去年(2017年)11月ごろに発売されたSony Xperia XZ1がひょっこりやって来たのでレビューします。
ちょっと使ってみた結論から言うと、現在アスペクト比18:9のディスプレイが主流になってきたので、そのディスプレイに慣れてしまって古いスマホに見えてしまうのと、確かにカメラ性能は本家のSONYだけあって良いのですが、「プレミアムおまかせオート」のせいなのか?シャッターボタンをタップしてもワンテンポ遅れてシャッター切れるので、他のハイスペック中華スマホに慣れるとカメラにもたつきを感じる。
総合的に見ていくと、Xperiaも世界の最先端から少なくとも半年は遅れてきてしまっている印象をうけてしまって悲しい限りです・・・5・6年前まではGalaxyと並んで世界の2トップを独走していた雰囲気があったのに現在は出遅れ気味で非常に残念。Xperiaファンの方も草葉の陰で泣いていらっしゃることでしょう(自分も同じ気持ちです泣)
まぁ、でも悪くはないので次期バージョンに期待しましょう。
Sony Xperia XZ1 スペック
Xperiaの現行XZ1はXZ1とXZ1 Compactがあるようなので2機種のスペックを載せてみます。
両方ともスナドラ835でハイスペックモデル、XZ1Compactのほうは4.6インチディスプレイと2018年に出回っているスマホとしてはかなり小さいほうなので、小さいスマホが好きな方には合いそうですが、解像度がHD(1280×720)とハイスペックスマホなのに・・・使えないかなぁ、でもないのか?実際に触ってないのでなんとも言えませんがこの解像度はあまりいただけない。
両機ともにディスプレイサイズと解像度以外は及第点と言った感じで普通のハイスペックスマホのスペックになっていて、日本スマホの最後の砦であるIP68防水が特徴。
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Sony Xperia XZ1 外観チェック
表面
外観は光のあて方が下手であまりキレイには撮れませんでした。スンマセン
やはり上下のベゼルが幅広すぎて旧型に見えてしまうのが残念。2017/11に発売のようなので、やはり時代似合わせて18:9サイズのディスプレイにしてほしかったところ。次期モデルは18:9くらいのディスプレイになるようなのでそちらを期待するしかなさそう。
フロントカメラは1300万画素でF値2.0とは思えないほど明るめの画像が撮れます。他社のスマホ(OnePlus 5T・Galaxy S8など)はF値1.7とかさらに明るくなっているのでレンズの本家SONYもできればF値1.6くらいにしてほしかったところ。でも他のF値1.7とかのスマホと同様か少し暗いくらいで自撮りが撮れるので問題はなさそう。
ベゼル幅
上下のベゼルが両ほとも15mm以上あって、あり過ぎで10mm以下にしてほしかったところ。
ディスプレイサイズは16:9でも上下のベゼルを狭くしてくれればハイスペックスマホとしての地位を維持できたのかもしれない。
- 上:側面約1.2mm+黒ベゼル約15.8mm=約17mm
- 左右:側面約1.5mm黒ベゼル約2.5mm=約4mm
- 下:側面約1.2mm+黒ベゼル約14.8mm=約16mm
側面
左右は側面・裏面一体型で、上下からフタをしたような構造になっていて、他メーカーのスマホには無いかたちでオリジナリティあり。
側面左右上のほうに「コ」の字型のアンテナラインがあるところも特徴的↓。
他メーカーのスマホはほぼ角が丸くなったiPhoneを真似たような形になっているのに対し、Xperiaのみオリジナルなデザインになっているのが好感もてるところ。
上下の側面がフタのようになっている↓、イヤホンジャックは側面上にある。
裏面
カメラのレンズ周りは大きめのリングになっていて少し高級感がありますが、フラッシュ・センサーやNFCの部分が安っぽく見えてしまう。
全体的にのっぺりとしていて、特に特徴が無いデザインで高級感がない。所有する喜びも得られそうにないデザインで、昔ながらのSONYのカッコいいデザイン性が失われてきてしまったのかもしれない。
素材は良いのかもしれないが、なにかが足りなくて全体的にのっぺりとしたデザイン性が無いミッドレンジスマホに見えてしまう。
裏面真ん中あたりの「docomo」の刻印があって、下のほうに「XPERIA」の刻印と「SO-01K」の型番の刻印がある。
リアカメラ
何世代も前からレンズ周りのリングはこのデザイン、真ん中のフラッシュやセンサーのプラ部分も他の日本スマホメーカーと同じような部品を使っているらしく、安っぽく感じてしまう。
見た目はアレですけどカメラの機能としてはかなりスゴく、コンデジは要らない次元の画像が撮れます。
キレイな画像が撮れますけど、いちいちピントを合わせにいくので撮影時に0.6秒かかるようです。他のハイスペックスマホはピントを合わせにいかず(ピントは自動で合いますが特定の場所にはピントは合わず、撮影範囲の全体のピントを合わせる。)シャッターボタンをタップした瞬間に撮影できるのにたいして、Xperia XZ1はワンテンポ(0.6秒?)遅れてシャッターが切れるのでもたつきを感じました。
なので、0.6秒ほど?か0.何秒かはスマホを動かさず固定しておかないとピンぼけする。
まぁ、他のスマホもよくピンぼけするので使う人によって感覚が違うのかもしれません。自分としては他のスナドラ835のハイスペックスマホと比べるとXperia XZ1が撮影時もたつく気がしました。
電源ボタン
電源ボタンは少し奥に引っ込んで、誤って押さない工夫がしてある。
この奥まった部分もまたダサいデザインになってしまっている気がしないでもない。
カメラ シャッターボタン
Xperiaの伝統、カメラシャッターボタンもあります。
一度シャッターボタンを押してカメラ起動、その後もう一度シャッターボタンを押すと撮影。シャッターボタン2回押して撮影するまでに2秒弱くらいかかるかな。
SIMスロット・MicroSD
防水仕様のMicroSD・NanoSIMスロット、他社日本メーカーと同じスロットなので部品メーカーも多分同じ。
両スロットを取ると、バックライトでディスプレイ裏面が光って見えるのも日本スマホの特徴。
SIM2枚差しではないけど、MicroSDとNanoSIMスロットが別に分離されて取れる。MicroSDスロットのほうがキャップに付いていてNanoSIMスロットは別途ツメを引っ掛けて引き出す。
Sony Xperia XZ1 使ってみた感想
Xperiaも数年前は憧れのスマホでしたが、個人的に今回のXZ1を見る限りではデザインに魅力が失われてきてしまって、欲しいとは思えませんでした。でも他の方でこのデザインが好きな方もいらっしゃるのであくまでも個人的な意見です。
日本最後(じゃないかな、)スマホXperiaもぜひ頑張っていただきたいのですが、時代は中華スマホに押されて挽回するのはかなりきつそうな雰囲気になっているようです。
スマホでなくても、Sonyはウォークマンとかで頑張ってほしい。PSもあるしね。
Sony Xperia XZ1 設定・機能
Xperia XZのAndroidの中身をみていきましょう。
といってもAndroidなので特に目新し機能はないのですが、Xperiaの新しいアプリとして3Dクリエーターなるものが登場しているので試してみましょう。
ホーム画面
最初はほぼXperiaオリジナルな初期設定、その後、相変わらずドコモの羊さんがいたので即座に退場してもらいました。
通知パネル
通知パネルも特に代わり映えのしないAndroid8.0の仕様ですが、下のほうに通知アイコン一覧が表示されるのがXperiaの特徴なのでしょうか?Huawei Mate 10 ProもAndroid8.0だけど通知パネルの下のほうには通知アイコン一覧が表示なかったのでXperiaの機能?
アプリ一覧
アプリ一覧表示はアイコン一番下のドックの真ん中の「アプリ」をタップすると表示される。
インストールされているアプリが多い場合は検索も可能。
設定
アイコン・設定の配列が少し違ってXperiaオリジナルな部分もある。
端末情報
認証
技適あり。
Sony Xperia XZ1 カメラ
プレミアムおまかせオート撮影で薄暗いところでもキレイに撮れる。最近のバージョンからだと思いますが、フォーカスする被写体を黄色い四角い枠で囲ってピントが合うところを表示してくれる。
撮れた画像がかなりキレイで、デジカメいらず。
ただ、ピントをあわせるまでちょいもたつきがあって、撮影もシャッター切れるまでにワンテンポ間があるので、1秒弱はスマホを構えた状態で動かさないようにしないといけないのが辛い。そのかわり、ピンぼけしにくくキレイな画像が撮れますけどね。慣れれば問題なさそう。
設定は特に変わりなし。
Sony Xperia XZ1 3Dクリエーター
このXperiaの特徴として、3Dクリエーターというアプリが新たに加わりました。
こちらからダウンロードできますが、対応しているのが?Xperiaのみのようで他のHuawei・Xiaomi・OnePlusの中華スマホでのPlayストアでは「3Dクリエーター」と検索しても出てきませんでした。
3Dクリエーターってどんなのか見ていきましょう。
チュートリアル
どうやら3D撮影して、3Dプリンタに出力したり3D画像を楽しむアプリのようです。
共有
3Dプリント
顔のスキャン
被写体の周りをぐるっと撮影して3Dを作るようです。↓
モーフィング
自由造形スキャン
3Dプリンタに興味を持っている方や、実際持っている方には便利かもしれません。ただ、スマホ使う多くの人に必要なさそうな機能でしょう。
この機能よりもHuaweiやGalaxyが出したモニタにつなげるとPCのデスクトップのようになる機能のほうが使える気がしました。
Sony Xperia XZ1 ベンチマークテスト
AnTuTu
Geekbench
RAM・ストレージスピードテスト A1 SD Bench
CPU-Zのスペック詳細
Sony Xperia XZ1 使ってみた感想
16:9ディスプレイで筐体に古臭さはあるもののスナドラ835の最新ハイスペックスマホなので2018年は使えそうなスマホ。
カメラアプリがもたつきがあるけど、キレイな画像が撮れてさすがSony、次のXperiaはもう少し素早く撮影できるようになればもう完璧でデジカメいらないんじゃないでしょうか。
中華スマホが台頭してきていますが、ぜひ日本最後ののぞみであるXperiaに頑張って欲しいところ。ただ、売れないとなると頑張りようがないと思うのでやはりスマホ事業は・・・
次はHuawei Mate 10 ProやOnePlus 5Tなど、今あるスマホでカメラ撮影してみたので、撮影した画像など後ほど比較してみます。
Sony Xperia XZ1
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