新しいタイプのハンダゴテを探している場合はUSBハンダゴテがオススメ。
最近ではUSB Type-C給電の30W給電のハンダゴテが出て、スマートなペンタイプでディスプレイ付きの実用的なものが出てきていますので紹介しますね。
- おすすめ はんだごて7選 USBハンダゴテTS80 レビュー (現在このページにいます)
- USBはんだごて TS80P レビュー
- 有機EL MINI TS100 12V ハンダゴテ レビュー
ハンダゴテの電源タイプ
ハンダゴテには主に以下の6種類の給電タイプがあります。
やはりコンセントにさす100Vのハンダゴテが一般的で種類もたくさんあり、安くてパワーも問題無いので使いやすいです。
- 100Vコンセント 50~70W:一般的なハンダゴテ(ケーブルあり)
- ガス式 15~75W:ガス充填式なのでケーブルレスで持ち運び自由(若干危険)
- 電池 5~6W:単3電池4本でHAKKO FX901 持ち運び自由(温度低い)
- 12V給電 17~65W:MINI TS100(12Vアダプタ別途必要)
- USB給電 8W:MicroUSBで給電する中華ハンダゴテ(温度低い)
- USB Type-C給電 30W:MINI TS80P
USB給電は3種類ありまして、全て中華ブランドでUSB Type-Cのハンダゴテは現在はMINI TS80のみだと思います。
MicroUSB給電のは日本でも500円ほどで売っている激安中華ハンダゴテで、パワー不足で使えない場面もありそう。
おすすめ ハンダゴテ 7選
USB Type-CハンダゴテMIMI TS80の紹介前にハンダゴテのオススメを7選を紹介します。
1位・2位にはやっぱりMINIのTS80/TS100でその他は日本のハンダゴテメーカーーの白光やGootがよさそう。
車や電源が無いところでハンダ作業するにはガス式か電池式もあります。7位に激安の中華なUSBハンダゴテもあります。
とりあえず使う場合は500円前後なのでこちらでもよさそうです。
白光(HAKKO) 電池式はんだこて FX901-01
単3乾電池4本でどこでもハンダ付けできるのが便利
goot 温調はんだこて PX-201
温度調節できるスタンダードなはんだごて
goot ガス式はんだこてセット GP-510SET
どこでも使えるガス燃焼加熱方式のはんだごて
白光 ダイヤル式温度制御はんだこて FX600
LEDで設定温度の状態、ダイヤルで温度調節可能なはんだごて
MINI TS100
直流12V電源のディスプレイ付きプログラミング・ファームウェアアップ可能なはんだごて
MINI TS80P
USB-C電源でディスプレイ付きのスマートなはんだごて
TS80Pにバージョンアップ版
18Wから30W(PD2.0のUSBアダプターが必要)まで出力アップ!
ハンダのこてはTS80と互換性あり
続いてUSBのハンダゴテ TS80の実機を見ていきましょう。
USB-Cハンダゴテ MINI TS80 レビュー
最近はラズパイとかArduinoとかの電子工作にハマってしまって週1は必ずはんだごてを手にする機会があります。
といっても電子回路は素人なのでちょっとしたケーブルと電子部品などの接続時に使うだけなのですが、電子回路をいじくっていると意外とはんだごてを使う機会があったりします。
はんだごては1000円以内で買える↓100Vコンセントにさして使うやつが一般的ですが、
コンパクトでペンのような見た目、さらにディスプレイ付きでコテ先の温度表示+設定可能なこだわったはんだごてでかなりオススメなMini TS80がBanggoodからやってきたのでレビューします。
(新型バージョンアップ版のTS80Sが出てPD2.0対応のUSBアダプターを使えば30Wまで出力しますので、購入検討されている方はTS80Pをご検討ください。)
MINI TS80
MINIのはんだごては別にディスプレイ付きで12V電源のMini TS100も使ってまして、こちらも活躍中。そしてMINIの精密電動ドライバーES121もチェックしてみてください。こちらも無駄?にメタルでガジェット感まるだしでガジェット好きにはたまらない一品です♪
HAKKOの単3電池4本のはんだごても持ってます↓が、温まりが遅いうえにパワー不足で素人には使いこなせずお蔵入りになってます。
上の電池式はんだごてとは違ってMINIのTS80やTS100はペンのように↓持って使えるので電子機器など細かいハンダ付けにはピッタリ。
箱
パット見はんだごてには見えないスマートなガジェットといった見た目。
コテ先の形状はD型(マイナスドライバーのような形)で、使えないコテ先だと思っていましたが使ってみるとケーブルの先にハンダを付けたりケーブルと基盤をくっつけたりするのにかなり使い勝手のよいコテ先でした。
コテ先は適材適所で使い分けるようですが、個人的には通常の先が尖ったB型(鉛筆の先のような形)よりも使い勝手がよい感じです。
付属品
コテ先・USBアダプタ・USBケーブル・アースコード取説が入っていました。
本体分解
本体はねじ切りで先っちょのほうが取れました。
なぜ取れるのかは不明。コテ先が入る穴はイヤホンジャックのような形状になっている。
本体もコテ先もガジェット感があって普通のはんだごてには無い素敵なコレクションというイメージ。
USB Type-C電源はQuick Charge 3.0対応のもの
USBアダプタとUSB-Cケーブルも付属品にありますが、Quick Charge 3.0に対応している9V2A出るタイプの別のUSBアダプタとUSB-Cケーブルの組み合わせでも使えます。(以下画像は付属のUSBアダプタ)
使えないUSBアダプタとケーブルの場合はこのように↓「Low-Vot」と表示されて電圧が足りずに使えません。
ただ、対応しているUSBアダプタ・ケーブルを使用しても設定している時なのでこの表示になる場合があるので、そのときはUSB-Cケーブルを抜き差しして再起動すると使えるようになります。
QT3.0対応モバイルバッテリーでも使用可能
Quick Charge 3.0に対応しているモバイルバッテリーを使うとコンセントが無くてもどこでもはんだごてが使えるのも便利。
コンセントが無い場所や差し込みまで遠い場合にはQC3.0対応のモバイルバッテリーがあればかなり役立つ。
温度は400度まで
通常は400度で作業する場合はない?とは思いますが(自分は340度あたりで使ってます。)電子基板に付いている抵抗や回路を引っぺがす時に400度にして銅のハンダ吸い取り線をあてて取り除くとうまくハンダが取れる。
設定
右ボタンを押すと設定画面になります。WkTemp(ウェイクアップ温度)、StbTemp(スタンバイ温度)などの設定がありますが、デフォルトのまま使っても問題ありませんでした。
MINI TS80とTS100比較 互換性は無い
同じようにディスプレイ付きでスマートな形のMINIはんだごてですが、電源・コテ先の形状ともに違って互換性はありません。
どちらが先に出たのかわかりませんが、TS80のほうが洗練されたデザインな気がする。
コテ先
Mini TS80とTS100は同じメーカーなので互換性があったら嬉しかったのですが、はんだごてのコテ先は互換性が無いのでそれぞれにコテ先を買うしか無いのがこまったところ。
以下のようにコテ先とはんだごて本体との接続口の形状が違うのでコテ先を使いまわしはできません。
コテ先はちょっと汚くてスンマセン・・・下がMini TS80のD型、上がTS100のB型、D型のほうが使い勝手がいい。
電源も違う
電源も12VとUSB-Cとで違うので別途用意する必要があるのもちょっとつらい。
ハンダ作業の必需品
はんだごて以外にハンダ作業で使うツールを集めてみました。
はんだ
コレが無いとハンダ付けできません。必需品ですね。
普段はこっち↓の電子工作用。ケーブルをはんだ付けするのにあいます。
細かい電子基板などハンダ付けするにはこちら↓
ツールクリッパー
海外通販Banggoodでこういう↓かっこいいクリッパーがあったので買いました。基盤やケーブルを挟んでハンダ付けするのにかなり役立ちます。
Realacc Four Arms Aluminum Alloy CNC Soldering Station
ホントはドローンなど掴んではんだ付けするためのものみたい。自分に来たのはクリップの部分が金属だけだった(上画像だと挟む部分にカバー付いてバージョンアップされている)ので挟む部分にヒートシュリンクチューブをくっつけて、はさむ部材が傷つかないようにしました。
TS100用スタンド買った
はんだごてを使っているときに先端が熱くなってデスクに直に置くと焦がしてしまう場合があるのでスタンドを買ってみました。↓
こちらもTS80には対応してなくTS100専用のスタンド。
残念ながらTS80には装着できないので一緒に画像撮ってみた↓
Miniのスタンドはこういうの↓もあるので共通で使いたい場合はコレでもいいかも。
はんだごてクリーナー
コテ先にハンダが付いた時に金属タワシのような金属のモジャモジャにこすりつけて除去するクリーナー。
フタが付いているやつ↓
コレ↓だとフタが無いのでボックスとかに入れて収納するとハンダのカスがこぼれてしまうのでフタがあったほうがいいかもしれない。
はんだ吸取り線
ハンダ付けが失敗した時や除去する時に使う銅の編線。ハンダ付けに慣れてない方(自分)は必須のお品。
フラックス
基盤をハンダ付けする時につける場所にフラックスつけてやるとハンダのノリがいい。基盤にハンダ付けする機会はあまりないので自分はめったに使いません。
チップリフレッサー
コテ先を掃除するお品、あまり使わないのでコテ先が汚くなってます・・・使わなきゃ。
MINI TS80を使ってみた感想
自分はハンダ作業にはこれが無いと作業できないくらいに必須になっています。TS100もありますが、12Vにつなぐのでケーブルが短くて不便(ソーラーの12V電源の延長ケーブル作ります。)なのとコテ先が鉛筆型なので使う用途がすくなく出番があまりない。
他のはんだごてとは違って温度表示・設定もできるしUSB-C接続で使えるので便利。デザインもよくコンパクトなので気軽に持ち運べて、プロの方は必須なお品な気がします。
今度は換えのコテ先が欲しくなってきました。
おすすめ ハンダゴテ 7選比較
先ほど紹介したおすすめのハンダゴテを比較できるようにしてみました。参考になりましたら嬉しいです♪
画像 | 2 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
商品名 | MINI TS80P | MINI TS100 | 白光 ダイヤル式温度制御はんだこて FX600 | goot ガス式はんだこてセット GP-510SET | goot 温調はんだこて PX-201 | 白光(HAKKO) 電池式はんだこて FX901-01 | 激安 中華USBハンダゴテ |
特徴 | USB-C電源でディスプレイ付きのスマートなはんだごて | 直流12V電源のディスプレイ付きプログラミング・ファームウェアアップ可能なはんだごて | LEDで設定温度の状態、ダイヤルで温度調節可能なはんだごて | どこでも使えるガス燃焼加熱方式のはんだごて | 温度調節できるスタンダードなはんだごて | 単3乾電池4本でどこでもハンダ付けできるのが便利 | 最安500円前後の激安USB給電のハンダゴテ |
ブランド | MINI | MINI | 白光 | 太洋電機産業(goot) | 太洋電機産業(goot) | 白光 | |
価格 | 約11,000円前後 | 約7,500円前後 | |||||
設定温度 | 100~400度 | 100~400度 | 200~500度 | 最大580度 | 250~450度 | 不明 | 200~450度 |
消費電力 | 36W | 17W/30W/40W/65W | 50W | 15~75W相当 | 70W | 5W~6W | 8W |
電源 | USB QC3.0(9V/2A)・PD2.0(12V/3A) | DC12V/16V/19V/24V | AC100V | ガス燃焼加熱方式 | AC100V | 単3乾電池×4本 | USB 5V1.6A |
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もしMIMI TS80を海外通販で買う場合
スマートでディスプレイ付きなはんだごて MIMI TS80のレビューでした。買う場合は海外通販Banggoodが激安で買えます。海外通販したことない方は以下のBanggoodの買い方を参考に安全・安心にお買い物してくださいね。
MINI TS80
工具をEDCケースにまとめてみました
ウチにあったちょっと大きめのMAGFORCEのEDCバッグを工具入れにしてみました。↓
このMAGFORCEのケースは工具を入れると見栄えが良くなって男性でしたら工具を並べて見たくなり、楽しいです♪
これで電子工具はMiniのハンダゴテ2つと精密ドライバーになりました。
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