グッドデザイン賞を受賞したEarFun Airに続いてEarFun Air Proが届いたのでレビューしていきます。
こちらは、アクティブノイズキャンセリング機能付きで、重低音がスゴイ完全ワイヤレスイヤホンです。
- 話題の3千円切りドンシャリTWS! EarFun Free Mini レビュー
- スリム充電ケースEarFun Air Pro 2
- 進化したTWS EarFun Air Pro2 レビュー
- TWS BT5.2 EarFun Free 2 レビュー
- 新世代TWS EarFun Air Pro レビュー ANC搭載・透明感重低音サウンド (現在このページにいます)
- 【音がイイ】新世代 完全ワイヤレスイヤホン Earfun Air レビュー BT5.0・IPX7防水・技適あり
EarFunの会社やデザインアワードなどについては、前回のEarFun Air(次のページ)でかなり説明したので、今回は割愛します。
新型のEarFun Air ProはデザインがかっこよくなってANC付き、ケースも小さく卵型になって外出先でも会社でもより使えるようになりました。
完全ワイヤレスイヤホン(TWS)とは?
ここで、完全ワイヤレスイヤホンを簡単に説明していきます。すでにご存知の方は読み飛ばしてくださいね。
完全ワイヤレスイヤホンとは?
完全ワイヤレスイヤホンは、イヤホンに右と左をつなぐケーブルがなく、それぞれがバッテリー内蔵で右耳・左耳にそれぞれ独立したイヤホンのこと。↓
いままでのようにイヤホンのケーブルが全く無いのが特徴で、ケーブルが服に絡んだり肌に触れることが無いのが良いところ。
完全ワイヤレスイヤホンを短縮して、TWS(True Wireless Stereo)と言うこともあります。
厳密に言うとTWSは完全ワイヤレスステレオですが、完全ワイヤレスイヤホンのことを言う場合がほとんどになっています。
Bluetooth接続
スマホやパソコンとの接続はBluetoothという10~15Mほど届く電波を使ってデジタルサウンドを送信します。
Bluetoothはバージョンがありまして、バージョン5.0以上のスマホと完全ワイヤレスイヤホンのペアを使うと、マルチペアリングやIP電話の受話もできて便利です。
Bluetooth4.2などのバージョン4の場合はIP電話の着信音がイヤホンから鳴らない(スマホ本体のスピーカーから鳴ります。)などの不都合があるので、できればBluetooth5.0以上のイヤホン、スマホを使うことをオススメします。
EarFun Air ProはBluetooth5.0なので、スマホがBluetooth5.0以上ならばベストです。
スマホで音楽を聞く場合は完全ワイヤレスイヤホンが使いやすいので、新しめのスマホを持っている場合はぜひTWSを試してみてください。
EarFun Air Proは1万円以下で1万オーバーのサウンド
EarFun Air ProはEarFun Airよりもさらにサウンドに透明感が追加されて、音楽を聞くのに適した完全ワイヤレスイヤホンになっています。
音質についてはこの記事で表現できないのが、残念で、実際に試してみるほかなさそうです。
自分がEarFun Air Proを試した限りでは1万円以下の完全ワイヤレスイヤホンで一番良い音で、1万円以上の完全ワイヤレスイヤホンと比べても引けをとらないイヤホンだと感じました。
EarFun Air Pro 特徴・機能説明
音が良い完全ワイヤレスイヤホン EarFun Air Proはどんな機能があるのか見ていきましょう。
EarFun Air Pro 特徴
EarFun Air Proはサウンドがさらに良くなって、通話時のノイズや音楽再生時のノイズを低減してくれる先進的な完全ワイヤレスイヤホンになっています。
主な特徴は以下、
- 単独使用:片耳イヤホンだけでも使用可能
- 装着検出:イヤホン付けると再生開始・外しで再生停止
- 通話時のノイズ低減:ノイズ除去アルゴリズムで通話感度良好
- 音楽再生時のノイズ低減:ANCアクティブノイズキャンセリング機能
- ケース充電:最大32時間再生可能
- タップコントロール:音楽再生や受話などのコントロール
- 10mmの低歪ドライバー:大きめのドライバーで迫力サウンド
- マルチペアリング対応:スマホなどBluetooth機器と最大5台ペアリング可能
簡単に特徴を説明していきますね。
EarFun Air Pro・EarFun Airとの違い
EarFun Airと比べると、アクティブノイズキャンセリング(ANC)搭載で音楽を聞いている時に周りの騒音がキャンセルされること。
そしてケースがよりコンパクトに、イヤホンのデザインがかなりかっこよくなっています。
EarFun Air Proはアップした機能は以下のとおり(カッコ内はEarFun Airの仕様)
- アクティブノイズキャンセリング(ANC)搭載
- 10mmドライバー(6mm)
- イヤホン本体のデザインがカッコいい
- ケースがコンパクト
- 6つのマイクで通話時のノイズ低減(4つのマイク)
逆にEarFun Airにあって、EarFun Air Proに無い機能は以下の通り、(カッコ内はEarFun Air Proの仕様)
- 防水性能IPX7(IPX5)
- ワイヤレス充電Qi搭載(非搭載)
EarFun Airのほうが防水性能が高く、EarFun Air Proはちょっとした汗に対応で水没はダメですね。
そして、EarFun Airのほうはワイヤレス充電のQi(チー)搭載なところも違う。
片耳イヤホン単独使用可能
主に電話で使いたい時には片耳のみ装着して使うこともできます。
装着検出
耳に装着している時は音楽再生、耳から外すと自動的に音楽再生が停止されます。
この機能はなかなか使えて、誰かが話しかけてきたときにイヤホンを外すと自動的に音楽再生停止されるのが便利。
ノイズ除去アルゴリズムで通話感度良好
通話時のCVCノイズキャンセリング機能は無いですが、マイクが6つ付いていて、独自の方法で音声通話時には相手の声が聞き取りやすい構造になっています。
こちらは通話中に相手に届くノイズを軽減する機能です。
アクティブノイズキャンセリング機能
こちらのANC(アクティブノイズキャンセリング)機能で周囲の音を低減して音楽を聞きやすくする機能。
外音を低減するノイズキャンセリング機能をオフにすることもできます。
以下の3つのモードに切り替えることでノイズキャンセリングしたり逆に外音をよく聞こえるようにしたりすることが可能。
- アクティブノイズキャンセリングモード(ANC)
- 外音取り込みモード(アンビエント)
- ノーマルモード
ケース充電で最大32時間再生可能
イヤホンだけだと最大9時間連続再生。
ケースで充電して使うと連続ではないのですが、充電・使用・充電・使用・充電・使用を繰り返して最大32時間使用可能。
タップでコントロール
ボタンではなくタップで再生・先送りなどの操作ができます。
ANC(アクティブノイズキャンセリング)モードやアンビエント・ノーマルモードに切り替えるのにもタップ操作でできるので便利です。
操作方法は後ほど詳しく説明していきます。
10mmの低歪ドライバー
大きめ振動板で重低音と透き通るサウンドが今までのTWS(完全ワイヤレスイヤホン)よりもかなり迫力のあるサウンドを再生してくれる。
マルチペアリング対応 最大5台
こちらのイヤホンはBluetooth5.0対応でマルチペアリングできます。
マルチペアリングは最大5台のスマホやパソコンなどBluetoothがあるガジェットにペアリング可能。
(Bluetooth5.0以下のスマホ・PCと接続する場合は接続したまま削除するまで切断できなくなるなど、不具合があります。)
マルチポイントとマルチペアリングの違いは、2台のスマホやPC・タブレットなどのBluetooth機器に接続可能なところは同じです。
違いは以下のように自動で切り替えられるかどうか。
- マルチペアリング:Bluetooth設定で手動で切り替えが必要
- マルチポイント:音がなるほうを自動で接続可能
EarFun Air Proはマルチペアリングなので、手動で接続する機器を切り替える必要があります。
EarFun Air Pro スペック
Bluetooth | 5.0 |
---|---|
プロファイル | AVRCP,HFP,HSP,A2DP |
コーデック | AAC,SBC |
装着タイプ | カナル型 |
防水機能 | IPX5 |
ノイキャン | ANC(アクティブノイズキャンセリング) |
チップ | – |
ドライバ | 10mmドライバー |
アシスタント | – |
技適/PSE | あり R 210-146576 / あり |
電源持続時間 | – |
その他 | 18ヶ月間安心保証・6マイクテクノロジー(通話時ノイズ低減) |
グットサウンドにANC(アクティブノイズキャンセリング)搭載の新世代完全ワイヤレスイヤホン
進化した完全ワイヤレスイヤホンの登場です。
透明感のある重低音サウンドがスゴイ!
アクティブノイズキャンセリング機能で、音楽再生中に外音ノイズを低減
6つのマイクで通話時のノイズも低減
EarFun Air Pro 開封
それではEarFun Air Proの実機を見ていきましょう。
箱
箱のビニールになにか日本語で書いてありましたが、書いてあることを見落としてしまって・・・最初のペアリングでつまずいてアセった。
EarFunの黄色と白のパッケージで前のバージョンEarFun Airも同じようなパッケージだった。
開封
左側にパタパタと開く、厚紙にパーツや取説。その下に本体。
パーツは取説やプレゼントの紙、USB-Cケーブルとイヤーピース2セット、イヤーピースはイヤホンに装着されている1セット含めると合計で3セットある。
今回のEarFun Air Proは、Qi充電(ワイヤレス充電)機能が無く裏面は丸っこくなっているだけ。
EarFun AirのほうはQi充電あったので、Qiが好きな方には残念かもしれません。
取説
取説はこちらのページにPDFファイルでありましたので、購入前にチェックしてみてください。
https://fcc.report/FCC-ID/2AVIT-TW302/4934692.pdf
日本語の取説もあります。
EarFun Air Pro 使ってみる
ご注意:最初にテープをとる
箱の表に日本語で書いてあったシールを見ないで開封してしまったので、気づきませんでしたが、両方のイヤホンの充電端子にテープが貼り付けてありますので、最初にこのテープを取り除く作業が必要になります。
この充電端子のテープをとってから充電ケースに装着する。
シールを取って充電ケースに両方のイヤホンをもう一度装着する。
ペアリング
イヤホンをケースに収納した状態でペアリングします。↓
ケースを開けると真ん中にボタンがあって、このボタンを3秒長押しするとペアリングモード。
緑・白LED点滅でペアリングモード、あとはスマホやパソコンのBluetooth設定でEarFun Air Proをタップしてペアリングするだけ。
EarFun Air Proで複数のデバイスをペアリングしていて接続先を切り替える時は、現在接続しているデバイスを一旦切断して、他の接続するデバイスのBluetooth設定でEarFun Air Proを押して接続する。
マルチペアリングなので、ちょっとメンドウ。
ケースのUSB Type-Cポート
裏にバッテリー内蔵のケース自体を充電するUSB-Cポートがあります。
ケースのフタを閉じた時に赤LED点滅で、充電時には赤LED点灯します。
デザインがカッコいい
EarFun Air Proはイヤホンのデザインがロボットの羽のようなデザインでカッコいい。
色はガンメタのシルバーでケースはつや消しブラック。
ハウジングは丸いやつ
丸く大きめなハウジング。
ノズルも太め
音が出るノズル部分の半径が大きいので良い音が出るのかは不明で、ノズルのメッシュがイヤーピースギリギリ付近にある。
イヤーピースを外してみると、やっぱりノズルが太い。
以下は、左側がSonyの防水イヤホン、右側がEarFun Air。EarFun AirよりもEarFun Air Proのほうが経が太いかもしれません。
耳穴に近いところにノズルの先が来ているところが良い音の一役をになっているのかもしれませんね。
マイク
外側上のほうにメッシュでおおわれたマイク↓
下のほうのマイクは?通話時に使うものだろうか?↓
音質・音切れ
音質
EarFun Airもかなり良い音質でしたが、こちらのEarFun Air Proはさらに透明感のあるサウンドで、重低音もプラスされていると感じました。
プロの方はどう評価するかは分かりませんが、素人が音楽や環境音楽などを他のイヤホンと聴き比べてみると違いがハッキリ分かるくらい良い音です。
音切れ
音切れは自分の感じた距離ですが、パソコンの場合は10メートルほど離れるととぎれとぎれになって、スマホの場合だと15メートル弱まであまり途切れない。
完全ワイヤレスイヤホンは以前は音切れありましたが、最近は接続している機器から離れても音切れすることなくさらに便利に進化しました。
イヤーピースだけなのに安定した装着感
イヤホンを耳に装着してみると、イヤーフックなしでイヤーピースだけなのに外れる気配はありませんでした。
ハウジングの下の部分が耳の対珠という部分に少し触れてガッチリ固定される感じ。
これだったらランニングをしても落ちにくいかもしれません。
ノイズキャンセリング機能を使ってみる
ノイズキャンセリングの設定は、3つのモードがあって左側のイヤホンを3回タップして切り替えます。
アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能
外のノイズが低減されて音楽に集中できるモードです。
勉強時や仕事で集中したい時には、音楽をかけなくてもANCをオンにしておけば外の音があまり聞こえなくなります。
全ての外音は聞こえなくはなりませんのでご注意ください。
アクティブノイズキャンセリングはバッテリーを早く消費して7時間連続再生になります。
アンビエント(外音取り込み)機能
アンビエント機能はノイズキャンセリングとは逆に、イヤホンをしていても外の音がよく聞こえるようになるモードです。
アンビエントモードにすると、ノーマルモードより外の音が大きく聞き取り安くなりますので、音楽を聞きながらでも話し声や街の騒音が聞こえるようになります。
外でのランニングや運動・散歩するときに外の音が聞こえないと危険な時はアンビエントモードにすると良いでしょう。
ノーマルモード
ノーマルモードはアクティブノイズキャンセリング・アンビエントの両方ともオフにして、普通にイヤホンをつけた状態で外の音が聞こえます。
ノーマルでも十分に外の音が聞こえて、アンビエントモードにするとより外の音が聞こえるようになります。
タップ操作は微妙
物理ボタンではなくタップで操作するので、自分のタップが悪いのかもしれませんが、どうしても誤動作してしまうときがありました。
- 音楽再生・停止:ダブルタップ
- 曲送り:3回タップ
音声アシスタントは、Windows10だったらCortanaとかAndroidスマホだったらGoogleアシスタントなどが起動します。
ノイズキャンセリングの切り替え時には、女性のアナウンスでモード名を言うので、現在はどのモードか分かります。
- 音声アシスト:ダブルタップ(スマホやPCの端末の設定によってアシスタントが変わる)
- ノイズキャンセリング:3回タップ(アクティブノイズキャンセリング・アンビエント(外音取り込み)・ノーマルの3種類を切り替え)
電話の受話、終了する時はどちらのイヤホンでも操作可能。
- 受話・終了:ダブルタップ
- 着信拒否:3回タップ
タップコントロールでボリュームの操作ができないところがちょっとマイナスポイント。
EarFun Air Pro 使ってみた感想・まとめ
1万円以下のアクティブノイズキャンセリング機能がある完全ワイヤレスイヤホンではベスト5には間違いなく入るイヤホン。
ノーマルのEarFun Airよりも少し進化した部分もあって、Qi充電などの機能が省かれた部分もあります。
EarFun Air Proの特徴
- 装着検出:イヤホン付けると再生開始・外しで再生停止
- 通話時のノイズ低減:ノイズ除去アルゴリズムで通話感度良好
- 音楽再生時のノイズ低減:ANCアクティブノイズキャンセリング機能
- ケース充電:最大32時間再生可能
- タップコントロール:音楽再生や受話などのコントロール
- 10mmの低歪ドライバー:大きめのドライバーで迫力サウンド
- マルチペアリング対応:スマホなどBluetooth機器と最大5台ペアリング可能
メリット
メリットは上の特徴以外をあげてみます。
- 透明感と迫力の重低音サウンド
- Bluetooth5.0でIP電話も受話可能
- 技適・PSEありで日本でも安心して使える。
デメリット
- タッチ操作でたまに誤動作するときがある。
- IPX5防水で防水性能は高くない
- Qi(チー)充電がなくなった
タッチ操作はたまに誤動作しますけど、完全ワイヤレスイヤホンで物理ボタンだと、耳穴を圧迫するので、やはりタッチコントロールのほうが良さそうですね。
結論:1万円以下のANC完全ワイヤレスイヤホンだったらかなりオススメなEarFun Air Pro
アクティブノイキャン機能付きの完全ワイヤレスイヤホンを探している方は、こちらのEarFun Air Proも候補にいれておいてください。
コメント