これはスゴイ!耳穴をふさがないので、自転車やランニングなどのスポーツで活躍すること間違いなし。骨伝導イヤホンのトップメーカー、AfterShokz(アフターショックス)からデザインがよりスリムになった新型Aeropexがやってきたのでレビューします。

この骨伝導イヤホン使ってみてびっくりしました!
いつも愛用しているSonyの防水ウォークマンNW-WS625と比べても同様の音質で、耳にイヤホンを入れなくても骨伝導で聞こえるのは革命的です♪ 思っていた以上に音が良いです。
では、骨伝導イヤホン AfterShokz Aeropexをみていきましょう。
骨伝導イヤホン AfterShokz Aeropex 特徴・機能説明
振動ユニットPREMIMPITCH 2.0+
骨伝導イヤホンの心臓部とも言える振動ユニットPREMIMPITCH 2.0+は、より少ない振動で深みのある低音を実現。
ホントに音は良いと思います。
音漏れのほうは、静かな部屋で60cm離れた距離でスマホのボリュームの半分から1メモリ下だとまったく音は聞こえませんので、混雑した電車の中でも他人と30cm以内に近づくギューギュー詰めの満員電車は音漏れしますが、少し混雑な時は中間より低くボリュームを下げていれば他人に聞こえることは無いようです。
ただし、ボリュームをMax近くまであげるとかなり音漏れして、スピーカーのように外に聞こえてきます。
骨伝導イヤホンは自転車乗りの必須アイテム
2015年の改正道路交通法で周囲の音が聞こえないと危険という理由でイヤホンが禁止されている都道府県が多くなっています。
そんな自転車乗りに辛い時代に音楽を聞きながら自転車が乗れるという、救世主的な骨伝導イヤホンは必須アイテムと言えそうです。
自分も自転車が大好きで2015年くらいまでは乗ってましたが、音楽聞きながら自転車乗れないのはつまらなすぎなので、改正道路交通法をきっかけにいったん自転車の趣味を辞めました。
骨伝導イヤホンで音楽聞きながら自転車乗っても違反にならないので、また自転車始めようと思っています。今度はクルマに積めるタイプの折りたたみ自転車か折り畳めないミニベロが欲しくなってきています。
IP67防水

IP67防水なので水辺でのアクティビティにも使えます。

SUPで防水スマホと合せて使えば完璧!音楽を聞きながらSUPが楽しめる。

水にちょっと漬けるくらいならいけそう。
ただし、IP67防水(水中浸漬に対する保護)なので、何時間も水没は無理だと思います。
Bluetooth 5.0
骨伝導イヤホン AfterShokz AeropexはBluetooth5.0なので、LINE電話やSmarTalkなどのIP電話でも受話できます。
Bluetooth4.2よりも下のバージョンになるとIP電話では受話できずにイヤホンから着信音も鳴らないのでご注意ください。


IP電話をよく使う方でBTイヤホンを選ぶ場合はBluetooth5.0が必須になりますね。
小型・軽量化
前タイプのAfterShokz Trekz Airよりも小型軽量化されて、デザインもよくなっています。
旧バージョンのAfterShokz Trekz Airはデザインもかっこ悪くおもちゃっぽかったので欲しい気がしなかったのですが・・・

現行のAfterShokz Aeropexはかなりカッコよく仕上がっています。
骨伝導イヤホン AfterShokz Aeropex 開封
化粧箱
かなりオシャレな化粧箱で、右上に特徴の一つである2年長期保証が書いてあります。
日本ではスマホやPCの素敵な周辺機器の代理店をやっているフォーカルポイントが正規代理店になっているようです。Macヲタクの時代からフォーカルポイントの製品にはお世話になっています。
開封
外の紙をスライドさせて取ると箱がでてきました。
パタパタと扉のようになっている厚紙を左に開いていくと↓、オシャレです。
最後に2つになっている箱を開くと本体がでてきます。
骨伝導イヤホン本体は合金の上にラバーコーティングされたような仕上がりになっていて、左右の骨伝導変換器がぶつかると金属がぶつかったような鈍いカンカンというような音がする。
詳しくは分かりませんが、ほぼプラスチックでできているイヤホンと違って、ラバーコーティングの中は金属が多く使われているようです。
最近流行りの完全ワイヤレスイヤホンではなく、左右がチューブでつながっているタイプの骨伝導イヤホン。
自分はこのチューブタイプのイヤホンが大好きです。なぜかと言うと左右がつながっているので装着が1回ですみ(完全ワイヤレスイヤホンは両耳に2回装着する動作が必要)さらに耳の外形に引っかかけるのでちょっとやそっとではハズれない。なので、メンドウな手順が少し省かれてどちらかというと完全ワイヤレスイヤホンよりもこの左右がつながっているチューブタイプのほうが好み。
付属品
本体と紙の説明書や専用ケーブル、収納ケースもあります。
骨伝導イヤホンのデメリット(メリット?)である、周囲の音が聞こえてしまうので付属品に耳栓が付属されていました。↓
専用ケース
収納ケースはゴム素材でできていて、ランニングなど外で使っていて使わなくなったらこのケースに入れておくもの。
継ぎ目のないゴム成形でフタ部分には磁石が内蔵されていていました。
- フタは磁石でくっつく
収納方法は以下のように骨伝導変換器の部分を先にケースに入れるようにするとうまく収納できました。
このように収まる↓
専用ケーブル2本入
専用の磁石の充電ケーブルが2セットあって、1個壊れた場合の予備になっていて非常に親切。専用ケーブルは汎用性が無いので壊れると非常にメンドウなんですよね。そのあたりを分かってケーブル2本付けてくれているのはニクイです♪
この磁石でくっついて充電するタイプは気をつける必要があります。
以前スマートウォッチフォンの磁石タイプの充電ケーブルをPCに指したまま磁石が金属の棚にくっついていて通電に気が付かずにPCが再起動を繰り返したことがありました・・・パソコンが壊れちゃう
この充電ケーブルは磁石部分よりも電気が通る部分がほんの少しだけ中に引っ込んでいるので、磁石が他の金属に触れても通電することはなさそうですが、凸凹した金属に触れていると通電する可能性もあるので気を付けましょう。
そのため(誤って通電しないように)にUSB側にキャップがあるようです。
充電
右側の+・- ボタンの横に電源ポートがあります。特殊なポートでAfterShokz Aeropex専用の充電ケーブルのみ使用可能。
ケーブルを近づけると磁石でくっついて赤点灯で充電開始。
取説
英語の取説と一体になていて日本語部分もあります。
こちらは保証書↓
すぐに使えるように↓このような簡単な取説もありました。
操作ボタン
ボタンは右側に+・-の音量ボタン、左側のマルチボタン1つの合計3つのボタンがあります。
各操作は日本語で女性の音声が聞こえます。
基本操作
- 電源 :+ ボタン長押し(音声 アフターショックへようこそ・終了します)
- イコライザー変更:+・- 3秒同時長押し(音声 イコライザーを変更しました。)
- バッテリー残量 :音楽を停止した状態で+か- どちらか(音声 充電されています)
- 音量調節 :+・- ボタン
通話
- 電話に出る・切る:マルチボタン1回
- キャッチ :通話時マルチボタン2秒長押し(前の通話が切れます)
- 通話拒否 :着信時マルチボタン2秒長押し
- 音声ダイヤル :マルチボタン2秒長押し
- ミュート :通話時に+・- 2秒同時長押し
- リダイヤル :マルチボタン2回(最後に発信した番号にリダイヤル)
音楽
- 音楽再生・停止 :マルチボタン1回
- 次の曲 :マルチボタン2回
- 前の曲 :マルチボタン3回
イコライザーは、デフォルトで少し低音が効いていましたが、変更すると少し遠い音のような軽いシャカシャカ音になりました。
左側のマルチボタンは耳あてして、さらに手袋していてもプッシュするだけなので有効に使えますが、右側の+・- のボリュームボタンはイヤーウォーマーなどで覆ってしまうと操作しづらくなり、さらに指を2本使って操作するのでちょい不便、右側も左のマルチボタンのように一本指で操作できるように骨伝導変換器部分に上下に+・- ボタンがあればなお使いやすい気がします。
マルチポイント接続がスゴイ!
こちらも自分は初めて使った接続方法で、2台同時に接続して、音が出ているほうの機器を自動的に選択して骨伝導イヤホンで音を出すようになります。
Bluetoothイヤホンで2台接続して、切り替える方法のマルチペアリングが一般的でしたが、マルチポイントというのもあったんですね♪

早速ペアリングとマルチポイントも試してみましょう。
スマホとペアリング
まずは普通のペアリングは電源ボタン(+ボタン)を長押しすると青赤点滅になってペアリングモードにはいりますので、スマホのBluetooth設定でAeropex by AfterShokzを選ぶだけ。
ガジェットと1台だけ接続したい場合はこちらで簡単にペアリングしましょう。
マルチポイント接続の方法
マルチポイントの方法はちょっとメンドウになりまして、説明書にも書いてありますが、一応説明しておきます。開始はイヤホンの電源をオフの状態から。
- 電源ボタン(+ボタン)を長押しすると青赤点滅になってペアリングモードになる
- 左のマルチボタンと+ボタンを3秒長押しすると音声『マルチポイント イネーブルド』
- この後はじめて、1台目のガジェットとペアリングします。
- +ボタンを長押ししてイヤホンの電源を切る
- 再び+ボタンを長押しして青赤点滅のペアリングモード状態にする
- 2台目のガジェットとペアリングする。音声は『接続しました。接続しました。第2デバイスに接続しました。』と出ればマルチポイント完了。
- 再び+ボタンを長押ししてイヤホンの電源を切る
これで設定完了、簡単に言うと「2」のマルチボタンと+ボタンの長押しで『マルチポイント イネーブルド』する以外は普通に2回ペアリングして、ペアリングのたびに電源を切ればOK。
あとは、電源を入ればマルチポイント状態になっています。

ペアリングした2つのガジェットのどちらかで音をだしてください。音が出ているほうのデバイスを自動的に選んで音がでます!スゲエェェェェェェ!
電話をよくされる方はデュアルSIM対応の2台のスマホで4つの電話番号同時待受も可能になりますので、そういう方にとってはこの骨伝導イヤホンは神ガジェットになりそう。
骨伝導イヤホンのスゴイ点、耳あてができる
一番気に入った部分はイヤホンがスリムで耳から飛び出さないので、この寒い季節に【耳あて】ができるというところ。

散歩の時にSony防水ウォークマンを付けて音楽を聞きながら歩いているので、耳あてができなくて・・・耳たぶが霜焼け(しもやけ)になってしまった(この暖かめな福岡でどんだけ体が弱いの?・・・)
けど、この骨伝導イヤホンAfterShokz Aeropexだったら耳あてできて、耳も暖かいんです♪
耳あてを装着する
骨伝導イヤホンで一番気に入ったのは耳あて↓ができるということ! こういう女性用の耳あてはもちろん装着可能で外出中でもこの状態で快適に音楽が聞けたり電話も可能。
自分はいつもこういう折りたたみタイプ↓の耳あてを付けています。

(髪の毛が邪魔でスンマセンm(__)m)
骨伝導イヤホンを装着後に耳あても装着してみたところ、やはりまったく干渉せずにポッカポカに耳を温められます♪
耳タブ↓に挟んでつける耳あてでもぜんぜん普通につけられる。これで耳も寒さで霜焼(しもやけ)にならずにすみそう・・・でも自分はすでにしもやけになってしまってかゆいんです(泣)
ヘアバンドタイプの耳あてでもイヤーウォーマータイプのものでもなんでも装着可能で、耳が痛くなりません。
ボタン操作も左側のボタンは耳あての上からできまして、右側の音量ボタンは上の2つの耳あての場合は干渉しないので問題なく操作できます。
メガネとの干渉はわずか
あと、メガネの場合は先に骨伝導イヤホンを装着して、その上からメガネをつけるとほとんど干渉せずに両方使えます。

メガネは耳にひっかける部分の「モダン」と呼ばれる部分が丸く耳に沿って巻き付くようなものだと少し違和感があるかもしれません。
自分は最近はかなり目が悪くなってしまったので、度付きメガネを常用するようになりましたが、この骨伝導イヤホンを付けてからメガネをかけてデスクワークをする場合はまったく干渉しませんでした。
使っているメガネはZoffとかJINSなどの激安なモダンが「への字」になっている普通のメガネです。
スポーツをやる場合はメガネによっては耳の上あたりが少し干渉するかもしれません。散歩の場合はオークリーのサングラスをかける時もありまして、その場合はモダンは耳にひっかけるタイプではなく、挟み込むタイプのサングラスなのでまったく干渉しません。
メガネとの干渉は気にならないが、後ろが邪魔な時がある
頭の大きい人用に左右をつなげるチューブ部分が固い素材でできているので、後頭部あたりが親指一本分くらいの空間ができてしまいます。
なので、上を向いたりすると骨伝導イヤホンのうしろの部分が服にあたってイヤホンがズレる時もありましてちょっとストレスになります。

Sonyの防水ウォークマンではチューブがほぼ頭にピッタリくっついて人間の動きをチューブが邪魔することはほぼ無い。

解決策としては、骨伝導イヤホンをのチューブ部分を耳よりも上のほうに上げると服と干渉することが少なくなるようです。
Sonyの防水ウォークマンNW-WS625と比較
骨伝導イヤホン AfterShokz AeropexとSonyの防水ウォークマンNW-WS625↓チューブタイプでBTイヤホンで似ているけど仕様が全く違う。防水ウォークマンのほうは指輪型リモコンが付いているのがかなり気に入っています。
ソニーの防水ウォークマンは以下のページでレビューしました。

こちらと比べてみると↓防水ウォークマンは耳穴をふさいでさらに耳から2cmほど外に飛び出しているので耳あてはできません。いや無理すればできますが、耳穴が圧迫されて耳がそうとう痛くなります。(またまた髪の毛が邪魔でスンマセンm(__)m)
骨伝導イヤホンは予想以上に音質が良い!
肝心の音質ですが、Sony防水ウォークマンNW-WS625と骨伝導イヤホン AfterShokz Aeropexを比べて大差無いというより個人的に感じたのは同じ音質です。
普通のイヤホンと同等の音が出るということは骨伝導イヤホンはかなり進化しているということのようです!
ただ、両方のイヤホンともちゃんと集中して音楽を聞くのではなくランニングや散歩などのアクティビティの時に聞く用のイヤホンなのでそこまで音質にこだわった製品でないので、耳が良い方はあまり期待しないでくださいね。
しっかりと音楽を聞く場合は別のヘッドホンや有線の高級イヤホンのほうが良さそうですが、自分にはあまり音の違いが分かりませんのでこの2つのイヤホンで十分です。
どちらにせよ、もう少し音が悪いかと思っていたので、Sony防水ウォークマンと骨伝導イヤホンAfterShokz Aeropexが同等の音質なのはビックリしました。
骨伝導イヤホン AfterShokz Aeropexを使ってみた感想
ほぼ完璧で気に入ったのですが、少しだけ改良してほしい点がありました。
惜しい部分
ほぼ完璧な骨伝導イヤホンですが、左右をつなぐ首の後ろ部分のリングが大きいので、上を向くと服に干渉するのが残念。Sony防水ウォークマンと同じくらいのチューブの長さですが、構造が違うために耳に装着するとその差が歴然で、かなり耳の後ろに空間があいてしまいます。
それと、欲を言うと右側の+・- のボリュームボタンも人差し指と親指でつまんでボタンを押すのではなく、骨伝導変換器部分に+・-のボタンを付けてほしかった。そうすれば右側も人差し指1本で操作できた。さらにBluetoothの指輪型リモコンも付けてもらえると完璧ですね!
時期バージョンでアップデートしてくださることを期待しましょう。
常用して気がついた点を追記します
骨伝導イヤホンは音楽聞きながら自転車乗れたり、長時間装着しても耳を傷めなかったりと生活を変えてくれるガジェットであることは間違い無いと思います。
さらにマルチポイント接続で2台同時にスマホやPCと接続できて音が出てるほうを選んで音をだしてくれるところもスゴイ。
自分もかなり気に入っていて、最近は骨伝導イヤホンばっかり使っています。そろそろトレーニングやランニング・アクティビティ用のイヤホンが欲しくなってきた方で、今から買う場合はAfterShokzのAeropexをかなりオススメします。
冬の散歩は「耳あて」したいので、ずっとこの骨伝導イヤホンを愛用します♪Sony防水ウォークマンNW-WS625の出番が少なくなりそう。ウォークマンもういらないかなぁ、
※この商品はサンプル提供していただいてレビューしています。
続いて、AfterShokz テレビ用をレビューしていきます。
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