CHUWI Hi9 Plusの新バージョンがやってきたのでレビューします。
新タイプのCHUWI Hi9 Plusはキーボード・筆圧感知1024のペンも使えてデュアルSIM LET対応でDSDS(3G+4G同時待受)可能になっています!
CHUWI Hi9 Plusは2018年頃からありましたが、今回のは2019年バージョンで技適も取得してあって、DSDS(3G+4G同時待受)はドコモ系のMVNO SIM2枚で検証したところ問題なく4G・VoLTEで通信できることを確認しました。
技適もあるので!日本でも安心して問題なく使えます。
日本版 CHUWI Hi9 Plus
以下のBanggoodで販売されているCHUWI Hi9 PlusはEUバージョンです。
CHUWI Hi9 Plus
これで電話をしないデータ通信のみ方はスマホも必要なくなる?かな?
CHUWI Hi9 Plus 2019新バージョン
2019新バージョンは電源ボタンが以下のように赤くなっています。
CHUWI Hi9 Plusの技適マーク
CHUWI Hi9 Plusの裏面に技適マークが刻印されています。
技適マークとR 208-160180と書いてあります。↓
これで安心してWifiもLTEもBluetoothも使えますね♪
CHUWI Hi9 Plus DSDS(3G+4G同時待受) 可能
SIMスロット
まずはSIMスロット、上側面のイヤホンジャックの隣にスロットがあります。
以下のように中華スマホのようなSIM2スロットがNanoSIM・MicroSDの共有になっていますのでどちらかしか使えません。SIM1スロットは専用のNanoSIMです。
ワイヤレスアップデートしておく
自分が検証して、日本のSIMに対応するようにCHUWIの担当者がアップデートしてくれたのでCHUWI Hi9 Plusを手にいれたら、ワイヤレスアップデートが降りてきているか確認してアップデートがあったら実行してくださいね。
上記バージョンよりさらに新しいアップデートがあると思います。(上記のバージョンは物理SIMスロットと画面に表示されるSIMナンバーが逆になっていました。)
通話SIM 2枚でテスト
ドコモ系の格安SIM、QTモバイルとBiglobeの2枚のMVNO SIMを使ってテストしてみます。
3G通話がQTモバイル、VoLTE 4G通話・データ通信がBiglobeになって両方とも待受可能になっています♪
今度はモバイルデータをQTモバイルにしてみます。↓
SIMスロット1も2もどちらにしてもVoLTE 4G通信と3G通話が可能でした♪
ただし、ドコモ系のみできると思います。au系やSoftbank系のSIMだと対応バンドが少ないので使えないかもしれません。
CHUWI Hi9 Plus スペック
スペックは以下のようになります。DSDSできてもBANDが少ないのが惜しいところ。
CHUWI Hi9 Plusの外観
この後、CHUWI Hi9 Plus本体のも見ていきましょう。キーボード・ペンもありますので一緒にみていきます。
DSDS可能な中華タブレットCHUWI Hi9 Plusの外観や中身をみていきましょう。
電話・データ通信のDSDS(3G+4G同時待受)できる以外は普通の中華タブレットなので特に特筆すべきことは無いのですが、挙げるとすればキーボードとペンを使える点。
Chuwi Hi9 Plus本体とキーボード・ペンを追加するとBanggoodでは2019/7現在33573円で買えます。↓クーポン出ている(現在出てます。コードは「BG63b6d2」)時もあるのでクーポンを適用させて買う本体は4GB/64GBで163.99ドルで買えるのでもっと安くなるでしょう。
日本で買うとヤフオクで38000円~なのでやはり中華タブレットを買うなら中華系ネットショップがいいかもしれません。
BanggoodのHi9 Plusは日本版ではありません。ご注意ください。こちら日本版 CHUWI Hi9 Plusがアマゾンで売っている日本版のHi9 Plusになります。誤った情報で申し訳ございません。
では、CHUWI Hi9 Plusの実機を簡単にみていきましょう。
CHUWI Hi9 Plus 開封・外観チェック
梱包・箱
梱包はエアチューブでやってきたので海を超えても安心。今回はCHUWIから直接やってきました。
サイズが合わないエアチューブでちょっとギュウギュウ詰めに3つの箱でやってきた。
Hi9 Plusとキーボード・ペンのセット↓
Hi9 Plus LTE↓と書いてあります。10.8インチで解像度高めの2560×1600、こちらは完全に日本向けでJapanese Frequenciesと書いてあります。日本向けということでしょう。
そういえば、起動したときから日本語表示でした。
Hi9 Plus 表面
Hi9 Plus本体はディスプレイ四隅が角になっている中華タブレット、最近のスマホやタブレットは四隅が丸くなっているのでこのあたりは2018年前半より変わっていないようです。
スペックの書いてあるフィルムを剥がすと下にも保護フィルムがあるので、保護フィルム好きな方は別途購入する必要はありません。
付属品
付属品は本体の下の箱に入っています。
この付属品の箱や付属品はCHUWIの以前からの変わらないセット。ただし今回は日本語で簡単な取説・注意書きがありました。やはり日本仕様の中華タブレットです。
USBアダプタも毎度CHUWIの付属品として同じような形のもの。5V2Aの普通のUSBアダプタ。
キーボード
そしてビックリしたのはキーボードが日本語印字されているのには驚きました。
スタンド・カバーにもなるキーボード↓
個人的にはずっと英語キーボードを使っていたので日本語が刻印されているのはちょっと邪魔です・・・
本体の左側面に金色の端子と上下に長丸の穴があいていまして↓、そこにキーボードを装着します。
本体を装着して立てかけてみました。
スタンドは三角形にして↓キーボード上の溝の磁石にくっつけるようにして本体を立てかける。この状態でタブレットの角度を変えられないところがちょっと不満。
折りたたんだ状態↓ちょっと不格好にキーボードを内側に入れてディスプレイ面に折りたたむ。
なのでタブレットの裏面は保護されない。カバーはもう少し工夫して、使わないときはタブレット全体を包むようにしてほしかった。それとスタンドのときは角度を調整できるようにすると便利だったのに。残念な部分。
とはいえ、キーボードがあるとやはりフリック入力よりも格段に速く文章をかけるのは嬉しい。(若い人はフリック入力のほうが文字打ち速そうですね。)
側面
上には充電・通信のUSB-C端子・イヤホンジャック・SIMスロットがあります。
ディスプレイ面から見て右側には上下の音量調整ボタンと、その下に赤い電源ボタン↓
ペン
ペンは1024筆圧感知と標準的なものです。こちらはCHUWIのタブレット専用のペンです。
単4電池も1本付属していました。
ペンの上の方を回転させるとキャップが取れるので電池を装着する。
左ボタンが消しゴムで右ボタンが右クリック、消しゴムは左ボタンを押した状態でディスプレイにペン先をくっつける。右ボタンも同様にします。
書いた感じは若干遅れはあるものの、かなり書きやすくキレイに書けるので、自分は字がうまくなった?という錯覚に陥る。あとでよくみると字はやはり下手でした・・・
上の画像はアイビスペイントXというお絵かきアプリ。
初心者でも使いやすくタブレットでお絵かきするにはピッタリです。
CHUWI Hi9 Plus ベンチマークテスト
ベンチマークも一般的な中華タブレットと同等であまり速いとは言えないので重いアプリは向きません。
普段は本読みとかWeb閲覧、LTE回線が使えるのでキーボードを使って外出先で軽いビジネス用途としても使えます。
AnTuTu
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Geekbench
RAM・ストレージスピードテスト A1 SD Bench
CPU-Zのスペック詳細
CHUWI Hi9 Plus DSDS(3G+4G同時待受) BAND
今回はDSDS(3G+4G同時待受)できる日本版CHUWI Hi9 Plus 実機の対応BANDをみていきましょう。
日本版CHUWI Hi9 Plusで使えるキャリアはドコモとSoftbankです。auは?使えるかどうか分かりません。
日本版 CHUWI Hi9 Plus
日本版CHUWI Hi9 Plusの設定アプリと電話アプリを使って対応しているBANDを確認してみましょう。
開発者向けオプションを有効にする
まずは下準備として「開発者向けオプション」を有効にしていきましょう。
設定 > システム > タブレット情報の「ビルド番号」を10回ほどタップして開発者になりましょう。↓
これで開発者向けオプションが有効になったので、を見て確認してみましょう。↓開発者向けオプションの画面で以下のようにオンになっていればOK。
EngineeringModeに入る
続いてEngineeringModeに入ります。ここで電話アプリが必要。CHUWI Hi9 PlusはSIMさせるタブレットなので、電話アプリもデフォルトで入ってます。
電話アプリで番号入力
電話アプリを起動して「*#*#3646633#*#*」と入力します。
すると、
EngineeringModeでBandModeをチェックする
以下のような画面になりますので、SIMの対応BANDをチェックするために「BandMode」を選択します。
SIM1・SIM2の2つのスロットを選択
CHUWI Hi9 PlusはSIM2枚刺しなので各SIMスロットごとに対応BANDが違います。
ここでご注意いただきたいのは、Hi9 PlusはDSDS(3G+4G同時待受)なので、SIM1・SIM2どちらかをモバイルデータに使用する場合はもう片方はモバイルデータは使えずに3Gの電話機能のみ使えます。
なので、SIM1・SIM2のどちらをモバイルデータを選ぶかによって対応BANDが変わります。
SIM1にモバイルデータを選んだ場合はSIM1が4G対応のBANDになり、この時SIM2は3G対応のBANDになります。
逆にSIM2をモバイルデータにした場合はSIM2が4G対応のBANDに、SIM1は3G対応のBANDになります。
設定は設定 > ネットワークとインターネット > SIMカード ↓ この画面でどちらのSIMをモバイルデータにするかを選択できます。
それと、CHUWI Hi9 Plusの場合はどちらのSIMスロットも4G/3Gにできますが、他のSIM2枚刺しのスマホやタブレットでDSDS(3G+4G同時待受)できる機種でも4G/3Gのスロットが決まっている場合がありますのでご注意ください。
例えばこの機種はSIM1スロットが4G専用で、SIM2スロットは3G専用というふうになっている場合は、SIM2スロットのSIMを4Gにしようとしてもできません。
DSDSできる中華スマホでXiaomiあたりの数台が4G/3Gが固定されていたような気がします。
CHUWI Hi9 Plusの場合はどちらのSIMスロットも4Gとしても3Gとしても使えます。
SIM1のBAND対応状況(SIM1をモバイルデータにした場合)
では、SIM1をモバイルデータにした場合のBAND対応状況をみていきましょう。タップすると以下のような画面になります。
SIM1(4G)の対応BAND
- 2G(GSM):850(5-26),900(8),1800(3),1900(2) (GSMは日本では未対応)
- 3G(W-CDMA):IMT-2000(BC0),900(8),1800(9)
- 3G(CDMA):BC0,BC6
- 4G:2100(1),1800+(3),900(8),800Lower(18),800Upper(19),1500Upper(21),700(28),TD2500(41)
SIM2のBAND対応状況(SIM1をモバイルデータにした場合)
SIM2をモバイルデータにした場合は上記(SIM1)のようになります。以下はSIM1をモバイルデータにした場合でSIM2は3Gになります。
SIM2(3G)の対応BAND
- 2G(GSM):850(5-26),900(8),1800(3),1900(2) (GSMは日本では未対応)
- 3G(W-CDMA):IMT-2000(BC0),900(8),1800(9)
- 3G(CDMA):BC0,BC6
SIM1の4Gを抜かした対応BANDになりました。
日本版CHUWI Hi9 PlusのBANDが確認できました。
もう少し対応BANDが多ければかなり実用的に使えそうです。
CHUWI Hi9 PlusはDSDSできるので音声電話の場合はタブレットを耳にあてるわけにもいかない(できる?)のでBluetoothか有線のイヤホンを使えばスマホいらなくなる?のでタブレット一台持ちできるかな?
日本版 CHUWI Hi9 Plus
CHUWI Hi9Plus使ってみた感想
LTEでSIM2枚差しのDSDS(3G+4G同時待受)ができる中華タブレット。
それ以外は普通の10インチ台の中華タブレットと変わりありません。
オプションのペンとキーボードを足すと使い勝手が広がって、ビジネス用途でもつかえるようになりそうです。
1024筆圧感知のペンはお絵かきでも十分に使えました。ただ少しもたつきを感じた。ペンでマンガなど書く方がこのもたつきをどう感じるかが気になる。許容範囲なのだろうか?字を書く場合はまぁ、許せるくらいの遅さに感じた。
キーボードはカバーにもなるが、ディスプレイ面のみのカバー。iPadのカバーのように裏面は保護してくれない仕様。スタンドの機能は角度は固定で変えられない。こちらもiPadと同等にカバーが三角になってタブレットが立つ。
よく考えたらBanggoodのCHUWI Hi9 Plusは日本仕様のではないのかもしれません。そのあたりをCHUWI担当者に聞いてみます。
日本版のHi9 Plusはどこに売っているのかCHUWI担当者に聞いたところによると日本のアマゾンで販売されているとのこと。BanggoodではEUバージョンのみのようです。Banggoodをオススメしてしまって申し訳ございませんでした。
コメント
通りすがりですが、
〉ただし、ドコモ系のみできると思います。au系やSoftbank系のSIMだと対応バンドが少ないので使えないかもしれません。
ドコモは3g、4g共にプラチナバンド非対応、3G対応band1、※5(band6内包)、LTE対応band1、3。
※中華端末ではband5、850mhzでband6の800mhz通信ができる端末が多いのであらかた通信ができる場合が多い。むろん機種によっては通信できない場合もある。
AUは論外、ほぼ通信不可。
Softbank、Ymobileは3G,band1,8(一応プラチナバンド) 4G,band1,3,8(一応プラチナバンド),※41
※band41はキャリアアグリゲーションで使われるband帯、CA対応端末及び対応bandを満たしていれば、2つ以上の回線を使用して高速通信ができるというもので単独通信はできない。しかしながら対応してなくてもあまり問題はない。
上記の通り、中華端末で一番適しているのはプラチナバンド込みでのフル対応であるSoftbank回線が一番相性が良い。
一応プラチナバンドと書いたが、ソフトバンクはほかのキャリアよりプラチナバンドの周波数帯が高いせいか、屋内での通信にめっぽう弱かったりするので一長一短である。
しかしながら、docomoのプラチナバンドが使えない状況であればある程度のアドバンテージはあるので、この端末で推奨されるキャリアは、Softbank、Ymobileということになる。
都会の街中などの主要エリアだとdocomoでもSoftbankでもあまり変わらないが、地方では致命的な差になる可能性があるので、この辺りは的確に記載するべきかと。
うのみにしたユーザーが誤って使用しずらいキャリアで契約すると色々と大変なので悪しからず。
連投失礼します。
AU一部を除くdocomo、Softbank系でのフル対応bandのようです。
先の投稿失礼しました。
マイナーbandにも一部対応しているようなのでAU以外のキャリアでは問題はないと思われます。
日本対応というのは伊達ではなかったようです。
放浪者様
コメントありがとうございます。
曖昧な情報で申し訳ございませんでした。
CHUWI担当者に聞いたところBANDは以下のようになっていました。
【日本バージョン】
CDMA:BC0、BC6
WCDMA: 1、8、9、11、19
LTE: 1、3、8、18、19、21、28、41
こちら日本版CHUWI Hi9 Plusが日本のBANDに対応しているバージョンです。
Amazonのページには『ドコモ系はサポートしてない』と書いてありますが、自分が確認した限り(ドコモ系NVMOで、ファームウェアアップロード後)では対応していました。後ほど詳細にBANDも確認してみますね。
Hi9 Plus用の日本語キーボードのほうはまだ未発売でもうすぐアマゾンで発売されるようです。
この記事のほうも訂正しておきます。
情報ありがとうございました。