Xiaomi大画面スマホのXiaomi Mi Maxシリーズの3代目がやってきたのでレビューしていきます。
旧MaxのMi Max2とディスプレイ以外の筐体はほぼ一緒なので、正直あまり面白味はありませんが、デュアルカメラのカメラ性能が上がったこととディスプレイが縦に伸びて0.5インチほど大きくなったので、やはり今どきの大画面スマホでコスパ重視のスマホをを買うんだったら最新のMi Max 3かなぁといったところ。
特にカメラ性能はミッドレンジスマホにしてはオマケ程度ではなく、(ハイスペックモデルにはやはりかないませんが)明るくてかなり使えるデュアルカメラなのでオススメできます。
旧型Mi Maxとそれほど変わり無いので特徴だけ軽く紹介していきます。
Xiaomi Mi Max 3代スペック
初代Mi Max・Mi Max 2・Mi Max 3のスペックを比べてみましょう。初代Mi MaxとMi Max2とでは筐体がかなり違ってますが、Mi Max2とMi Max 3とではほぼ変わらずリアカメラとディスプレイのみ変わってきています。
それとBANDも多少増えてきてますが、日本使用だと都会はいいのですが山や田舎だとまだまだ不便な状態だと思います。でも自分は山奥の温泉行く時(登山したり電波の入りにくい場所に良く行く方で中華スマホを検討している方は日本の対応BANDの多いUMIDIGI One・Z2あたりがオススメです。)以外はネットに繋がらないなど不便を感じたことがないので、都会だと問題なさそう。
最初のMi Maxは2016/6頃発売で、それから2年ほど経って現在はMi Max 3でスマホ自体の性能としてはあまり変わらずで、ディスプレイ縦巨大化とカメラ性能のみアップした感じでしょうか。
Xiaomi Mi Max 3 開封
今回はLightintheboxのご提供です。Lightintheboxでは現在33000円前後で販売されています。
梱包
梱包は送料無料の国際小包でやってきました。ダンボール箱に入っていたので少し安心ですが、100ドル以上のお品なのでEMSのほうが良かったかなぁ。
化粧箱
化粧箱・付属品ともに旧型Mi Max 2とほぼ一緒で、Max3のプリントなど少し変わっています。
Mi Max 3本体の縦が少し伸びただけで、箱も一緒のものを流用しているようです。
付属品
箱のサイズ・付属品ともに全く一緒。もっとも旧型Mi Max 2は2017/6頃に出たので1年ほどしか経ってないので全く一緒でもおかしくはないです。
ACアダプタも全く一緒でした。
Mi Maxは代々ケースは付属されていませんので、必要な場合は別途保護ケースは買う必要があります。
Xiaomi Mi Max 3 VS Mi Max 2比較
旧型Mi Max 2と比較してみるとリアのデュアルカメラと縦長になったディスプレイ以外はボタン・指紋認証・アンテナライン・スピーカー・イヤホンジャック・赤外線ビーム・マイク・USB-Cなど各パーツの位置も形もほぼ一緒。
サイズはMi Max 3のほうが厚みがまして背が高くなった程度。といっても少しだけ変わっていますのでちょっとみてみましょう。
裏面比較
デュアルカメラ以外はほぼ一緒といっていいと思います。Mi Max 3のほうが縦にちょい長くなっていますが、それ以外はカメラ除いて一緒のパーツ構成。
変わったところといえば「MI」アイコン下の文字がMi Max 3のほうがシンプルな文字に変わっている↓
旧型Mi Max2は1行目に「小米・・・・公司 TD-LTE・・・・型号:MDE40」(中国の漢字はパスしてます)2行目に「Designed by Xiaomi Assembied in China」
Mi Max 3は英語のみで「Xiaomi Communications Co,Ltd.」2行目「Designed by Xiaomi」に変わった。
左右のベゼル幅はあまり変わらない
Mi Max 3の上下ベゼルは約5~7mmほど細くなっていて、その分縦にディスプレイが伸びた感じです。左右は特に変わりなく、ディスプレイが表示されない部分がなくなった代わりにベゼルが太くなっているので、ベゼルの中にディスプレイが表示されない部分が隠れているようです。それとディスプレイが角が丸くなって柔らかい雰囲気になったのも進化した点。
Mi Max 3
- 上下:側面約1.5mm+ベゼル約8mm=約9.5mm
- 左右:側面約1.5mm+ベゼル約2.7mm=約4.2mm
旧型 Mi Max 2
- 上:側ル約1.5mm+ベゼル約12mm+表示されない部分約0.5mm=約14mm
- 左右:側面約1.5mm+ベゼル約2mm+表示されない部分約0.5mm=約4mm
- 下:側面約1.5mm+ベゼル約15mm+表示されない部分約0.5mm=約17mm
左右のベゼル幅があまりにも狭いと掴んだときに指で触ってしまい、誤動作するので4mmくらいはあったほうがいいですね。しかしMi Max 3のほうが掴んだときに誤動作するのが多い気がした。
側面比較
上面比較
旧型と比べてもパーツ構成のフロントカメラ・イヤホンジャック・赤外線ビーム・センサーなど全く一緒だけど、よくみるとTEL時のスピーカーのみ幅狭で太くなっている。
角・下比較
角のRもほぼ一緒で下のUSB-Cやスピーカーの配置も全く一緒。Mi Max 2のほうはディスプレイ下にタッチ式のホームボタン・戻る・マルチタスクがあるが、Mi Max 3のほうはディスプレイ内で操作するようになった。
右側面ボタン
ボタンもパーツが全く一緒でした。厚みが0.4mmほどMi Max 3のほうが厚いだけなのに比べるとかなり厚く感じる。
Xiaomi Mi Max 3のプラパッキン
上の画像で旧型Mi Max 2と比べていてディスプレイ面の端の部分のプラパッキンが、Mi Max 3のほうがより太くなっていることで目立つようになりました。
プラパッキンはケースをつけずに裸のままだと目立つがケースをつけたらまったく分からなくなりそう。
SIMスロットはNanoSIM2枚に変更
SIMスロットの場所・形ともに旧型と全く一緒で左側面上のほうにあります。ピンでさしてスロットを出すタイプ。
SIMスロットを出してみると両方ともデュアルSIMで片方のSIMがMicroSD兼用で、Mi Max 3のほうはNanoSIM2枚に変更されています。
他のどれだっけか?NanoSIM2枚とMicroSDが独立して3枚同時に使えるXiaomiスマホも出ているので3枚とも有効に使いたい場合はそちらのほうがよさそう。ただし、DSDS(同時待ち受け)はハイスペックのSoc積んでないとできない場合が多い(Mi Max 3はDSDS可能)のでSIM2枚を同時に使いたい場合は事前にチェックが必要です。
最近までの中華スマホはほとんどがデュアルSIMで1枚のスロットはMicroSD兼用になっています。Mi Max 3もこのMicroSIM兼用タイプでDSDS対応モデル。
Xiaomi Mi Max 3 VS Huawei honor note 8
続いて16:9ディスプレイで最大に大画面スマホの部類に入るHuawei honor note 8と軽く比べてみましょう。下左側の銀色スマホがHonor note 8↓
Honor note 8は2016/11頃のハイスペック大画面スマホなので、あまり比較にはなりませんがリアカメラ性能は完全にMi Max 3のほうが上でディスプレイも6.9インチと大きいのですがHonor note 8のほうは有機ELで解像度も高くなっています。
それと、こちら↓の記事でも書きましたが、ディスプレイの横幅(表示される部分のみ)がMi Max 3のほうが4mmも幅が狭かったので、大画面でもやはり縦横が固定された書籍や雑誌などのコンテンツには向いていないような気がしました。映画を見る時も左右にスペースが出てしまいディスプレイが十分に活かせませんね。
なので主にiPhone XやSumsung S9などに代表される最近の18:9や19:9などの縦長ディスプレイのスマホはネット上のコンテンツやアプリをメインに使う場合のスマホと言えそう。
Huawei honoer note 8(↓左)は横広でずんぐりむっくりしたスマホですが、Mi Max 3のほうが縦長でスマートな雰囲気です。
Honor note 8はディスプレイ端の表示されない部分が異様に広いのも特徴?で最近のスマホでは狭額ベゼルなので時代を感じさせるスマホになっています。
Mi Max2からMi Max 3に移行
Xiaomiのシステムを生かして旧型Mi Max 2の設定などをMi Max 3に移行するための設定をMi Cloudを使ってしてみましょう。
Mi Cloudでもできますが、Mi Moverのほうがより簡単にできるようです。どちらにせよ詳細な設定は無理で、旧スマホで使っていたアプリを自動でインストールしてホーム画面も同じように並べてくれますが、アプリのパスワードなどは移行できないのでログインが必要なアプリは一個一個ログインする必要があります。メンドウですね。
Mi Max 2 側の設定
まずはMi Max 2側のMi Cloudでバックアップする項目を選んでバックアップしていきます。
設定 > Miアカウント > Mi Cloudの順にたどっていきます。(Xiaomiスマホを使うときにMiアカウントが無い場合は取得する必要があります。メルアド・携帯電話番号で取得可能。)
Mi Cloudで無料のストレージは5GBしかないので、たくさんの画像や動画をクラウド上に上げるとすぐに満タンになってバックアップできなくなるので、自分はギャラリーはバックアップしないようにしています。
連絡先・メッセージ・ギャラリー・ノートの他に、その他(Other syncing items)にWi-Fi・カレンダー・ブラウザー・通話履歴・レコーダーなどがありますのでお好みでバックアップしたい項目をOnにします。
最後にBack up deviceをOnにして、一番上にある「Syinc On」を押してMi Max 2のバックアップします。
Xiaomi Mi Max 3 側でバックアップ復元
今度は新しいほうのMi Max 3でMi Cloudで同期してバックアップをとってきましょう。
旧スマホと同様に設定 > Miアカウント > Mi Cloudに進んで「同期する」ボタンをおします。
「Mi Cloudからアイテムを復元する」を選んで、例として先程バックアップした「2018-09-22・・Mi Phone Max 2」を選んで復元してみます。
そうすると自動的に今まで使っていたアプリがダウンロードされて、ホーム画面の配置も今まで通りに並びました。
Mi Mover
移行はMi Moverのほうが更に簡単にできそうです。
設定 > その他の設定 > Mi Moverの順にたどっていきます。
Xiaomi Mi Max 3 設定
まずは日本語表示にして日本人が使えるように設定していきましょう。
日本の言語・地域・時刻設定
今回来たMi Max 3はデフォルトで英語になっていました。グローバルバージョンでPlayストアもありました!めんどうな試練の中国語版でなくてよかった。ホッ
Settings(設定)アプリで簡単に日本語表示にできます。言語・地域・時刻を設定しました。
言語
まずは言語から日本語にしていきましょう。
Settings > Languages & inputを開いていくと下のほうに日本語があります。
地域
今度は地域の設定をしていきましょう。地域はMIUI8のときにはなかった設定でMIUI9から出てきたようですね。初期時にはなぜか「アルジェリア」になっていましたので日本語に変えてきます。
日本はちょっと探しにくく真ん中からちょっと下のほうにありました。↑
日付と時刻
最後に時刻をあわせていきます。
こちらはタイムゾーンの自動設定をオンにしておけば、しばらく経ったら自動的に日本になりそうな気もしますが、一時間経っても日本にならなかったので手動で設定していきます。
以前は時刻が日本標準時はなく、韓国(日本と同じGMT+9:00)しかなかったので、韓国を選んでいましたが、MIUI9になってからは日本も追加されています。
ホーム画面
ホーム画面はデフォルトでは1画面、左側には検索やショートカットなどのウィジェットが集まっている画面になります。
ホーム画面左の画面は消すことができない?かもしれません。設定でできるのかなぁ。
Wifi
あまり関係ないのですが、Xiaomiスマホで同じXiaomiのWifiルーターを使っている場合は「Mi」のアイコンが出る。↓
端末情報
旧型Mi Max 2(↓左)と端末情報を比べてみましょう。変わったところはMIUI(Android)バージョンが一つががって、CPUもSnapdragon 625からSnapdragon 636にあがったくらいかな。内部もあまり変化は無い気がしました。
旧型Mi Max 2もそうですが、当然Mi Max 3も技適が無いので基本的に日本では使えません。
Xiaomi Mi Max 3 ベンチマークテスト
AnTuTu
動画がカクついて、ちょっとまともには見れませんでした。重いゲームはちょっと無理そう。
Geekbench
RAM・ストレージスピードテスト A1 SD Bench
CPU-Zのスペック詳細
3DMark
3DMarkはまだミッドレンジスマホには早い気がしますが試してみましたが案の定、途中でフリーズしてアプリを落としました。
2回目でちゃんと最後まで動きましたが、まだレビュー出していないSnapdragon 845のXperia XZ2などはOpen GL ESが4000台なので、せめて2000くらいは無いとゲームでは使えないですよね。
Xiaomi Mi Max 3 VS Mi Max 2 カメラ性能
Mi Max 3とMi Max 2のカメラ性能を比べてみました。明るいところではあまり変わりないようですが、暗い場所や物撮りなど寄ったときにはMi Max 3のほうが有利でした。
部屋 リビング
こちらは両方ともあまり変わりないです。
景色
Mi Max 3のほうがくっきりとした画になっている。
Mi Max 3のほうがくっきりしている気がします。
ポートレート
Mi Max 3はデュアルカメラなので背景ぼかしのポートレートが撮れるところが旧型Mi Max 2と違う。
Mi Max 2のほうはポートレートないのでただののっぺりした画像のみ撮影可能。
夕日
Mi Max 3は薄暗いところでもかなりくっきりきれいに撮れました。
Mi Max 2でもなかなかきれいに撮れました。
とり方が下手なだけなのか?同じようにOnePlus 5Tでも撮影してみましたがMi Max 3のほうが明るく撮れたようです。建物に焦点合わせたつもりでしたが、タイミングによって変わっただけかも。
小物
スマホを寄せて小さな小物・ブツ撮りもけっこう得意なカメラです。
Mi Max2の場合はあまり近づきすぎるとピンぼけする↓
暗い場所
Mi Max 2も頑張ってはいますが、黒つぶれしてしまいます。
ということで、カメラ性能を重視する場合はMi Max 3のほうがよさそう。でも暗所ではハイスペックスマホなOnePlus 5Tのほうがきれいに撮れるけどブレ画像が多かったような??
Xiaomiスマホの赤外線ビームを有効活用したい!
引越してTVは持っていませんが、照明のリモコンが2つ増えたので赤外線内蔵のXiaomi Mi Max 3をなんとかリモコン代わりとして使いたかったのですが、付属のMi リモートでは日本の家電はあまり対応してなく、アプリに学習リモコン機能も無いのでちょっと日本では使えないんですよ。↓
操作したい家電
主に照明でリビングと仕事部屋の照明を操作したい。
それとできれば扇風機も操作できたらうれしい。
日立 扇風機 風量4段階 HEF-110M
あと、備え付けの古いエアコンも操作したかったのですが・・・
マイリモコン(エアコンリモコン/ TV/照明リモコン)
結論から言うとこのアプリだけが、少しだけ照明のリモコンで使えましたが、操作性が悪くデザインもちょっと使いづらいので躊躇してます。でも日本の家電で使えるリモコンアプリってまともなのこれくらいしかなさそうなんです。
試しにNECのシーリングライトのリモコンを設定してみました。点灯・消灯などは操作できましたが調色の追加をどうやるのかが分からず。Hitachiの扇風機は無いのか?追加できませんでした。
リモートコントロール:ZaZa Remote
こちらはDIYもできますが、ファンや電球があるのでもしかしたらシーリングライトや扇風機のリモコンが登録されているのかと思って調べましたが・・・NEC・HITACHIは登録されていないようでした。どうやら中華系のアプリのようです。
DIYも試しましたが、学習能力が無いようなので別途リモートコントロールフェアリーの購入を進められます。使えませんね。
すべてのデバイス用の汎用リモコン
こちらはちょっと?広告ばかり出て登録されているリモコンもあまりなく使えないアプリでした。
Android Play Store
その他のリモコンアプリはたいていがTV用のリモコンアプリばかりでTVの無いウチは不要でした。
まともに使えそうなのは最初に紹介したマイリモコン アプリくらいかなぁ、なにか良さそうなリモコンアプリを発見したらまたお知らせしますね。
Xiaomi Mi Max 3 日本での価格調査
Xiaomi Mi Max 3 まとめ
Mi Max旧世代と筐体はあまり変化はありませんが、カメラ性能とディスプレイサイズを重視する場合はMi Max 3のほうがよさそうです。
旧Mi Mix 2と変わった部分変わった点
- カメラ性能:リアデュアルカメラでF値1.9と暗い場所でもよりきれいに撮れるようになった。
- ディスプレイサイズ:縦長6.9インチで横幅は変わらず縦に少し長くなってより大画面に!
旧Mi Max 2とほぼ一緒の部分
- 筐体:リアカメラ・ディスプレイ以外はほぼ一緒パーツの場所や部品まで同じ構成
- OS:MIUIは8から9にアップしたが劇的な進化はしていない。
そのくらいかな?他に気がついた箇所がありましたら追記します。
大画面スマホ好きなのでしばらく使ってみます。
※この商品はサンプル提供していただいてレビューしています。
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