MakuakeでデビューしたHDMI出力可能なガジェットの映像をパソコンの画面に表示できるGENKI Shadowcastを紹介します。
GENKIシャドウキャストは映像出力のHDMIポートがあるNintendo Switchや小型コンピューターのRaspberry Pi・一眼レフ・ビデオカメラのなどの画面出力をMac・Windows・Chromeのパソコンにバーチャルに表示させるドングル。
通常は、Nintendo Switchを大画面で見るためにHDMI入力のあるテレビに接続するのですが、これをパソコンの画面に表示してくれるのがGENKI Shadowcastになります。
Makuakeで応援開始されました!1個5320円・2個9990円の特別価格になっています。
米クラウドファウンディングサイトIndieGOGOでは2億円を超える出資を集めたかなり注目度の高い製品で、日本ではMakuakeにて先行販売されています。
気になる方は以下のページをご覧ください。
GENKI Shadowcastの利用シーン
家で使う場合は、単にNintendo SwitchをHDMI接続でテレビにつなげれば良いだけの話ですが、ここで問題になるのが「外出先」、大きいテレビを外に持ち出すことはできないので、出先でもノートパソコンにゲーム機の映像を表示させちゃうのがGENKI Shadowcastになります。
主に以下のような使い方があります。
- 外出先で友人とNintendo Switch(ゲーム機)をノートパソコンの大画面で楽しむ
- 一眼レフ・ビデオカメラのきれいな映像をオンライン通話で使う
- ラズパイなどのLinuxのディスプレイ代わりとして使う
GENKI ShadowcastはパソコンアプリのGenki Arcadeを使うと、パソコンへの負荷は最小限で遅延は0.02秒と、動きの速いゲームをプレイしてもそれほど問題にならなそう。
GENKI Shadowcast 開封・接続
それではGENKI Shadowcastがどんなパッケージなのか、簡単にみていきましょう。
GENKI Shadowcast開封
パッケージはビニールコーティングされていて、サイトのページと同じ画像がプリントされていました。
こちら↓がGENKI Shadowcast本体のドングルです。非常に小さく軽いので外に気軽に持ち歩けます。
接続方法
ドングルの片側はオスのHDMIでこちらをNintendo Switchや一眼レフ・Linuxなどに刺します。
USB Type-Cポート↓はUSB Type-Cケーブルを刺して、ケーブルはパソコンのUSB Type-Cポートに刺す。
ケーブルは両端ともにUSB Type-C(USB 2.0)で約1.8mの長さがあります。
変換アダプターが追加されました!
USB-A(標準USB)→ USB Type-C変換アダプターが追加になります。
これで、USB Type-Cポートがないパソコンでも変換アダプターを使えばGENKI Shadowcastが使えます。
これだけ?ええ、これだけです。
内容物はUSB-Cケーブル・GENKI Shadowcast本体のドングル、取説のみ。
取説
日本語の簡単な取説もありましたのでスキャンしてみました。
パソコンのCPUはCore i5以上と、グラフィックカードはGT630以上でエントリーモデルのノートパソコンにはちょっと荷が重そう。
試しにラズパイに接続してみる
こんな感じ↓にRaspberry Pi Zero(ラズパイ)のHDMI端子(MiniHDMI-HDMI変換アダプタが間に入っています。)にGENKI Shadowcastドングルを刺して、USB Type-Cケーブルを接続する。
USB Type-Cケーブルの反対側はパソコンに接続すれば準備完了。
ドングルもケーブルも軽いので、お出かけのときにも気軽に持ち歩くことができますね。
このあと、パソコンにアプリをダウンロードしてラズパイやJetson nanoの画面を表示させてみます。
Genki Arcade アプリを使う
自分はNintendo Switchなどのゲームコンソールを持っていないので、Raspberry Pi(ラズパイ)やJetson Nanoをつなげてパソコンで見れるようにしてみました。
Genki Arcadeダウンロード
まずはこちらのGENKIサイトからアプリをダウンロードしましょう。
SHOP > SHADOWCASTのページにアクセスします。
ページ右下のほうにあるDownloade Genki Arcadeのお使いのパソコンのOSを選んでダウンロード。
例としてWindowsのGenki Arcadeをダウンロードしていきます。
ボタンを押してダウンロードします。
Genki Arcade 起動
ダウンロードは本体のみでした、Genki_Arcade_1.2.0.exeが本体です。
こちらをダブルクリックして起動すると↓以下のようにウィンドウが表示されて、デバイスが接続されていません、と表示されました。
試しにラズパイを接続して起動すると↓ラズパイ起動画面表示!
簡単・手間いらずなリモートデスクトップのように使えます。
ケーブルをつなげるだけで画面が表示されるのはかなり便利です♪
ただし、映像・音は表示されますが、コントーローラ・キーボード・マウスなどは別途必要。
パソコンのマウス・キーボードでは操作できません・・・
設定
Genki Arcadeのウィンドウにパソコンのマウスを持っていくと、左上のほうに設定の歯車アイコンが表示されて、アプリの設定が可能。
といってもいまのところMODEとVOLUMEの2項目しかありませんでした。
Genki Arcadeアプリについて、GENKI販売元の中の人が以下のようにコメントしています。
現在Windows版のアプリに遅延が発生する不具合が生じており、
改修を行っている都合上、録画や録音の機能が一時的に使用できない状態となっております。
数週間程度で改修が完了する予定ですので、Makuakeにて購
入いただいた方へお届けする頃には問題なく使用できる見込みです 。
少し経つと正常に使えるアップデート版がダウンロードできるようになります。
そして、ブラウザ版の場合は正常動作するようです。
ブラウザ(GoogleChrome)
版のアプリをご使用いただけますと、 そのような機能も問題なく使用することが出来ます
素早くGenkiシャドウキャストを手に入れた方はとりあえずはブラウザ版を使うと良さそうですね。
4K/30fpsまで表示可能
続いて4K表示のJetson nanoを接続してみます。
Jetson nanoはGPUの会社 Nvidiaが発売しているAIでの物体認知に優れた小型コンピューターです。
実店舗をされている方にはカメラでお客の行動などを分析するのに格安で最適なコンピューターとして知られています。
Jetson nanoは4K表示にしてありまして、ウインドウを大きくすることができます。
4Kにするとそれなりのグラフィックボードの性能が必要ですが、ディスプレイの大きなパソコンにつなげてゲームをやるのにも良さそうです。
GENKI Shadowcast まとめ
昨日Makuakeでデビューしましたのですでに日本でも買えるようになっています。
1個5320円・2個9990円の特別価格になっていますので、それほど高くはないですね。
外出先にノートパソコンを持っている方で、ちょっとゲームをやりたい場合にはGENKI Shadowcastはかなり活躍しますね。
ゲームをプレイするのには問題ありませんが、GENKI Shadowcastは映像と音をパソコンに出力するだけで、操作系は別途ジョイスティックやキーボードなどを使わないといけない。(そのままだとパソコンのマウス・キーボードで操作不可)
ゲーム以外の用途でGENKI Shadowcastを使う場合にはご注意ください。
気になる方はGENKI公式ページもご覧ください。
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