りの角で、下: BlitzWolf BW-PCM7 のほうは丸みのある側面になっています。

真上からみるとほぼ一緒に見えます。
右側面のポート
右側面のポートは通信ポートがGMK KD1がMicroUSBから、 BlitzWolf BW-PCM7がUSB Type-Cに変更になっています。
ディスプレイ設定のOSDのUI(ユーザーインターフェース)もほぼ一緒でした。

キックスタンドのデザインもほぼ一緒。
左側面 入力と電源ポート
左側のUSB Type-Cポート2つと、Mini HDMIポートは全く一緒、GMK KD1(↓画像上)のほうの側面の角は面取りになっていて、 BlitzWolf BW-PCM7(↓画像下)は丸いデザイン。

14インチと15.6インチとディスプレイサイズが違うので足のほうのキックスタンドの長さが違いました。
底面スピーカー
このODMディスプレイの弱点とも言える底面にスピーカーがあるところも両機とも変わらず。

4スピーカー?のような4つ穴がありますが、サウンドはよくはありませんのでオマケ程度に考えておくとよさそう。
BlitzWolf BW-PCM7(↑下) のほうはゴム足が中央に幅広になっている。
旧型15.6インチ タッチ付きBlitzWolfBW-PCM3と比較
続いて旧型の15.6インチ Full HDタッチ対応と、 BlitzWolf BW-PCM7と同じような仕様で古いBlitzWolf BW-PCM3と筐体を比較してみましょう。
BlitzWolfBW-PCM3はHDMIやUSB Type-Cで接続したスマホやパソコンでタッチ可能ですが、ディスプレイ設定のOSDはタッチ非対応でボタンで操作するようになっていてそこも旧タイプ。
ロゴアイコンが変わってる
上が旧型のBlitzWolfロゴアイコンで下が新型のロゴアイコン。フォントが変わって立体感が増したようなロゴアイコンになっています。

ディスプレイのベゼル
上の旧型BlitzWolfBW-PCM3のほうはガラスパネルはなく、そのままのディスプレイでディスプレイまわりのベゼルが少し前に飛び出ているようになっていて古いデザイン。
新型の下BlitzWolfBW-PCM7 のほうはベゼルまでもガラスパネルで覆われていてスマートフォンやタブレットのような構造になっています。

上:BlitzWolfBW-PCM3・下:BlitzWolfBW-PCM7
右側面のポート
上下のサイズが若干BlitzWolf BW-PCM7のほうが数ミリ短くなっています。
右側は旧型BlitzWolf BW-PCM3(↓画像上)はマウスやUSBメモリなどをさす標準USBポートとOSD(ディスプレイ設定)の操作ボタンが3つ並んでいます。
旧型のBlitzWolf BW-PCM3のほうもタッチ対応ですが、OSDはボタン操作でタッチでは操作できない。

左側面 入力・電源ポート
旧型BW-PCM3(↓上)は標準のHDMIポートで、 BlitzWolfBW-PCM7 のほうはMini HDMIに変わっています。

裏面
両方のモバイルモニターともに指紋がベタベタと目立つ裏面になっています。裏はあまり見る機会はないと思いますが、鏡面のほうが高級感はありますね。

以上、新旧BlitzWolfモバイルモニター比較してみました。
筐体に違いはありますが、ディスプレイとして使う分には大差はなく、使用する上での違いはディスプレイの表面が新型 BlitzWolfBW-PCM7 のほうはグレア(光沢)、旧型BlitzWolfBW-PCM7 のほうはアンチグレア(非光沢)になっているところで好みが分かれそう。
新型モバイルモニター BlitzWolfBW-PCM7 まとめ
新旧モバイルモニターの違い
現在出回っているモバイルモニターはほとんどが旧型で、旧型だと殻割りしやすいという利点?があります。新型のほうはスマホと同等にガラスパネルがくっついていますのでデザインがスマートですが、殻割りしにくい(殻割りする人自分以外はいないと思うけど・・・)
- スマホに近づいたボディの新型・旧型はベゼルが分離していて殻割りしやすい
- 新型グレア(光沢)・旧型アンチグレア(非光沢)で選ぶ
- タッチ対応の場合、OSDがタッチ対応(新型)か非対応(旧型 ボタン操作)
その他のディスプレイとしての違い、性能アップはあまり感じられませんでした。
モバイルモニターとハイスペックスマホで仕事ができる時代
モバイルモニターとハイスペックスマホがあれば、仕事内容によってはもうノートパソコンが必要なくなってきている方もすでに多数いると思います。
ハイスペックスマホは、モバイルモニターに接続するとパソコンのデスクトップのような画面になりますので、スマホをパソコンとしてキーボードやマウスを使って操作できるのも便利なところ。
さらに言えば職種によってはスマホだけでモバイルモニターも必要ないのかもしれませんね。
キックスタンドなので保護ケースが無い
新型モバイルモニターはキックスタンドでディスプレイ一体型のスタンドになっていて保護ケースがないので、持ち運ぶには別途ケースを用意したほうが良さそです。
15.6インチのBlitzWolf BW-PCM7であれば15.6インチのノートパソコン用ケースは1000円前後で買えるので保護ケースに入れて持ち歩きましょう。
BanggoodでのトラブルはBeヨンドも手伝います
最新のモバイルモニターを手にいれてみたい方はBlitzWolfを検討してみてください。
中華系海外通販ならばどこでもBlitzWolfのモバイルモニターを手に入れられそうですが、Banggoodならば日本で
Banggoodでのトラブルがあってどうしても解決できそうにない場合は、自分も協力しますので、下のコメント欄などからご連絡くださいね。
BlitzWolfモバイルモニター 6選 比較
最後に2021年秋 現在でているBlitzWolfのモバイルモニターの6機種のスペックを比較してみてください。
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---|---|---|---|---|---|---|
商品名 | BlitzWolf BW-PCM1 | BlitzWolf BW-PCM2 | BlitzWolf BW-PCM3 | BlitzWolf BW-PCM4 | BlitzWolf BW-PCM7 新型 | BlitzWolf BW-PCM8 新型 |
特徴 | 11.6インチFullHDモバイルモニター | 13.3インチ FullHDのモバイルモニター | タッチ対応FullHDのモバイルモニター(付属品多数でリモコンあり) | 15.6インチの4K画質モバイルモニター | ディスプレイ面・裏面ともに鏡面仕上げの新世代 タッチ対応モバイルモニター | BlitzWolf新発売 14インチの4K解像度のモバイルモニター |
メーカー | BlitzWolf | BlitzWolf | BlitzWolf | BlitzWolf | BlitzWolf | BlitzWolf |
価格 | 15,000円前後 | 18,000円前後 | 21,000円前後 | 30,000円前後 | 26,000円前後 | 26,000円前後 |
ディスプレイサイズ | 11.6インチ | 13.3インチ | 15.6インチ | 15.6インチ | 15.6インチ | 14インチ |
パネルタイプ | IPS | IPS | IPS | IPS | IPS | IPS |
解像度 | 1920 x 1080 60Hz | 1920 x 1080 60Hz | 1920 x 1080 60Hz | 3840 x 2160 60Hz | 1920 x 1080 60Hz | 4K(3840 x 2160) 60Hz |
視野角 コントラスト比 |
– | – | – | – | – | 178度 |
カラー | 72%NTSC | 72%NTSC | 45%NTSC | 45%NTSC | 72%NTSC | 16.7M 72%NTSC |
輝度 応答速度 |
300cd/m2 | 300cd/m2 | 300cd/m2 | 300cd/m2 | 250cd/m2 | 250cd/m2 |
タッチスクリーン | 非対応 | 非対応 | マルチタッチ対応 | 非対応 | 対応 | 10ポイントタッチ |
接続 | Mini HDMI x 2・USB Type-C(電源) | HDMI・USB Type-C(3.1)・USB Type-C(電源)・標準USB(3.0) | HDMI・USB Type-C(3.1)・USB Type-C(電源)・標準USB(3.0) | HDMI・USB Type-C(3.1)・USB Type-C(電源)・標準USB(3.0) | HDMI・USB Type-C(3.1)・USB Type-C(電源)・USB Type-C(通信) | Mini HDMI・USB Type-C x 2 |
サイズ 重量 |
267×172×10mm/460g | 304×195.7×9.7mm/560g | 355×224×9.5mm/730g | 352×226×9.5mm/750g | 356x225x12.4-5.5mm/900g | 321×206× 12.6mm/845g |
バッテリー | なし | なし | なし | なし | なし | なし |
スピーカー | あり(背面)+イヤホンジャックあり | あり(背面)+イヤホンジャックあり | あり(背面)+イヤホンジャックあり | あり(背面)+イヤホンジャックあり | あり(底面)+イヤホンジャックあり | 底面ステレオ+イヤホンジャックあり |
スタンド | あり(ケース一体型)・プラスタンド | あり(ケース一体型)・プラスタンド | あり(ケース一体型)・プラスタンド | あり(ケース一体型)・プラスタンド | キックスタンド(本体一体型) | なし |
リモコン | あり | あり | あり | あり | なし |


次ページからは旧型のBlitzWolf BW-PCM3などもレビューしていますので、よかったら見ていってください。
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