最近はおウチの環境のセンシングにハマっていまして、以下のようなグラフでおウチの環境がひと目で分かるようにしてみました。↓
とりあえずは温度・湿度・照度・PM2.5・Co2・気圧・水温・騒音・不快指数・紫外線を取得してデータをグラフ化することができました。
このデータを使って換気ファンを回したり水耕栽培を自動化したり、おウチのちょっとしたスイッチを自動化したいと思っていますがなかなか手こずっています。

そして今回はXiaomiから新しく出たXiaomi Mijia 空気質モニターがBanggoodからやってきたのでレビューしてみます。こちらはまだハックできてないので数値をデータベースに入れられてません。

おウチ環境 センシング
センサーで計測する機器は以下画像の左3つなど。右側にあるXiaomi Mijia 空気質モニターはまだハックできていませんので直接表示をみるかMi Homeアプリのみ利用可能。
左下のWeathernews WxBeacon2は気温や気圧・騒音など6種類のセンサー搭載でOmronでサンプルプログラムがあるのでそれを使うと数値を取得することができました。近日中に紹介します。
今回紹介するXiaomi Mijia 空気質モニターはWifi接続なのでまだハックできてませんが、BLE(Bluetooth Low Energy)で接続するXiaomi PM2.5とXiaomiの温湿度計はハックして自前のデータベースに温度などの数値を保存してグラフにすることができました。のちほど詳しく紹介していきますね。
その他のセンサーはラズパイやArduinoにセンサーをくっつけて計測しています。

Xiaomi Mijia 空気質モニター 特徴
Xiaomi Mijia 空気質モニターは、温度・湿度・PM2.5・TVOC(有害なガスなど、総揮発性有機化合物)・Co2(二酸化炭素)の計測と時計や天気(中国での使用のみ?)の数値やグラフを3.97インチのディスプレイに表示することができる機器です。
また、AndroidアプリのMi Homeと連携してスマホからも現在のお部屋の温湿度・TVOCなどを把握することができます。
空気質表示
3.97インチディスプレイはタッチセンサー付きでスマホと同じように左右にスワイプして画面を切り替えることが可能。

また、本体左右に空気穴が空いていて、ファンが回っていて中のPM2.5やCo2センサーに空気を送って計測するようになっています。
旧型のXiaomiPM2.5はファンが回りだすと五月蝿い音がしまして耳障りですが、このXiaomi Mijia 空気質モニターは穴に耳を近づけると少し音がしますが、正面に置くとまったく音はしません。静音ファンを使っているようで改良されていました。
TVOC(総揮発性有機化合物)
あまり聞き慣れない言葉ですがVOCが揮発性有機化合物の光化学スモッグで、TVOCはその総量を表す数値。1mg/m3以下だと問題ないレベルで4mg/m3以下が厚生労働省の目標値としている数値。
北京や上海がどのくらいのTVOC値が出ているのか気になるところ。北京に1週間居ると喉がイガイガして風の症状のようにダルくなってくる(2013年ごろの体験、現在は改善されているのかもしれません。)のでかなりの数値かと思われます。

縦表示も可能
縦表示も可能ですが、縦にすると上下の空気穴の下部分が塞がるのでPM2.5やTVOC・Co2の制度が低くなりそう。

天気
天気も表示することができるようですが、日本の場所には現在は未対応のようです。北京や上海など中国大陸では以下のように天気予報を表示できるようです。

Xiaomi Mijia 空気質モニター レビュー
ディスプレイが素敵で普段は時計としても使える
空気質を表示させるだけのガジェットですが、3.97インチとなかなか大きいディスプレイ搭載しているので時計としても使えるのが便利。
背景色がなかなか素敵でグラデーションで鳥が飛んでいたり風車小屋の風車が回転していたり和む画像になっています。

レベルがカラーで分かるのも特徴。

大きめのディスプレイなので↓グラフ表示も可能になっています。

息を吹きかけてみる
空気孔に息をかけるとCo2数値がすごい勢いで数値があがって背景色がオレンジ色に変わりました。

すぐに数値が下がって緑色、そしてもとの青い背景色に変わります。数値によって背景色が変わるのでお部屋の空気の状態がわかりやすい。

そして部屋の中でディープサイクルバッテリーを充電したらとんでもない数値が出たので↓・・・充電は外ですることにしました。充電の様子はこちらを御覧ください。

Mi Homeアプリとペアリング
スマホのMi Homeアプリとペアリングしてみましょう。Xiaomi Mijia 空気質モニターを左右にスワイプして歯車アイコンをタップすると設定画面↓に変わります。まずはWi-Fiを接続して、「Mi Home」をタップしてペアリングします。

簡単なペアリング方法が英語で表示されます。Mi homeアプリを起動してデバイス追加を選択後にXiaomi Mijia 空気質モニターを選ぶと書いてます。「Next」を押す。

QRコードが表示されるのでMi Homeでスキャンする。

Mi Homeアプリの右上の「+」をタップして、下左画像「Add manually」タブを押す。左メニューの「Air treatment」を選択して下の方にいくと「Mi Multi-function Air Monitor」が出てくるので選択します。
するとXiaomi Mijia 空気質モニターのQRコードを表示させるように説明画面になります。「Operation confirmed」を押して「Next」タップ。
次の画面でスキャンするとペアリングされます。
最近のMi homeのデザインが変わって↓このようになりました。

このXiaomi Mijia 空気質モニターはBLEのゲートウェイにもなるので、近くにXiaomiのBLE機器がある場合は接続して・・・
Xiaomi Mijia 空気質モニターと 旧Xiaomi PM2.5比較
旧型のXiaomi PM2.5と比較で、性能面ではXiaomi Mijia 空気質モニターのほうがPM2.5の値が正確のようです。
PM2.5がほとんど無い時は変わりありませんが↓

初春になって黄砂か花粉が舞うとかなり測定値に違いがありました。↓旧型のXiaomi PM2.5はファンが回るときと回らないときがあるのでその点でもあまり正確な数値では無いようです。
Xiaomi Mijia 空気質モニターのほうは空気孔に耳をあてると常時静音ファンが回っています。そのためにバッテリーを余分に食うのかもしれませんが正確な値を出すために仕方がないかもしれません。バッテリーは10数時間しか持たないようなのでUSB Type-C接続で常時電源を接続したほうがよさそうです。

両方共同じような作りで側面と裏面がホワイトで艶あり。

厚みは旧型のXiaomi PM2.5のほうが厚め。

Xiaomi Mijia 空気質モニター 使ってみた感想
二酸化炭素やPM2.5などの空気質が数値やグラフ・色で分かるようになって楽しい。
PM2.5の数値が高いときは窓を閉めたり二酸化炭素量が多いときは窓を開けたりと空気の質を見て換気できるところがいいですね。
これをもう少し発展させて、自動で窓の開け閉めや換気扇を自動で回したりストップしたりすることもやってみたいのですが、このXiaomi Mijia 空気質モニターはMi Home以外では今のところ接続することができず、数値を取得して他の機器(例えば換気扇など)を動かすことはまだできてません。(XiaomiのMi Homeアプリを使う機器は動かせます。)
とりあえずは仕事部屋に置いて気が向いたらハックしてみます。

※この商品はサンプル提供していただいてレビューしています。
コメント
この機種は「ちゃんと計測できない機種」だと思うのですが…
コメントありがとうございます。
どの機種ですか?