USB PDモバイルバッテリー・100Vコンセント電源・DCポートと広範囲の電気製品の充電・給電に使える新時代のジャンプスターターを紹介します。
いまのところ、100VコンセントもUSB PDも使えるジャンプスターターは調べたところBaseusしか発売されていないようです。
最近の中華ガジェット界でXiaomiはすでに日本でも有名になってきましたが、最近熱いのはBaseusとBlitzWolfの動きが活発で多数の先進的な製品を出しています。
こちらのBaseusジャンプスターターも他には無い、USB PDと100V電源を使える機能を追加した先進的な製品の一つです。
ポータブル電源 + ジャンプスターターの新しいジャンルのガジェットとも言えそうです。
Baseusジャンプスターターでできること↓USB PDとコンセントがあるのでクルマのバッテリーが上がった時以外にも普段使いで使えます。
- ジャンプスターター(12V自動車バッテリー)
- 標準USB(最大30W)
- USB Type-C 入出力(最大60W入力・最大65W出力)
- DCポート(12V~16.8V 最大8A)
- 100V コンセント出力(最大100W 60Hz)
DCポートは一般的なジャンプスターターに搭載されていますが、USB PD出力と100Vコンセント出力は他のジャンプスターターにはまだ搭載されてる機種はなく、USB出力もたいていは5V1Aとか5V2Aの低出力USBしかありません。
いまのところ100Vコンセントが使えて、USB PD充電もできるジャンプスターターはBaseusだけのようですね。
USB PD出力のあるジャンプスターターはアマゾンにはなく、BanggoodでTeslong 15000mAhなど販売されています。
ジャンプスターターを買うのなら急速充電できるUSB PDがあったほうがより便利で普段使いはモバイルバッテリーとして使えます。
そしてジャンプスターター本体の充電もUSB Type-CポートでUSB PD充電(急速充電)できるので、より進化して便利な仕様になっています。
日本にEV(電気自動車)まだですか?
今さらガソリン車の鉛バッテリーのジャンプスターター必要?・・・と言われるかもしれませんが、日本ではEV(電気自動車)がなかなか普及しないようで?そろそろ新しいクルマ欲しいのですが、新車のガソリン車(ランクル300が出たみたいですがガソリンですよね、高すぎて買わないけど)はちょっと・・・と、ちゅうちょしています。
現状の日本では?EVといえばテスラ買うしかないんですかね?自動車に詳しい方、教えて下さい。
でもウチではクルマをあまり使わないのでテスラのEV車に500万近く(実際には補助金でるのでもっと安い?)もかけるのはどうかと思っているのと、マンション暮らしなので、家で充電はできず、田舎なので充電スタンドも遠いところにしかないので、EV車はまだ現実的ではなさそう。
あと、クーペは天井が低いので、できれば広いワンボックスのEV希望でドイツ車とかは出てるみたいですが、まだ日本ではなさそうですね。(ワガママ・・・)やっぱりドイツ車のEV買うのが現実的なのかな?
まぁ、日本に安いワンボックスのEV車が普及するまでは、古いガソリン車+ジャンプスターターをクルマに放り込んでおいてしばらく耐え忍びます。
Baseus ジャンプスターター 特徴
進化したBaseusのジャンプスターターはどんなガジェットかかんたんに見ていきましょう。
USB Type-Cで最大60W入力・65W出力
このBaseus ジャンプスターターの特徴の一つとして、入出力がUSB Type-Cポート一つで完了するということ。
通常のジャンプスターターはACアダプターなどを使ってコンセントから充電する方法が一般的でしたが、Baseus ジャンプスターターはUSB Type-Cで充電できます。
(ACアダプターでコンセントやシガーソケットで充電するのには、アダプターや専用ケーブルが必要なので、かさばるので不便でした。)
通常のUSBアダプターでも充電できますが、充電時間が長いのでUSB PDアダプターを使えば最大60Wで充電ができるのもスゴイところ。
Baseus ジャンプスターターは16000mAhバッテリー搭載なので、やはり65Wくらい出力可能なGaN充電器あたりを使って充電すれば急速充電できます。
標準USB(USB-A)ポートは出力専用で、最大で30Wでスマホやタブレットの充電ができます。
Baseusジャンプスターターの使い方
Baseusジャンプスターターは12V 鉛バッテリーを搭載したディーゼルかガソリン車のエンジンスターターとして使えます。
0.1秒間ですが、1600Aの電流を流すことができて、2秒間は800Aの電流を流すことが可能。
クルマのエンジンがかからなくなった時はかんたんに接続してエンジンがかかるようになります。
バッテリーが上がった時にジャンプスターターを使って素早くエンジンがかかってくれたら、そのまま車屋さんに直行してバッテリー交換してもらうのが一番ですね。
- ジャンプスターターにクランプのプラグを差し込む
- クランプを鉛バッテリーにセットする
- クルマのエンジンスタート
バッテリー交換から3年くらいして、そろそろクルマのバッテリーがダメになりそうだなと思っていても、ついついダメになるまでに放置してしまってバッテリーが上がってから交換するパターンが多い自分にはジャンプスターターは必須アイテムと言えます。
100V・USB PD・DCポートと多機能出力
USBの他にもDCポートや100Vコンセントポートもありますので、クルマでの移動時にポータブルバッテリーとしてかなり使えます。
BaseusはモバイルバッテリーやGaN充電器などに強いブランドなので安全性に配慮された仕様になっています。
-20度~60度まで動作
リチウムイオンバッテリーは温度に弱いので最低で-20度しか使えません。-20度以上の寒い地方ですとジャンプスターターも使えない可能性があります。
逆に温かい地方では60度まで使えるのでジャンプスターターはたいてい使えそう。
USBや100V電源
USB Type-Cは最大65W、コンセントは最大100Wまで出力しますので、ノートパソコンの充電やポータブル冷蔵庫などは使えそうです。
USBで100W出力したい時は100W以上のGaN充電器を100V電源にさして使ったら急速充電も可能ですね。
コンセントは最大で100W出力なので、1200Wのドライヤーや電子レンジなどは使えませんのでご注意ください。
LEDライト
LEDライトは遠くを照らすフラッシュライトと手元を照らすライトと2種ありまして、ジャンプスターターをセッティングする時に暗闇を照らしてくれて助かります。
SOSなどはあまり使わないかもしれませんが、懐中電灯変わりになるのも便利。
ドライヤー・電子レンジなど大電力の家電は使えない
100V電源が使えるといっても最大100Wまでの出力で大きな電力が必要な家電などには使えません。
電気ケトル・炊飯器・ドライヤー・オーブン・電子レンジ・コーヒーマシンなどはコンセントにさしても使えませんのでご注意ください。
コンセントは最大100Wまでの電気製品に使えます。
最近ではポータブル電源でも1000W以上の電子レンジ・ドライヤーなどが使える製品もでてきているので、そのうちにジャンプスターターも1200Wまで出力可能な製品もでてきそうですね。
Baseus ジャンプスターター レビュー
それでは海外通販BanggoodからやってきたBaseusのジャンプスターターの実機を見ていきましょう。
海外通販では化粧箱は期待できない
海外通販Banggoodからやってきた梱包箱は海外から輸送してくるということで、あまり期待できません。
今回の梱包は↓ダンボール箱2重で梱包してくれました。
が、化粧箱のほうはというと、↓ちょっと薄汚れているので基本的に化粧箱を取っておくということはできないかと思います。
化粧箱も商品の一部ととらえている日本人にはちょっと受け入れられずらいところがありますが、海外通販の化粧箱はあまり期待できないのがほとんどです。
それでもアメリカよりも中国系の海外通販のほうがかなり丁寧になってきました。が、期待は禁物です。
開封
化粧箱はダメでも 中身は全く無事な場合はほとんどですのでご安心ください。
今回は商品ページに書いてなかった専用ソフトケースにジャンプスターター本体と付属品が全て入ってやってきました。
黄色のチャックのラインがかなりダサいのですが・・・仕方がないですね。黒く塗ろうかしら。
この状態なので、海外からはるばる来てもほぼ壊れようがないですね。
全てが無事でした。仕切りも同梱されているので、USBケーブルなど追加して入れて置くこともできます。
クランプやジャンプスターターが擦れないように↓クッションの仕切りもあって親切なソフトケース。
このケースごとクルマの中に放り込んでおけば、クルマのバッテリーが上がったときやスマホのバッテリー充電時などかなり助かるガジェットです。
同梱物
ジャンプスターター本体とクランプやUSB Type-Cケーブル、それとUSBシガーソケットが同梱されています。
USBシガーソケットは最大65W出力なので、クルマからジャンプスターターを充電するにもUSB PD充電で急速充電可能なところもポイント高いですね。
普段はジャンプスターターを急速充電しておけばスマホやパソコンの充電にも使えて便利。
内容物は以下のようになっていました。
- ジャンプスターター本体
- ジャンプスターター クランプ
- USB Type-Cケーブル
- 65W出力のシガーソケットUSB(標準USB・USB Type-C 2ポート)
- 専用ソフトケース
- 取説・シールなど
ジャンプスターター本体もフェイクレザーのストラップ付きでなかなかオシャレなデザインです。
上の商品画像にはありませんが、専用ソフトケースも付いていました。
ジャンプスターター本体はずっしりと重く、計測してみると894gありましたので、気軽にかばんに入れて持ち歩くのにはちょっとした体力が必要のようです。
クルマに入れておくには問題ないですね。
ポート・ボタン
ジャンプスターター以外の各種ポートは柔らかいゴム製のフタを開けるとでてきます。
上からDCポート・標準USB・USB Type-Cポート・100V出力のコンセントポートはコンセントプラグをさして黄色いボタンを長押すると横にあるLEDランプが点いて給電します。↓
普段はジャンプスターターをクルマに置いておけば、スマホのモバイルバッテリーとして使うことを想定した製品のようです。
キャンプが流行っているのでBaseusジャンプスターターを持っていればポータブル電源変わりになるかもしれません。
標準USBでスマホやタブレットなどを充電しながら、USB Type-Cでジャンプスターター本体への充電も可能でした。
カバーは柔らかいゴム製
USBや電源ポートにはホコリよけのカバーがくっついている状態で、使わない時はフタをしておけるのも便利です。
ゴム製のフタ↓は本体から取れないようになっています。
全部で4ポート、USB Type-Cが充電も出力もできるところがかなりイケてるジャンプスターターです。
コンセントは最大で100Wなので、それ以上の大電力を使う機器は使えませんのでご注意ください。
USBシガーソケット 2ポート 最大65W
USBシガーソケットも同梱されています。
ポートは標準USBとUSB Type-Cポートの2つ
USB Type-Cは最大65Wで標準USBのほうは最大30W出力してくれます。
USB Type-Cで最大65W出力してくれるUSBシガーソケットは?ちょっと見てみましたが日本では売ってない?ようなので、これだけでも少なくとも2~3千円の価値はありそうです。
ジャンプスターター
ジャンプスターターのクランプも同梱されています。ちょっとケーブルが短い気がしますね。
プラグは大きめで他のジャンプスターターのポートとは汎用性がなさそうです。
USBポートなどの反対側の面↓は左からLEDフラッシュライト・LEDライト・ジャンプスターターのフタになります。
柔らかいゴムのフタを開けるとジャンプスターターのポートが出てくるので青いプラグを差し込む。
小さめのポータブル電源にジャンプスターター機能が追加された製品でしょうか、今後はポータブル電源+ジャンプスターターが合体された製品が増えてきそうです。
Aukeyジャンプスターターと比べてみる
以前レビューした18000mAhバッテリー搭載のAukeyジャンプスターターと比べてみます。
Aukeyジャンプスターターは2・3年クルマの中に転がっていましたが、結局バッテリーが上がらなかったのでジャンプスターターは使いませんでした。
収納ケース
両方のジャンプスターターともに収納ケースが同梱されています。
Aukeyジャンプスターターはバイブルケース↓でチャックを開けてパーツをバンドで収納できるタイプ。
Aukeyジャンプスターターは標準USBが2ポート・12V DCポートがありますが、USBモバイルバッテリーとしては5V2Aしか出ないのでほぼ使いませんでした。
クランプのポート差し込み形状
ジャンプスターターにさすプラグの形状はどれも一緒だと思っていましたが、全然ちがいました。
左がBaseusで、右がAukeyのジャンプスタータープラグの差し込み形状。
一瞬ですが1600Aもの大電流が流れるので差し込み口は太いほうが良いようですね。
バッテリー容量
バッテリーは18000mAhとAukeyジャンプスターターのほうが少し容量が多い。
- Aukeyジャンプスターター:18000mAh
- Baseusジャンプスターター:16000mAh
使いみちとしてはBaseusジャンプスターターのほうが100VコンセントやUSB PDも使えたりと使い道が増えています。
各種ポート
Baseusジャンプスターターのポートは標準USBが30W・USB Type-Cが最大65Wと急速充電できて、100Vコンセントも使えるのがジャンプスターター以外にかなり使いみちが増えています。
- ジャンプスターター:12V自動車バッテリー
- 標準USB:最大30W出力
- DCポート:12V~16.8V 最大8A
- USB Type-C 入出力:最大60W入力・最大65W出力
- コンセント100V:最大100W 60Hz
それに対してAukeyジャンプスターターのほうはUSBポートの出力も標準的であまり使い道はなかったです。
- ジャンプスターター:12V自動車バッテリー
- DCポート:12V10A
- 標準USB 2ポート:5V1A・5V2A
クルマに入れっぱなしにしていましたが、USBポートはあるものの5V1A・5V2Aなので、充電も遅い。
DCポートで充電するジャンプスターターは使いにくい
最大の難点はAukeyジャンプスターターを充電する時にシガーソケットタイプのアダプターしか無いのでクルマのエンジンかかっているときしか充電できずに充電しにくいんですね。
一応12VのDCポート↓もありますが、使い道はなく使ったことはありません。
その点で、BaseusジャンプスターターはUSB Type-Cで充電できますので、USBアダプターのUSB PD充電器・GaN充電器を使えば急速充電できて便利です。
本体の重量
バッテリー容量は少ないのに、機能が多いせいか?筐体が厚いせいか?はわかりませんが、Baseusジャンプスターターのほうが894gとAukeyジャンプスターターと比べて重い。
クルマに入れておくものなので、重さはあまり重要ではなさそうですね。
- Aukeyジャンプスターター:616g
- Baseusジャンプスターター:894g
Baseusジャンプスターター まとめ
100Vコンセント(最大100W出力)とUSB Type-C(最大60W入力・最大65W出力)・標準USB(最大30W)が使える先進的なジャンプスターターで、他に100Vが使えるジャンプスターターは無いもよう。
車中でポータブル電源代わりとしても使えるのが最大の特徴で、ジャンプスターター用途一択ではなく、USB PD充電やコンセントがあるので100W以下のちょっとした家電製品も使えるのが他に無い便利さ。
ジャンプスターターはEV(電気自動車)にするまでか、鉛バッテリーからリチウムイオンバッテリーに変更するまでは、当分の間必要なようですね。
ジャンプスターター無い時はバッテリー上がったら保険会社に連絡して車屋さんに来てもらってエンジンかかるようにしてもらえば良いのですが、来るまでに2時間とかかかったら面倒なので、やはりジャンプスターターがあれば便利ですね。
※この商品はサンプル提供していただいてレビューしています。
コメント