USB PD ハンダごて2種 FNIRST HS-01・PTS200 レビュー

SBC(シングルボードコンピュータ)

新型のUSB PDハンダゴテFNIRST HS-01がBanggoodからやってきたので紹介します。

FNIRST HS-01はキャップ付きで使わない時にはペンケースなどに仕舞っておけるスマートなハンダゴテになります。(キャップ締めた状態で全長183mmほど)

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FNIRST HS-01

USB PDハンダゴテ FNIRST HS-01の特徴

コテ先・スタンド付き

コテ先が6本同梱されているので、たいていのハンダ付け用途で使え、ハンダゴテ本体のカラーはブラックとブルーの2色。

コンパクトなスタンド付きなのも嬉しいところ。

特徴

主な特徴は以下の通りで、USBハンダゴテなのでディスプレイ付き。

持ち手部分にゴムのグリップ付き。↓

フタは回転させてロックできる構造になっています。

USB PDアダプターが別途必要

電源は普通の5V2.5AのUSBアダプターではなく、最低でも9V1.5A出るUSB PDアダプターがないと使えません。

65Wまで出力できるUSB PDアダプターだと8秒で300度近くになります。

PID制御

PID制御で温度を自動制御して、目標値と現在値の差をもとに制御信号を調整します。

PID制御の説明は以下の通り。

PIDは、「Proportional-Integral-Derivative(比例積分微分)」の略称で、制御工学や自動制御の分野でよく使われる制御アルゴリズムの一つです。

PID制御は、制御対象の現在の状態と目標状態の差を計算し、その差に基づいて制御信号を出力することで、制御対象を目標状態に近づける制御手法です。

PID制御は、比例制御、積分制御、微分制御の3つの要素を組み合わせた制御方法であり、それぞれの要素が目標状態との差に応じて制御信号を調整することで、より効率的な制御を実現します。比例制御は現在の状態と目標状態の差に比例して制御信号を調整し、積分制御は差の積分値に応じて、微分制御は差の微分値に応じて、それぞれ制御信号を調整します。

PID制御は、多くの工業プロセスや制御システムに広く使用されています。例えば、温度、圧力、位置、速度、角度などの制御対象を制御するために使用されます。

USB PDハンダゴテ FNIRST HS-01 レビュー

化粧箱

こちら本体のみと、コテ先+スタンドセットの2種類の販売があるようです。

化粧箱はきれいです。

付属品

コテ先が5本と本体箱に入っている1本で合計6本のコテ先があります。

スタンド付きでスポンジが・・・薄いし破れてる。

USB-C ↔ DCケーブルはUSB PDアダプターを持っていない方用のようです。でも12V(多分)のACアダプター持っていなければ意味なさそう。

開封

このハンダゴテはコテ先のケースがついているのが特徴でペンケースに入れておいてもおしゃれです。

輸送時にコテ先が暴れていたようで、ハンダゴテ本体に傷がついている。↓

操作パネル

起動時の表示↓左ボタンを押して加熱スタートする。

表示は左が現在の温度でSET内が設定温度、右上が電圧19V、65W(20V Max3.25A)のUSB PDアダプターを使うと300度到達までは爆速の体感で5秒(多分6~9秒くらい)くらいで温まりますので、すぐにハンダゴテを使えます。

左右どちらかのボタンで温度設定↓、80度~420度まで設定できます。

この他の設定は特に無いようです。

他のUSBハンダゴテと比較

現在ウチにあるUSBハンダゴテ3つと比較してみましょう。(過去にレビューしたUSBハンダゴテは以下をご覧ください。)

上からMini TS80S・FNIRST HS-01・PTS200の順です。TS80Sがやはりいちばんコンパクトですね。

コテ先は互換性なさそう

それぞれ独特のコテ先の根本の形状なので互換性は無いと思います。

TS80Pはよりコンパクトだが、

Mini TS80Pはコンパクトでスマートですが、コテ先が1本2千円以上するのがネック。

USB PDハンダゴテ FNIRST HS-01 まとめ

USB PDのハンダゴテ、ディスプレイ付きで温度を設定可能、コンパクトでフタ付きなので持ち運びも可能。

ただ、USB PDで最低でも9V1.5A出るUSB PDアダプターが無いと使えないのでご注意ください。

65Wかそれ以上のUSB PDアダプターをお持ちであれば、爆速で温まってすぐにハンダ作業ができて非常に便利です。

電子工作好きな方に、お一ついかがでしょうか?

FNIRST HS-01

※この商品はサンプル提供していただいてレビューしています。
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