世界唯一の骨伝導イヤホン メーカーと言っても過言ではないAfterShokzがブランド名変更で「SHOKZ」になりました。
新ブランドSHOKZの第一弾の骨伝導イヤホンとして、SHOKZ OPENRUN Proが発表されましたので紹介します。
- 新型ハイエンド 骨伝導イヤホン SHOKZ OPENRUN Pro レビュー+クラファンデビュー (現在このページにいます)
- テレワーク用 骨伝導イヤホン AfterShokz(アフターショックス) OpenComm レビュー
一般販売開始されました。価格は23,880円でカラーはブラック・ブルー、その他のピンクなどのカラーは順次販売予定。Amazonで2色販売中
新型SHOKZ OPENRUN Proのレビュー
SHOKZ OPENRUN Proは旧型のAEROPEX(旧ハイエンド)やOPENCOMM・XTRAINERZよりもより音が自然に、広がりのある豊かな音質で
OPENRUN Proを使ったらもう旧型の骨伝導イヤホンには戻れなくなってしまいました。
確かに旧型のAEROPEXは骨伝導イヤホンとは思えないほど自然な音が聞こえて外出時に音楽を聞くには最適ですが、
OPENRUN Proはさらにその上を行く音の広がりと重低音でハイエンドな完全ワイヤレスイヤホンにも匹敵するくらいの音だと感じました。(素人の個人的な感想です。)
骨伝導イヤホンはこんな不満を解決してくれます。↓
音楽を聞きながら自転車にのりたい
料理・家事・作業しながら音楽を聞いたり通話したい
街を歩きながら音楽を聞きたい
仕事で通話が多いがイヤホンをつけっぱなしにすると耳が痛くなる
骨伝導イヤホンは耳をふさがずに音が聞こえるイヤホンなので、自転車乗りながら・人混みを歩きながらでも外の音が聞こえるので危険が少なく音楽や通話を楽しめるイヤホンになっています。
- 耳穴をふさがずに音楽や通話ができるので、外の音も聞けて危なくない
- 耳穴をふさがずに音が伝わるので耳が疲れにくい
- 耳をふさがないのに豊かな広がりのある音質で音楽を楽しめる
ただ、デメリットは旧型AEROPEXよりも骨伝導の部分がちょっとだけ大きくなったのですが、操作ボタンが一回り大きくなって操作しやすくなる(よく見たら数ミリ大きくなった程度なのであまり影響はないようです。)
それとIP55防水なので、より小ささとIP67防水を求めるのならば旧型ハイエンドのAEROPEXを選んだほうが良いかと思います。↓
- 旧機種よりも若干ボディが大きくなったが、ボタンも一回り大きくなって操作しやすくなる
- 防塵防水機能はIP55なので飛沫や汗ならば可能だが水没は不可
SHOKZ OpenRun Proの特徴
骨伝導イヤホンは耳穴をふさがないで音が聞こえるのが最大の特徴、SHOKSの骨伝導イヤホンは骨伝導技術を進化させてより豊かに音楽や音声が聞こえる工夫がされているイヤホンになります。
SHOKZ OPENRUN Pro 9つの特徴
骨伝導イヤホンは他のメーカーも数社ありますが、SHOKSは音質にこだわっていて完全ワイヤレスイヤホンなみの音質が期待できます。
- Shokz TurboPitch™:第9世代 骨伝導テクノロジー 鮮明でクリアな中高音+深みのある低音を実現
- 最大10時間の音楽再生と通話に対応
- 急速充電:5分の急速充電で最大1.5時間音楽再生可能
- 耳穴を塞がないオープンイヤー:周囲の音が聞き取れて耳が痛くなりにくい、自転車乗りは必須イヤホン
- セキュアフィット:激しい運動でも安定した装着感で外れることはない
- デュアルノイズキャンセリング・マイクロホン:通話時に周囲の雑音をキャンセルしてクリアな通話を実現
- IP55防塵防水機能:汗や飛沫・ホコリを寄せ付けない。(雨の日のランニングまでの防水)
- SHOKZ アプリ:イコライザ・マルチポイント設定などカスタマイズ、日本でも使用可能予定
- カラーは4色:ブラック・ホワイト・ブルー・ピンク
このうちいくつかの特徴を簡単に説明していきます。
Shokz TurboPitch™ 第9世代 骨伝導テクノロジー
SHOKZの真骨頂と言える耳穴に装着するタイプのワイヤレスイヤホンに近いか同等のサウンドを再生してくれる第9世代 骨伝導テクノロジー Shokz TurboPitch™を搭載しています。
最大10時間再生
今までのAfterShokz骨伝導イヤホンは連続8時間再生でしたが、OpenRun Proは2時間伸びて最大10時間再生になりました。
急速充電
急速充電も可能になりましたが、どのUSBアダプタでも急速充電できるのかは不明。(5V充電なので2.4Aかそれ以上のUSBアダプタだったら急速充電できる可能性あり)
1時間チャージで100%近くまで充電できるのは嬉しいところ。
- 20分チャージ=0-60%充電
- 30分チャージ=0-90%充電
- 1時間チャージ=0-100%充電
オープンイヤーで自転車乗りには必須
自転車で音楽を聞きたい人は道交法で耳穴を塞ぐイヤホンは禁止になっている市町村が多いなか、骨伝導イヤホンならばOK(ただし、禁止している都道府県もあるようなのでご注意ください。)
骨伝導イヤホンでも音量を高くすると音漏れして外部の音が聞き取りにくくなりますのでご注意ください。
デュアルノイズキャンセリング・マイクロホン
通話時に相手と自分の会話がクリアに聞こえるデュアルノイズキャンセリング機能搭載。
通話時のノイキャンで音楽再生時にノイズキャンセリングしてくれる機能とは違います。
IP55防塵防水
AEROPEXはIP67防水なのでちょっとした水没も可能でしたが、新型のOpenRun ProはIP55防水なので汗などの皮膜やちょっとのシャワーには対応するものの水没禁止。
スポーツ時には良いのですが、水没して丸洗いできないのはちょっと残念。
SHOKZアプリ
このアプリはまだ?出ていないようです。2月の正式発売には出るようになっていると思います。
とりあえずは、骨伝導イヤホン本体のみですべての設定ができますのでPDFの取説を読んで操作しましょう。
4色カラー
カラーはブラックの他にホワイト・ブルー・ピンクがあります。
どのカラーも新しいデザインのツートンカラーになっています。
SHOKZ OPENRUN Pro レビュー
続いてOpenRan Proの実機を簡単にみていきましょう。
ヤマトが届けてくれる
SHOKZのサイトから直接購入した場合はヤマト運輸が届けてくれました。
ビニールコーティングされている新品未開封、早速開けてみます。
スポーツする人物の化粧箱がステキ
いつもどおり骨伝導イヤホンイヤホンを装着している人物のオシャレなパッケージ、ランニングに最適化されている骨伝導イヤホンで、それ以外にも自転車やトレイルランニングにもベストなイヤホン
防水性能はIP55なのでちょっとした汗などの飛沫は対応可能ですが、水没する水泳や海では使えません。その場合は4GBストレージ内蔵で完全防水のAfterShokz Xtrainerzを使いましょう。
白い厚紙を左右に引っ張ると黒い化粧箱の真ん中に銀色で新ブランドの「SHOKZ」のアイコンが表示されている。
内容物は専用ケース・骨伝導イヤホン本体・専用のUSBケーブル・説明書などの紙
ケース
今回の専用ケースはゴムのケースではなく専用ケースになっていた。
頑丈な丸いケースで中身がつぶれにくく頑丈なのでカバンにラフに放り込んでも大丈夫。
中は型押しされたスポンジ生地で骨伝導イヤホン本体と専用充電USBケーブルもゴムバンドで収納可能。
これで持ち運び時に壊れることはなさそう。
紙の取説は簡単に
注意事項が書いた紙と取説も同梱されていますが、ペラペラで起動・1台目のペアリング・ボリュームなど簡単な説明のみになっていました。
説明書はPDFで以下のページにあるので、この説明を読めばマルチペアリング(2台目)の機器(PCやスマホ)と接続したりリセット方法も書いてある。
https://userguide.shokz.net/upload/user/20220106/48e36d1f8991fa01ca809d8907af9c10.pdf
なお、音声アナウンスの言語は英語・日本語・中国語があって、デフォルトでは英語になっていました。なので取説に書いてあった手順(ペアリングモード+マルチファンクションボタン2回押し)で日本語にしました。
SHOKZアプリ 出ました!
詳細はSHOKZアプリで設定できるはずなんですけど??SHOKZアプリはまだできていないようでPlayストアからもSHOKZのページからもダウンロードできなかった。
SHOKSアプリは今のところOpenRun Proのみで使えるようです。
いまのところ(2022 1現在)、まだ準備中なのでしょう、とりあえずはPDFで詳細なユーザーガイドがありますのでしばらく(2月発売なので2月にはできていると思います。)アプリが完成するまで待ちましょう。
SHOKSアプリについてはこの記事の下のほうで説明していきます。
電源・ボリュームボタン
ボタンは右側の電源兼+ボタンと-ボタンのボリュームボタンが幅広になっている。
充電ポート
磁石でくっつくタイプの充電ポートは右側のボタンの後ろ斜めの位置に変更になり、その分だけボタンが幅広になった。
磁石の部分は以前のAfterShokzのUSBケーブルと全く一緒なので使いませます。
上・前・下・後ろ 4方にメッシュ
旧型AEROPEXとの最大の違いは骨伝導を発生する部分の上下前後にメッシュがあって、骨伝導なのでメッシュ部分からは音は出ないで耳の前に当たるところの振動板が震えて振動します。
詳しい仕組みは不明で、音の広がりを出すために振動を籠もらせないような仕組みなのかもしれません。
前面↑にも下↓にもメッシュになっている箇所がある。
肝心な音質は?
旧モデルよりも確実に進化していて、旧型AEROPEXはちょっとシャカシャカ音があったのですが、OpenRan Proは広がりのある音でシャカシャカ音はほぼしなくなった。
それと重低音が少しだけ増幅された分だけちょっとこもったような音に感じることもありました。
1台のスマホで2台同時に骨伝導イヤホンを使えた!
SHOKZ骨伝導イヤホン(それ以外のBluetoothイヤホンでも可能な機種あり)では2台同時に1台のスマホで接続して家族や恋人同士で音楽を楽しめます。
自分も2つのイヤホンが同時に接続できるのは最近知ったのですが、いまだに使っている古いAndroidスマホGalaxy note 10+ではできました。↓
イヤホンは2台だけ同時接続可能で、3台は不可、接続時に使いたいBluetoothイヤホンにチェックを入れれば同時に2台で聞ける。
どのスマホでBluetoothイヤホンを2台同時接続できるのか?調査していないのですが、OpenRun Proを2台手に入れた、もしくはAEROPEXやBluetoothイヤホンでできるか試してみてください。
以上、簡単なOpenRan Proの紹介でした。旧モデルとは見た目は違わないものの音はさらに良くなっています。
SHOKSアプリ 使い方
2022 1月の段階でSHOKSアプリがまだ出ていませんでしたが、一般販売になってSHOKSアプリがPlayストアにもアップされましたので使い方など簡単に説明していきます。
といっても操作できる項目は少ないので、感の良い方ならばすぐに分かると思います。
SHOKS インストール
Playストアで「SHOKS」と検索するとでてきますのでインストールしましょう。
起動画面はこんなステキな画像↓
OpenRun Proと接続
すでにスマホとOpenRun ProとはBluetooth接続した状態で、OpenRun Proを起動したら自動的にSHOKSアプリが認識して接続してくれます。
「接続します」ボタンを押すか、自動的に接続してくれる。
OpenRun Pro 操作パネル
SHOKSアプリはいまのところ低機能で実質的にイコライザーモードとマルチポイントペアリングの操作しかできません。
- イコライザーモード:音楽再生・音声(通話やオーディオブック)の2つのモード
- マルチポイントペアリング:同時に2台までのスマホ・PC・タブレットなどと接続できる
- 音楽再生とボリューム:プレイ・先送り・戻るボタンとボリューム
音楽再生は音楽再生アプリで最初に再生させておかないと操作できません。
イコライザーモード
イコライザーモードは現在は音楽聴く用のスタンダードと通話用のボーカルしかありません。
- スタンダード:音楽を聴くのに適した周波数特性
- ボーカル:中間周波数を強化し、話し声に適した周波数。オーディオブックやPodCastに最適
マルチポイントペアリング
マルチポイントはBluetooth5.2の機能で2台のスマホやPCなどの機器を同時に接続して、音が聞こえる方の音を再生する機能。
このマルチポイントをオン・オフ可能(↓❶)に、すでに接続した機器を切断(↓❷)することも可能。
SHOKSアプリはまだ出たばかりなので機能は少ないのですが、これからアップデートしたら使いやすくなるかもしれません。
OpenRun Proを買ったらSHOKSアプリも試してみてください。
OpenRan Pro Vs AEROPEX 外観比較
旧型AfterShokzハイエンドモデルのAEROPEXと音は紹介できなくて申し訳ないのですが、外観比較してみましょう。
まっ、形状はほとんど一緒ですが音は新型のOPENRUN Proのほうが進化してよりイヤホンの音に近くなっています。
形状はAEROPEXとほぼ一緒で細かい点が改良されています。
ボタンと充電ポート
OpenRun Proは充電ポートが後ろに斜めになって ボタンが広くなった。
バッテリーのサイズ
バッテリーの大きさはほぼ一緒のようで、LEDランプもほぼ一緒だけど旧型のAEROPEXは左側の黒い部分に隠れている。
ブラックとちょっと薄いブラックのツートンカラーもちょっとデザインが変わっています。
マルチファンクションボタン
マルチファンクションボタンもほぼ同じで左側外側についています。
あと、画像では分かりづらいのですが耳掛けのループが少しだけ大きくなって大きい耳の方にもフィットするようになっていました。
次世代 骨伝導イヤホン SHOKZ OPENRUN Pro まとめ
確実に進化している骨伝導イヤホンSHOKZ OPENRUN Pro、主に音質と通話時のノイズキャンセリングがクリアになったことと、最大10時間再生と2時間多く連続再生できるようになったことが主な進化。
逆に残念なのは防水防塵性能がIP55で水没禁止なところで、防水性能を重視するならば旧ハイエンドモデルのAEROPEXや水中用のXtrainerzを選ぶと良いでしょう。
感想まとめ
今までのAfterShokz骨伝導イヤホンと比べて個人的にOpenRan Proを使ってみた感想をまとめてみます。
- Shokz TurboPitch™テクノロジー:シャカシャカ音が減ってより音の広がりのある音に・重低音が増えてちょっとこもった音になる時もある。
- 最大10時間再生可能で1時間の急速充電で満充電
- デュアルノイズキャンセリング・マイクロホン:通話時の会話がよりクリアになった
- IP55防塵防水機能:できればIP67防水にしてほしかった
- SHOKZ アプリ:まだ出ていないようで未体験
SHOKZ 骨伝導イヤホン 選び方のポイント
SHOKZ 5機種の特徴をまとめて図にしてみました。
骨伝導イヤホンを選ぶ時の参考にしてくださると嬉しいです。
SHOKZ 骨伝導イヤホン スペック比較
最後にSHOKZの骨伝導イヤホンのスペックを比較してみます。どれも特徴がありますので、使用する環境に合わせて選ぶのも楽しいですね。
画像 | 1 | 2 | |||
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商品名 | SHOKZ OPENRUN Pro | AfterShokz OPENCOMM | AfterShokz Aeropex | AfterShokz テレビ用 | AfterShokz Xtrainerz |
特徴 | Shokz TurboPitch™ 第9世代 骨伝導テクノロジー 鮮明でクリアな中高音+深みのある低音を実現 | DSPノイズキャンセリング搭載でテレワークに対応した新世代骨伝導イヤホン | PREMIMPITCH 2.0+搭載 スマホとBT接続で電話・音楽再生・IP67防水 | TVやステレオにBluetoothが無くてもイヤホンジャック・ピンプラグ・光デジタルで接続可能になる骨伝導イヤホン | IP68防水で水中で使える骨伝導イヤホン スマホと接続せずに4GBストレージで音楽再生! |
メーカー | SHOKZ | AfterShokz(アフターショックス) | AfterShokz(アフターショックス) | AfterShokz(アフターショックス) | AfterShokz(アフターショックス) |
価格 | 23,880円前後 | 19,998円 | 19,998円 | 約26,268円 | 19,668円 |
スピーカー | Shokz TurboPitch™ | 骨伝導変換器 | 骨伝導変換器 | 骨伝導変換器 | 骨伝導変換器 |
プロファイル | A2DP, AVRCP, HSP, HFP,SBC | A2DP, AVRCP, HSP, HFP | A2DP, AVRCP, HSP, HFP | SBC, FS, APTX, APTX LL | MP3, WMA, AAC, FLAC, WAV |
防水 | IP55 | IP55 | IP67 | IP67 | IP68 |
バッテリー | 140mAh 最大10時間 | 最大16時間 | 145mAh 最大8時間 | 145mAh 最大8時間 | 183mAh 最大8時間 |
Bluetooth ストレージ |
5.1 | 5.0 NFCペアリング | 5.0 | 5.0 | なし/4Gストレージ単体再生可能 |
重量 | 29g | 33g | 26g | 26g | 30g |
備考 | 2年保証・SHOKZアプリで設定 | 2年保証・技適マーク | 2年保証・技適マーク | 2年保証 トランスミッター付き・技適マーク | 2年保証 |
骨伝導イヤホンをまだ試したことが無い方はぜひこの機会に試してみてください。
耳穴を塞がないで耳が痛くなりにくい、音楽を聞きながら外の音が聞こえる、と、世界が変わること間違いなしです!
クラウドファインディングは終了しました。 【Shokz】骨伝導イヤホンを再定義する OpenRun Pro
より深みのある低音再生実現、20%小型化、最大10時間OK、5分の急速充電、専用アプリ登場。
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