200ドル切る値段なのにMediaTek Helio X20を搭載していてミッドレンジスマホで最高峰レベルで速い中華スマホなVernee Apollo LiteがGearBestから来たのでレビューします。
結論から先に言いますと【コスパ重視】+【スピードもそこそこ速くないと不満】な方はこちらのスマホを選ぶと幸せでしょう。
12/20現在GearBestで180ドル弱なのでこの価格が高いと思う方はCPUスピードをもう少し妥協しましょう。180ドルで納得できればミッドレンジでCPUが一番速い部類のスマホなのでVernee Apollo Liteを、もしくはXiaomi Redmi Proを、この2択ですね。
迷った場合は以下のスピードテストをしたベンチマーク一覧表を見てください。
ライトに使うにはAntutu3万以上あれば普通に使えます。Antutu6万以上だと結構使う方用、Antutu10万以上はほとんど変わらない、変わると感じられる方はどういうアプリ使ってるか教えてください。
なので普通に使うならば200ドル以下のVernee Apollo Lite、Xiaomi Redmi Proがオススメですね。ただXiaomi機は日本語化などしないといけないので多少知識必要ですし改造が面倒ですヨ
よって余計な手間暇かけずにすぐに使うにはVernee Apollo Lite 一択になってきます。実際に触ってみてコレだったらデザインもOnePlus3に似てるのでカッコいいし、全部入りなので困ることはないでしょう。
それでは見ていきましょう。
Vernee Apollo Lite スペックと価格比較
MediaTek Helio X20でメモリ4GB・ストレージ32GB、2.5D曲面ガラス・ゴリラガラス3でフルHD(1920×1080)、リアカメラがSAMSUNG 1600万画素なところも特徴。この価格でかなりハイスペックと言えます。
200ドル切る値段でこれだけ高スペックなのは数えるほどしかない。
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デザイン・質感はこちらの動画を見ても分かりやすいでしょう。
Vernee Apollo Lite カラー
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Vernee Apollo Lite 開封の儀
GearBestの梱包
香港倉庫から来たのでこの通り・・・化粧箱にダイレクトにビニール袋の上はDHLのビニール袋のみ・・・
化粧箱の状態
思ったよりはダメージ受けておらず、一安心といったところ。やはりDHLだと安心ですが、もう少しマシな梱包をして欲しいところです香港倉庫さん、深セン倉庫を見習った方がいいと思う。
開封
パカっと、上下が丸いデザインです。
裏面は濃いムラサキなお色でなかなか渋いです。
付属品
付属品も必要最低限のUSBアダプタ(Cタイプコンセントプラグ)・USB-Cケーブル・中国語取説・SIMピンのみ。
USBアダプタは日本のAタイプコンセントに変換するプラグがあれば使えます。5V2A出力なので急速充電にも使えそう。
Vernee Apollo Lite 外観チェック 特徴・機能説明
それでは、Applo Liteの外観をじっくりと見ていきましょう。
見た目は最近よくある形の裏面が少しラウンドしていてリアカメラの下に指紋認証があるデザインです。他の中華スマホも似たようなデザインのがたくさんありますね。
中身のほうも普通のAndroidなので日本人にもすぐ日本語表示にできて使い始められます。
起動
電源ボタンを押して起動してみます。起動はいつも短いので画像はうまく撮れなくてピンぼけしてスミマセン。
Apollo LITEはVerneeのアイコンだけ表示されて起動しました。
表面
上と下が弓なり弧を描くようなデザインで、ホームボタンがないので上下同じ幅です。弓なりでなければ他の5.5インチのスマホとサイズも見た目もほぼ変わりないですね。
4G+にも対応していて外出中でもハイスピード通信が期待できそうです。
Apollo LiteのディスプレイはシャープのIGZOを採用していますね。あと2.5D曲面ガラス+ゴリラガラス3で完璧仕様です。
ディスプレイは見た感じだと特にキレイとは思えず普通ですね。
よく見たら保護シートが貼ってあった状態でカメラ写りが少し悪いようです。保護シートはキレイに貼れているのではがさずにおきます。
はい、おなじみの側面とディスプレイ面の角にはちゃんとプラパッキンが挟んであります。これがなければもう少しステキな見た目になるんですけどね。
拡大してみると保護シートも目立って4重構造のような段々に見える・・・
ベゼル幅
上下は少し弓なりになっているので真ん中の一番幅広い部分を計測しました。
- 上下:側面金属約1mm+黒ベゼル約14.5mm=15.5mm
- 左右:側面金属約1mm+黒ベゼル約mm=3.5mm
裏面
側面と裏面は一体型で角は真ん中だけツヤあり面取り仕上げ、上下はツヤなし面取り仕上げです。
このダークパープルというんですか?ブラックですが紫色が入っていてなかなか渋いお色。
こちらも上下はプラスチック製のようで真ん中が金属ですね。最近よくある構造で目立ちすぎず良い構造だと思う。
このリアカメラの出っ張りもOnePlus3にそっくりで真似したのかな。
光の強弱によってパープルが目立ったりブラックのようになったりしてこのお色は男性に向いてそう。
上下のパーツの区切りの溝はツヤありの仕上げでキレイ。
側面
最近のミッドレンジ中華スマホはUSB Type-Cが多いです。MicroUSBよりも充電が速くてプラグをどちらからでもさせるので便利ですね。MicroUSBケーブルを使っていた場合はMicroUSB↔USB Type-C変換アダプタを導入しないといけないかも、という罠もありますが、来年は完全にUSB Type-C主流になってくるでしょう。
こちらのApollo LiteもUSBアダプタのコンセントプラグがCタイプなのは勘弁してほしい。日本向けではなく欧米向けの商品なので仕方がないですね。
側面上下のパーツはプラ製なので拡大してよく見ると安っぽい気がします。肉眼でみると全く安っぽくは見えません。実際安いのでそのへんはあまり気にしないで。
SIMスロットが2つ、なかなか無いタイプです。
MicroSIMスロット2枚・MicroSD
SIMスロットは珍しく2枚別々のスロットになっていますが・・・1枚はMicroSDと兼用なのが全く意味がない(泣)
1枚は長いトレイでMicroSDとMicroSIMを同時に装着できるようにしてほしかった。3枚同時にさせないと有効活用できないでしょ。
黒いのはプラスチックのブランクカードで最初から入ってた。
バッテリー
バッテリーは標準的な容量の3000mAhよりほんの少し多い、Android6はバッテリー管理もしっかりしてきているので無駄な消費が減ってシステム的にもバッテリーの減りを抑えているので3180mAhあればハードに使っても10時間くらいは持ちそうです。
加えてQualcommのQuick Chargeに対抗してか?MediatekのPump Expressに対応しているのでバッテリーチャージも速いようですよ。
ただ、この手のバッテリー充電時間が速くなるというのは実際にテストした経験から言うと、QuickCharge3.0は急速充電対応とかのスマホやUSBケーブル・USBアダプタを組み合わせて充電しても大差はなく、はほとんど変わりないといったところ。
バッテリーや電源管理の専門家が厳密に測れば変わりはあると思いますが、普通の人が普通にスマホの充電をするにはあまり差は感じられないと思います。
目安として0%の状態から充電して1時間で70%以上充電完了していれば、そのUSBケーブル・USBアダプタ・スマホ本体の組み合わせは合格だと思います。
なのでこちらのPump Expressも過度の期待はせずに普通に急速充電できれば上々でしょう。
Vernee Apollo Lite 日本での価格調査
日本でも売ってますね・・・ただ値段が倍近くします、海外輸入自分でするのが面倒な方向けですね。田舎住みでDHL追加料金30ドル払ってもGearBestで買えばかなり安いです。
DHLだと2日程度(都会だと1日かからない場合もある)で着きますし海外通販も日本で買うのと変わりないのですが、あとは慣れでしょう。
Vernee Apollo Lite 使ってみた感想
ミッドレンジスマホでオススメの中華スマホを選べ、と言われたらApollo Liteをオススメします。理由は180ドル前後の激安なのに全部入り・スピード速い・メモリも4GBあるので普段使いなら全く問題なく使うことができます。
もしApollo Liteではスピードがものたりないという方は300ドルくらい出してハイスペック中華スマホを導入しましょう。
2015年までは携帯キャリアで7万円くらいで売ってたミッドレンジスマホに近いかそれ以上のスペックのものだと思います。なので相当おトクに買うことができます。この1年で価格破壊というかスマホ流通の流れが全く変わってしまった気がします。携帯キャリアでスマホが売れなくなったのもその兆候でしょう。
どんな人に向いてるか
コスパ重視でしかもスピードもある程度速くないとダメという・・・かなりワガママな方
普通のAndroid機なのでスマホに詳しく無い方にも向いています。
カメラの画素数(1600万画素)を気にされる方でコスパも重視している方
Vernee Apollo Lite アプリ・機能
180ドルほどと激安なのに全部入りでミッドレンジスマホで最高に速いVernee Apollo Liteの内部を見ていきましょう。
同じようなミッドレンジでコスパが高いXiaomi機のXiaomi Redmi Pro(一番スペック低いバージョンHelio X20と比較)がありますが、こちらはメモリ3GB・ストレージ32GBでVernee Apollo Liteはメモリ4GBなのでこちらのほうがおトクな気がします。
左:Vernee Apollo Lite・右:Xiaomi Redmi Pro 両方レビューしました。
違いはカメラでしょうか、Xiaomi Redmi Proのほうはデュアルレンズ1300万画素でVernee Apollo LiteはSAMSUNG 1600万画素であとは大差なく両方とも12/24現在は180ドル程度の値段です。
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こんなに高スペックで品質が高く激安でスマホが買えるなんていい時代ですな。
ではVernee Apollo Liteを見ていきましょう。と言っても中身はほぼ標準的なAndroid6なのでAndroidを使っている方は特に目新しい機能は無いので読み飛ばしてくださいね。
日本語表示
こちらVernee Apollo Liteは初期設定がなかったので起動したらいきなりホーム画面になって英語表示なので以下のようにSettingsアプリで日本語表示にしましょう。
ホーム画面
日本語表示設定したらホーム画面とアプリ一覧を見ると、少ない。
設定 Navigatioin Bar
設定で一つだけ、物理ホームボタンが無い場合はディスプレイ内にホームボタンや戻るボタンがあって、その設定をするナビゲーションバーの設定を見てみましょう。他のスマホでもホームボタンがディスプレイ内にある場合はたいていついてます。
設定 > Navigation Bar
こちらを見ると、戻るボタンとマルチタスクボタンを逆にできたり他のオプションもあります。
Navigation bar can be hidden
こちらをオンにすると下にあるホームボタンの左側に下矢印アイコンがついて、タップするとホームボタンの黒いバーが隠れてアプリを全画面表示で見ることができます。
ホームボタン表示させるには下からスワイプすれば出てきます。
ホームボタンの表示が邪魔な場合は地味に便利です。
これってアプリによってはこの設定をしなくても最初からホームボタン排除して表示させるときは下からスワイプして表示させるアプリもあるので、ホームボタンがディスプレイの中にあるスマホをお持ちの方はもうおなじみですね。
通知パネル アイコン
こちらは右下に「=」と「↓」を合体させたようなアイコンが表示されて、タップすると通知パネルが降りてきます。アイコンは矢印が上向き↑になってもう一度タップすると通知パネルが隠れる。
特にアプリも無く、機能もほぼ標準的なAndroidなので自分色にカスタマイズするのにピッタリです。
Vernee Apollo Lite ベンチマークテスト
AnTuTu
Antutu85000台でスマホとして十分なスピードで全く問題なく快適に使えるレベルですね。
ハイスペックスマホの一世代前のXperia Z5より速く現行のHuawei P9よりもちょっと遅いくらいなので十分過ぎます。これで180ドル弱・・・価格破壊しすぎ。
Geekbench
RAM・ストレージスピードテスト A1 SD Bench
メモリのほうはミッドレンジなりに遅い、こっちも速かったら最高だったのに。
CPU-Zのスペック詳細
Vernee Apollo Lite 使ってみた感想・まとめ
ミッドレンジのスマホを探していて1万円前半を検討されている方はもう少し出してこちらのクラスを選んだほうが長く使えるのでおトクです。
スマホにこだわりが無い + なるべく安く済ませたい + スマホ初心者か、あまり知識が無い
これに該当する方はこちらのVernee Apollo Liteを選んだほうが幸せでしょう。
もし、スマホの知識が少しあってXiaomi機にする場合は多少の改造が必要です。ご注意ください。
Vernee Apollo Lite
Vernee Apollo Lite adups入ってる
最近噂になった個人情報をサーバーに送信するツールです。今は特に悪さはしていないようですがこういうツールが入ってる・入ってないというより、スマホを持ってネットに接続しているいじょうは警戒が必要でしょう。
クレジットカード情報よりも仕事・友達の個人情報が流出するほうが重大なヤバさです。蓄積された信用はお金では買えませんから。
アプリやサービスに必ず2段階認証を設定しましょう。(クレジットカードは買い物されたりお金引き出されてもある程度はクレジットカード会社が保証してくれます。ほぼ心配無用)
念のためAVGでスキャン
AVGでチェックしてみましょう。
ウィルス対策をオンにする
スキャンすると以下のように2項目リスクが出てきました。
設定 > ユーザー補助 でウィルス対策をオンにしましょう。
もう一度スキャン
AVGの無料バージョンなので広告がすごくでます。無料だから仕方ないですね。
AVGでスキャンしても脅威は見つかりませんでした。
adups.fotaはもう脅威としてレポートされなくなったようです。
adbでスマホに入っているパッケージ調査
adbでVernee Apollo Liteに入ると以下のように表示されますので「OK」を押すとadbでコマンドを打てるようになります。
その他の詳しいやり方などはこちら↑をご覧ください。
adupsは日本のスマホにも普通に入っているので『中華スマホだから、』ということはありません。
shell@k15tb_a:/ $ pm list packages -s pm list packages -s package:com.android.fmradio package:com.mediatek.gba package:com.mediatek.ims package:com.mediatek.ppl package:org.simalliance.openmobileapi.uicc2terminal package:com.android.providers.telephony package:com.adups.fota.sysoper package:com.mediatek.camera package:com.android.providers.calendar package:com.android.providers.media package:com.google.android.onetimeinitializer package:com.mediatek.fwk.plugin package:com.android.wallpapercropper package:com.mediatek.schpwronoff package:org.simalliance.openmobileapi.service package:com.android.documentsui package:com.android.galaxy4 package:com.android.externalstorage package:com.mediatek.ygps package:com.android.htmlviewer package:com.android.quicksearchbox package:com.android.mms.service package:com.android.providers.downloads package:com.fw.upgrade package:com.adups.fota package:com.mediatek.engineermode package:com.mediatek.omacp package:com.android.browser package:com.android.providers.applications package:com.google.android.configupdater package:com.android.soundrecorder package:com.android.defcontainer package:com.android.providers.downloads.ui package:com.android.vending package:com.android.pacprocessor package:com.android.certinstaller package:com.android.carrierconfig package:com.google.android.marvin.talkback package:android package:com.android.contacts package:com.android.mms package:com.android.stk package:com.android.launcher3 package:com.android.backupconfirm package:com.mediatek.security package:com.mediatek.bluetooth.dtt package:com.android.provision package:com.android.statementservice package:com.mediatek.mdmlsample package:com.mediatek.floatmenu package:com.android.wallpaper.holospiral package:com.android.calendar package:com.android.phasebeam package:com.mediatek.providers.drm package:com.nb.hall.floatwindow package:com.android.providers.settings package:com.mediatek.miravision.ui package:com.android.sharedstoragebackup package:com.mediatek.batterywarning package:com.android.printspooler package:org.simalliance.openmobileapi.uicc1terminal package:com.mediatek.datatransfer package:com.android.dreams.basic package:com.android.webview package:com.android.inputdevices package:com.mediatek package:com.android.providers.calllogbackup package:com.example package:com.android.musicfx package:com.mediatek.nlpservice package:com.android.server.telecom package:com.google.android.syncadapters.contacts package:com.android.facelock package:com.android.keychain package:com.android.chrome package:com.android.dialer package:com.android.gallery3d package:com.google.android.gms package:com.google.android.gsf package:com.google.android.tag package:com.google.android.tts package:com.mediatek.hetcomm package:com.google.android.partnersetup package:com.android.packageinstaller package:com.dsi.ant.server package:com.android.proxyhandler package:com.android.inputmethod.latin package:com.google.android.feedback package:com.google.android.syncadapters.calendar package:com.android.managedprovisioning package:com.mediatek.calendarimporter package:com.mediatek.atci.service package:com.android.dreams.phototable package:com.mediatek.thermalmanager package:com.android.noisefield package:com.google.android.gsf.login package:com.mtk.telephony package:com.mediatek.voicecommand package:com.android.wallpaper.livepicker package:com.google.android.backuptransport package:com.android.settings package:com.fw.upgrade.sysoper package:com.android.calculator2 package:com.mediatek.lbs.em2.ui package:ma.calibrate package:com.android.wallpaper package:com.android.vpndialogs package:com.android.email package:com.android.music package:com.android.phone package:com.android.shell package:com.android.providers.userdictionary package:com.mediatek.voiceunlock package:org.simalliance.openmobileapi.eseterminal package:com.android.location.fused package:com.android.deskclock package:com.android.systemui package:com.android.exchange package:com.android.bluetoothmidiservice package:com.nb.aging package:com.mediatek.filemanager package:com.mediatek.mtklogger package:com.mediatek.sensorhub.ui package:com.android.bluetooth package:com.nb.mmitest package:com.android.providers.contacts package:com.android.captiveportallogin package:com.mediatek.dataprotection
コメント
そうなんだよね~
せっかくSIMスロット2つあるのにSIMx2とMicroSD
をさせないのは残念なポイントですよね
jboy様
はい、そうなんですよ(汗)
ほとんどのスマホがこの仕様でこまりますね。
DSDS+MicroSD同時に使用できれば最高なんですが。来年あたりはそうなりますかね?