ちょっとした金属の接着に便利な安価で手軽なポータブル スポット溶接機がBanggoodからやってきたので紹介します。
こちらのスポット溶接機はディスプレイ付きで、予熱と溶接のダブルパルスでスポット溶接できる機能があります。

ディスプレイ付きダブルパルス スポット溶接機 レビュー
梱包
ダンボールの簡易梱包ですが、海外発送のダメージなくきれいな状態で届きました。

USB-Aポートでモバイルバッテリーとしても使えます。

付属品
スポット溶接機本体の筐体は完成度が低いのですが、溶接の機能はかなり使いやすいというかちゃんと溶接できます。

付属品はニッケルベルト・USB-Cケーブルと英語・中国語の取説、あと緑のシートは?デスクが汚れないようにする下敷きかな?
取説

自分もスポット溶接機は初めてなので、より使い方を理解するために英語取説を通訳してみました。
原理と特徴
スポット溶接機は、2つの超高率三元リチウムを制御します。
内蔵シングルチップマイコンのプログラムによりパルスエネルギーを正確に出力し、非常に短時間で高温を発生させます。急速冷却後、ニッケルストリップとバッテリーを溶接してスポット溶接を完了します。
通常のスポット溶接機では出力パルスの長さを制御することしかできませんが、本製品は複数のパルスを出力することができます。その中で有名な「ダブル パルス スポット溶接」の原理は、「一定時間後に最初に予熱パルスを出力し、次にメイン パルス スポット溶接会社を出力する」というもので、産業用スポット溶接機に共通するものです。
使用方法
1.電源または白いボタンを 3 秒以上押し続けると、ビープ音が 3 回鳴った後、ロゴが表示されます。
2.電源を入れた後、白いボタンをクリックして調整したいパラメータを選択します。黒いボタンは周期的に調整できます。
3.必要に応じてパラメータを設定した後、溶接ペンがニッケルベットとバッテリーを軽く押した後、自動誘導出力電流スポット溶接
4.この時点で、ニッケル ベットがしっかりと溶接されていないか、はんだスポットが黒くなっている可能性があるため、エネルギーの実際の状況に応じて小さなメイン パルスを調整する必要があります。デフォルトのパルスの予熱は 2m5 です。黒鍵はメインパルスを調整します。
はんだ接合部が白くなり、しっかりと引き裂かれるまで、1 ~ 80 ミリ秒のサイクルを繰り返します。設定が完了しました。
5.凹面と凸面の表面では、プテ軟化材料を予熱した後、ニッケルベットがバッテリー表面に付着するのに十分な時間間隔がない可能性があります。このとき、白鍵を押して間隔を選択し、黒鍵を押します。
間隔時間を長くすると、必要なパラメーターを持つはんだ接合の品質を向上させることができます。
6.点設定は、プロセスの上記の5つのステップに精通しており、ニッケルベルト溶接ペンコンタクトを強化するために使用されるステップオプションを強化するために顧客に提案され、溶接時間を継続します。デフォルトは、厚いニッケルベルトに設定できます3、極太 5 この機能では作れません。
スポット溶接機の性能は 0.25mm 以上ですが、単一のはんだ接合部の役割を強化できます。接続間隔は詳細メニューで設定できますが、短すぎたり頻繁に設定したりしないでください接続機能を使用すると、過熱しやすくなります
Q&A
溶接不良: ニッケル ストリップが非常に強く押されたため、ピットが発生し、スポット溶接ができませんでした。 正しい ニッケル ベルトを軽く押します。力は書くのとほぼ同じです。バッテリーの表面効果が最もしっかりするようにするための適切な圧力です。
電圧が上がらない:使用前に xVis が完全に充電されていません。充電後に電源を再投入してください。
設定
白ボタンと黒ボタンを同時に押す。
パーソナライズされた設定の調整を調整する実際のニーズによると、一般的に変更する必要はありません。
設定完了後も白ボタンと黒ボタンを同時に押す。
素材による予熱パルスとメインパルスの溶接時間と予熱・メインの間隔
溶接マテリアル | 予熱 | 間隔 | メインパルス |
---|---|---|---|
iPhoneのイヤピース | 2ms | 2ms | 2ms |
0.1mmニッケルベルト | 2ms | 2ms | 10ms |
0.12mmニッケルベルト | 2ms | 2ms | 20ms |
0.15mmニッケルベルト | 8ms | 4ms | 44ms |
0.2mmニッケルベルト | 10ms | 10ms | 56ms |
0.25mmスロットニッケルベルト | 10ms | 5ms | 70ms |
純ニッケル(Max 0.15) | 10ms | 5ms | N*3ms |
0.3mm以下の細い鉄線 | 2ms | 2ms | 4ms |
電圧範囲は 3.2 ~ 4.2Vである必要があります。
外観
2本の持ち手(プローブ)の銅の部分のコーティングが透明なので、両手で持って溶接する時にビリっとこないか心配になりますが、特にビリビリはきません。

操作パネル
ディスプレイは左側がちょっと斜めに取り付けられていて完成度が低いです。
PreH(予熱)2~10ms、Gear(メインパルス)1~80ms、Dlay(遅延=両方のプローブがニッケルベルトにくっついて溶接されるまでの時間)5~2.5s

あとバッテリーは3.2V以上出てないと溶接できないようです。
商品画像では↓ちょっと表示が違うようで、実際の表示↑のほうがわかりやすい。

充電
バッテリーはUSB-Cポートで充電します。充電中は下のUSB-Aポートの内側から見えるLEDライトが点滅する。

スポット溶接してみる
実際にスポット溶接してみました。
用途としては主にバッテリー同士を通電させるためにくっつける用途で使うようですね。
初めてなのでちょっと怖かったのですが、慣れればハンダゴテを使うように簡単に金属を溶接できます。
使用済のボタン電池と付属のニッケルベルトを切って溶接してみました。


2本のプローブをニッケルベルトの上に乗せると設定したDelay時間後にスパークします。
プレヒートを入れたりメインパルスの溶接時間を長くしたりすると強力にくっつくようです。
プローブが2本なので2箇所溶接されますが、これが普通なのでしょうか?
ディスプレイ付きダブルパルス スポット溶接機 まとめ
初めて使ったスポット溶接機、金属がくっつくのでなかなか面白い。
バッテリーをくっつける以外にも使い道がありそうですが、0.1~0.3mmほどのニッケル板とバッテリーなどを溶接するので、電子工作で通電させたいもの同士をくっつけたりな使い方ができそう。

スポット溶接は「きれい」かつ「強力」にくっつけることができるのも良いところですね。
もう少し使ってみて面白い使用方法ありましたら紹介します。

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