マキタ互換18Vインパクトレンチ ランキング14選 レビュー インパクトレンチは用途別にトルクの強さで選ぼう

DIYやクルマのタイヤ交換時に活躍する激安なマキタ互換のインパクトレンチやってきたので紹介します。

マキタ純正のインパクトレンチと激安な中華のマキタ互換インパクトレンチのランキングもまとめましたので合わせてご覧ください。

Raitool マキタ互換18Vインパクトレンチ

まずはインパクトレンチ・インパクトドライバー・ドリルドライバーの違いについてみていきましょう。

電動ドライバーは3種類のタイプがあります

今回はインパクトレンチを紹介しますが、その前に電動ドライバーは、インパクトレンチとインパクトドライバー・ドリルドライバーの3種類あることを簡単に理解しておきましょう。

電動ドライバー 3種類の主な用途

インパクトドライバーとインパクトレンチは、インパクト（打撃）の名称があるように打撃を与えながら回転するのでパワフルにボルトやビスなどを開け締めできるのが特徴。

• インパクト レンチ：ボルトを開け締め（取付口：アンビル）
• インパクト ドライバー：ビスなどを開け締め（取付口：ビットチャック）
• ドリル ドライバー：穴を開ける（取付口：チャック）

一方でドリルドライバーはドリルで木材やコンクリート・鉄などに穴を開けるのが主な用途になります。

電動ドライバー 先端形状3種類と用途

インパクトレンチ・インパクトドライバー・ドリルドライバーはそれぞれ用途が違っていて、先端の形状も違うのでどれを買っても同じ用途で使えるというわけではありません。

インパクトレンチ	インパクトドライバー	ドリルドライバー
12.7mm アンビル	6.35mm 6角ビットチャック	キーレスチャック
タイヤ・足場クランプなどのボルト締め	硬い材質・長いビス等のパワーが必要なビス止めに最適	クラッチ付きで柔らかい木材のビスどめや穴あけに最適

ビス締めに使う場合はインパクトドライバーがオススメ

インパクトレンチとインパクトドライバーは形が似ていて間違えやすいのですが、用途が全く違うのでご注意ください。

ボルトの開け締めではなく、主にビス締めに使う場合はインパクトレンチよりもインパクトドライバーのほうがトルクが150N.m前後と弱めでその分軽くコンパクトになっているのでオススメです。

主な違いはインパクトレンチの場合は速度が一定なのに対し、インパクトドライバーは無段階変速で速度を変えられるのが特徴。

それと、強いトルクが必要ない柔らかい木材のビス締めや、ビスの頭を均等にしたいときはクラッチ付きで一定トルクでストップするドリルドライバーのほうが向いています。

どの電動ドライバーでも使えないことはないが・・・

どれでも別途アタッチメントを取り付ければ穴あけ・ボルト締め・ビス締めはできますが、ドリルドライバーはパワー不足、インパクトレンチはスピードコントロールが難しいので正確に穴あけなどができない場合があります。

インパクトレンチも6角穴があるタイプあり

インパクトレンチ↓でもトルクの弱め（380N.M 下のほうでレビューします）の機種は中央にビットを差し込める6角穴があります。ただ、ビットのロック機構が無いために外れやすくなっています。

前から見ると6角の穴があいていて、一般的な6.35mmの6角ビット穴

プラスビットやドリルチャックのアタッチメントをつけられる↓

ビットが外れやすく、下に向けるとビットが落下するので床を痛めたり人にあたると怪我のもとになります。

DIYで車のタイヤ交換とビス締め・穴あけなどをたまにやるには便利かもしれませんが、やはり用途にあった電動ドライバーを使うとDIYも怪我なくキレイに仕上がりますね。

インパクトレンチの選び方

電動ドライバー 3種類が少しわかったところで、詳しくインパクトレンチを見ていきましょう。

インパクトレンチの主な使用用途

インパクトレンチはボルトの開け締めに使う電動ドライバーです。

ボルトを開け締めするのは、主に自動車のタイヤを外したりつけたりする時に開け締めするボルトや、建築現場の足場屋（鳶=とび）さんが足場を組む時の単管パイプを組むクランプのボルト開け締めがメジャーな作業

• クルマ・バイクのタイヤなどのボルト締め
• 足場のクランプのボルト締め

この他にも鉄骨のジョイント部分のボルトなど、建築現場で使うのが多そうです。

特に車のタイヤ交換は男性は自分でする方も多いようなので、DIYでインパクトレンチを一つ持っていれば便利ですね。

インパクトレンチは使用用途に応じてトルクの強さで選ぶ

インパクトレンチは380N.m～800N.mまでのトルク（ねじる力）がありトルクが高いほど力のかかっているボルトを開け締めすることができます。

インパクトレンチは以下の使用用途によってトルクの強さを選ぶとよいでしょう。

• 180N.m：軽自動車 普通車 ホイール
• 300N.m：足場クランプボルト締め・普通車 ホイール
• 450N.m：足場クランプボルト締め・トラック ホイール
• 600N.m：トラック ホイール
• 800N.m：大型トラック バス ホイール
• 1300N.m：大型トラック バス ホイール・鉄骨ボルト締め

DIYで使う場合は300～500N.mくらいのインパクトレンチで十分だと思います。

強力なトルクのインパクトレンチはその分だけ重量アップしますので、取り回しが不便ですね。

インパクトレンチ ランキング14選 トルク順

1位～9位までのランキングはオススメ順ではなく、マキタ互換インパクトレンチのトルクの高い順に並べてあります。トルク1300N.m～380N.mまでの順番。

安心して長く使えそうなのはやはりマキタ純正のインパクトレンチで、短期でも良いのでコスパ重視やDIYで使う場合は中華インパクトレンチを選ぶと良いでしょう。

マキタ純正のインパクトレンチは稲妻アイコン、バッテリー1個とACアダプター入のすぐに使えるインパクトレンチはベルアイコンです。

マキタ純正のインパクトレンチはトルク800N.mまでですが、マキタ互換だとトルク1300N.mまであるのが違いです。

以下、全てマキタ純正かマキタ互換の18Vバッテリーが使えるインパクトレンチです。

マキタ互換 Raitool 18V インパクトレンチ レビュー

ランキングで紹介したマキタ互換 18Vバッテリーで動くインパクトレンチの一番トルクが低い380N.M のRaitool18Vインパクトレンチがやってきたので紹介していきます。

最高380N.Mのトルクですが、普通に乗用車のタイヤ交換や足場のクランプにも使える強さで、一番の特徴は安い！3千円台で買えるということ。

現場の鳶（とび）さんが足場を組む時にハードに使ってすぐに壊れても惜しくない値段なのではないでしょうか。

本体は3千円台でも別途18Vのバッテリーと充電器が必要なので、全部で合計1万円前後必要ですね。

Raitool マキタ互換18Vインパクトレンチ

今回やってきたのはRaitoolという中華電動工具メーカーのブランドですが、同じ形の製品が他社からも出ているので中華ガジェットお得意のODM（工場が設計・製造を担当する）製品のようです。

箱

海外通販Banggoodから来た箱はちょっとぐしゃっとなっていました。

中身は特に問題なかった。

インパクトレンチ本体は一番トルクの低い380N.mなので1089gと軽めで、それにプラスしてバッテリーだけで600g近くあるので、装着するとズンっと重くなる。

今までDIYで使っていたケーブル式のインパクトドライバーと比べても小さめな作り。

ただ充電器↓（中央上）が無駄に大きいのが残念。ディスクグラインダー（右）も重くて長いです。

開封

 

取説

英語でマニュアルもついていました。どうやらインパクトレンチ・インパクトドライバー・ドリルドライバー共通のマニュアルのようです。

トリガー

インパクトレンチなので、精密動作はあまり得意ではなく、ある程度トリガーを引かないと動作せずに、変速は３・４段階に速度が変わる程度。

変速は動画でご確認ください。↓

ある程度トリガーを引かないと動作しません、微妙なビス締めなどの精密動作は苦手。

バッテリー残量表示と打撃切替ラージ・スモール

電源アイコンのファンクションスイッチを押すたびに打撃をラージとスモール切替点灯。

ラージとスモールの間のLEDランプは点灯するのか？わかりませんでした。

LEDライト

トリガー上あたりにLEDライトも点灯して薄暗い場所でも作業には助かる。

各種ビットもつけられる

アンビルの内側に6角ビットを入れられる穴があり、インパクトドライバーとしても使えるが、ビットのロック機構が無いために外れやすいです。

外側の四角形のアンビルにソケットレンチをつけられる。アンビルの側面にボール穴があいていてソケットレンチが取れにくく、外す時は意図的に引っ張らないと外れない。

6角ビットタイプのドリルやステップドリルも装着できる。

プラスのビットやキリビットなど6.35mmの6角ビットであれば何でも装着可能だが、引っ掛かりがないので下に向けるとスポッと落下するので注意が必要。

6角ビットのチャックを点けたらドリルドライバーにもなる。

6角ビットでないタイプのホルソーやドリルも装着可能。

キーレスチャックはロック工具なしで、手でチャックを締められるのが便利。

マキタ互換インパクトレンチ 使ってみた感想

今回レビューしたRaitoolマキタ互換インパクトレンチはクルマやバイクをいじるのが趣味な方にはぴったりなインパクトレンチですね。

インパクトレンチで6角穴が空いているので、インパクトドライバー代わりになったら1台2役で便利かと思いましたが、ビットを差し込んで使えるには使えますが、ロックされないので落下するのが難点。

やはりビスの開け締めや穴あけは専用工具を使ったほうが安全ですね。となると自分はクルマいじりもしないしあまりインパクトレンチは使わないかもしれません。

なので、別途インパクトドライバーもレビューしていきます。

その他にもマキタ互換18Vバッテリーが使える激安すぎるチェーンソーとかブロアーとかハンマードリルもあるけど、自分はあまり使わなそう。キャンプでチェーンソーとか？ブロアーは活躍しそうな気もします。

マキタ互換バッテリーと充電器は違う記事でレビューしていきます。

インパクトレンチ ランキング14選  比較

スペック別にインパクトレンチ14機種も紹介しますのでスペックをチェックして、ご自分に最適なインパクトレンチを選んでください。

マキタ互換 Raitool 18Vインパクトレンチ

※この商品はサンプル提供していただいてレビューしています。