【世界最超薄】Motorola(Lenovo) Moto Z・Moto X レビュー

スマホ 改造・調査

先週Motorola Moto Zをレビューしましたが今度はその前のバージョンともいえるMoto X(1581)をレビューします。こちらは1年前ほどに発表されたもので日本で販売されているMoto X PlayやMoto X Styleのマイナーチェンジバージョンのようです。

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GSMARENAを見てみるとMoto X (1581) はMoto X Forceと呼ばれているようです。

Motorola Moto X Force - Full phone specifications
Motorola Moto X Force Android smartphone. Announced Nov 2015. Features 5.4″ display, Snapdragon 810 chipset, 21 MP prima...

Moto X (1581) は多分Moto Xの第4バージョンのようです。このあたりは統一した名前を付けてくれると分かりやすくてありがたいのですが、そうはいかない大人の事情などがありそうです。

Motorola Moto X は DROID TURBO 2と同じような仕様

DROID TURBO 2 ≒ Moto X

こちらMoto X(1581)はアメリカ最王手の携帯キャリアVerizon Wireless(ベライゾン・ワイヤレス)が出したDROID TURBO 2とだいたい同じ仕様のようです。噂だとベライゾンがMotorolaにMoto Xの開発を依頼したとかなんとか・・・真相不明

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このMOTO Xはあまり高級感が無いのですが、普段使いとして最適なスマホだと感じました。

Xiaomi Mi5s Plusのようなギラギラした王様仕様ではなく、普通の人が普段の生活で着飾らずにシンプルに暮すという考え方で作られた気がしまして、変に見栄をはらずに合理的で素晴らしいと思います。

ただ、時期バージョンのようなMoto Zはラグジュアリーに変化したので現在のスマホは機能的プラスアクセサリーとしての役割も担ってきているようですね。

左:Motorola Moto X、右:Xiaomi Mi5s Plus 同じスマホですが全く違う思想のスマホデザイン

Moto X (1581) はラバーなので薄くないような見た目でボテッとした形ですが、手にしっくり馴染んで裏がラバーなので滑って落ちる可能性も低く別途ケースを導入する必要も無いしスマホとしての機能は十分すぎる。

ベライゾン Moto Z・iPhone7・Galaxy S7・Pixel が主要機種

ベライゾンでは上記4社が主要なスマホとして売り出してます。

トップページではMoto Zが登場してます。(一番手前のスマホ)

Verizon: Wireless, Internet, TV and Phone Services | Official Site
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Moto ZもAppleやSamsungと並んで大々的に販売しています。Moto Zはスピーカーやカメラとトランスフォーム(合体)できて他のスマホには無い特徴でアメリカでも人気のようです。

Moto Zは月10ドルで2年縛りのようですね。

アメリカの王手携帯キャリアのビジネスモデルを真似して日本の携帯キャリアも縛りでスマホを安く売るように見せかけた商売は総務省から行政指導がはいり実質0円販売ができなくなってしまったので、2016年はスマホが売れずに壊滅的なダメージを受けているようです。

本家本元スマホ縛りビジネスモデルを作り出したアメリカ携帯キャリアは今後も縛り活動していくんでしょうか。

Moto Zはフチがゴールドの中国版ですが最近レビューしました。

Motorola Moto X (1581) スペックと価格比較

Moto X (1581)とMoto Zのスペックをみてみましょう。

デザインが全く違うけどMoto ZがMoto X (1581) の後継のような感じなのかな。どちらにせよ半年遅れなCPUなのでMotorolaも頻繁に新しいスマホを出す体力がないと見れば良いのか、中華スマホメーカーがあまりにも新しいスマホを出しすぎと見れば良いのか分かりません。

ついでに仕様・構造も似ているMotorolaが作ったGoogle Nexus6もスペックを載せておきます。仕様が似ているのでMoto XはNexus6の後継とも言えそうなかたち。

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Motorola Moto X (1581) カラー

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Motorola Moto X (1581) 開封

GearBestの梱包

こちら香港倉庫からDHLで来たものですね。プチプチ無しのビニール袋にダイレクトに化粧箱を入れてます・・・

化粧箱の状態

DHLの配送が丁寧に運んでくれたようで化粧箱は大したダメージがなかった。

【全网通】と書いてあります。これは中国大陸の中国移動(China Mobile・チャイナモバイル)、中国電信(China Telecom・チャイナテレコム)、中国聯通(China Unicom・チャイナユニコム)の3つの携帯キャリアとも対応しています。の意味ですね。

開封

化粧箱のフタを開けると、本体が伏せた状態で入ってた。ラバーがステキです。

表面はディスプレイの下に左右にメッシュの穴が2つ。他のスマホは側面下に配置されているマイクのようですね。

MotorolaのNexus6に作りが似ていますけど流線型では無い分Nexus6のほうがかっこよかったけど時代は進化してMoto Xでは3mmほど大分薄くなったみたい。

商品画像を見るとちょっと古い構造のような気もします。

付属品

付属品は標準的なものしか入っていませんが、右側のデカイオレンジのカバーの中にデカイUSBアダプタが入ってます。

イヤホンとケーブル一体型のUSBアダプタ、Moto Zのアダプタもケーブル一体型でしたがこの一体型はケーブルとアダプタの接続部分が断線する可能性が高いのであまり良くはない仕様ですね。

USBアダプタは5V2.85A出力、急速充電できそう。

SIMピンは「M」のロゴの付いたカッコいいピン。

Motorola Moto X (1581) 外観チェック 特徴・機能説明

起動

電源ボタンを押して起動してみましょう。なにやり糸巻きがコロコロと転がって、針?糸?が集まって爆発、またよってきて「M」の文字に。

ここで日本語を選択して初期時から日本語表示で操作できます。

表面

壁紙があまり良くないものでディスプレイは映えませんが有機EL・解像度WQHD(2560×1440)・画素密度540ppiでかなり細かい表示ができるスマホです。

フロントカメラが右で対象で離れた左にフラッシュがあります。通常のスマホはたいていがフロントカメラのすぐとなりにフラッシュついてるか、そもそもフロントカメラにフラッシュ付いてないスマホが多いですね。フラッシュが離れていると写真写りに多少影響するのかしら。

ちなみにMoto Zは左にフロントカメラ・右にフラッシュでした。

側面とディスプレイ面のエッジは黒い立ち上がりのようなプラがディスプレイカバーと一体型になっているようです。

旧型の構造であまり良い見た目とは言えないですね。

ベゼル幅

  • 上:立ち上がり約1mm+黒ベゼル約10.5mm=11.5mm
  • 左右:立ち上がり約1mm+黒ベゼル約4mm=5mm
  • 下:立ち上がり約1mm+黒ベゼル約15mm=16mm

裏面

三角の溝がある幾何学模様なラバーが高級感はありませんが素敵です。別途カバーが必要無い仕様だと思いますが、側面や中央上のカメラ部分の金属はカバーなしでは傷付きそうです。

カメラ部分の金属が少し引っ込んでいれば傷はつかなそうですが、見た感じだと0.2mmほど出っ張っているようです・・・カバー必要?

ラバーだと見た目がポップで普段使いには最適そうです。ピンクとかブルーとかもっとポップなお色があったらステキですが、黒だとどうなんでしょう。

お色はホワイトもありますがもう少し色展開あったほうがヨカッたような。

裏面と側面部分のエッジは金属になっていて、裏面左右が幅広の金属で見た目よい。

シンプルですね。でもNexus6のほうがかっこよかったような。

側面

側面はメタルで、ディスプレイ面の立ち上がりの黒い部分が2mmもあって分厚く感じますが実際は7.1mmとそれほど分厚くは無い。

側面左右は4.5mmとウラ面が湾曲しているので手に持った時に薄い、と感じさせる工夫がしてあります。ただ見た目が黒い立ち上がりが目立つので視覚で分厚いと認識してしまってその効果はあまりないかもしれない。

NanoSIMスロット・MicroSD

こちらも上にSIMスロットがありました。

NanoSIM2枚で1枚がMicroSD兼用というダメ仕様

Motorola Moto X (1581) 使ってみた感想

裏面ラバーが最大の特徴で気軽に使えるスマホ。

ずっと前の世代から有機EL・WQHD(2560×1440)で他社のスマホより高解像度なディスプレイ

リアカメラが2100万画素あってMoto Zよりも上、ただ写真はどちらが上か不明なので比較してみます。

デザイン・構造がMoto X PlayやNexus6など数世代前からあまり変わらないと感じた。Moto Zで構造が変わったようです。

Motorola Moto X (1581) アプリ・機能

続いてMotorola Moto X (1581)のAndroidをみてみましょう。といっても素に近いAndroidで先週紹介したMoto Zとほぼ同じMotorolaのちょっとしたカスタマイズしかないのでベンチマーク計測くらいしかありませんが、さらっと流しますので気が向いたら見てください。

初期設定

起動して最初の画面で日本語を選べば以後は日本語表示になるので慣れてない人でも問題なさそうです。

ホーム画面

余計なアプリは一切入っていない完璧仕様

通知パネル・アプリ一覧

通知パネルもAndroid6の標準的な表示です。

アプリは15個ほど入ってましてほぼGoogleと基本的なアプリのみです。MotoとSafeCenterのみオリジナルに近いアプリです。

Moto

Motoアプリは先週レビューしたMoto Zとほぼおなじアプリです。ハンズフリーで使えたり音声で対応したり、ちょっと便利になる機能です。

【世界最超薄】Motorola(Lenovo) Moto Z・Moto X レビュー
MotorolaというよりLenovoと呼べばよいのか?Motorolaもやっと本気出してきて超薄く高級感がありカメラ性能もダントツにすごい(使ってみたら普通でした。)スマホを出してきました♪

気になる方は上記のMoto Zレビューをご覧ください。

SafeCenter

Xiaomi機などにもよくあるアンチウィルスとかパーミッション制御などをまとめて設定できるアプリです。

Motorola Moto X (1581) ベンチマークテスト

AnTuTu

今はスナドラ821の時代なのでスナドラ810だと流石に古いCPUでハイスペックスマホを求める方にはちょっと物足りないかなぁ。

Geekbench

RAM・ストレージスピードテスト A1 SD Bench

CPU-Zのスペック詳細

Motorola Moto X (1581) 使ってみた感想・まとめ

裏面ラバーで高級感は無いが普段使いには最適かと思います。

ハイスペックスマホですがちょっと古いCPUのスナドラ810を積んでいるため現在のミッドレンジ中華スマホの最速なVernee Apollo Liteと同じくらいのスピードです。

Vernee Apollo Lite・Vernee Thor E パワーセーブ(E-ink) レビュー
200ドル切る値段なのにMediaTek Helio X20を搭載していてミッドレンジスマホで最高峰レベルで速い中華スマホなVernee Apollo LiteがGearBestから来たのでレビューします。 結論から先に言いますと【コスパ重

ハイスペックスマホにしてはそれほど速くないけど、ディスプレイが有機ELでWQHD(2560×1440)と他のスマホにはあまり無い高スペックなディスプレイで300ドル台なので選ぶ価値はありそうです。

Moto Xの形はGoogle傘下の時代にデザインされた最後のMotorolaスマホだと思うので、Lenovo傘下に入って中華スマホになってしまった?Moto Zとは違い、最後のアメリカの状態のMotorolaで、中華スマホ嫌いな方には向いてるかもしれません。

中華スマホと比べれば激高な700ドルほどの機種が半額程度になっていますので、ちょっと古いのですが欲しかった方にはお買い得なお値段。Motorolaには中華スマホには無い魅力もありますので、ただ買うんだったら高いけどMoto Zのほうが良いかなぁ、

次回はMoto ZとMoto Xを並べて外観比較でもしてみます。

Motorola MOTO X (1581)

コメント

  1. 日々精進 より:

    いつも圧倒的な数のレビュー感心して拝見している福岡の読者です。
    一つお願いなのですが、スマホのDSDSに関心があります。
    一覧表を作って公開していただけませんか?

    • GO より:

      日々精進様
      コメントありがとうございます。
      おおっ福岡の方ですか!お近くですね。よろしくお願いしますm(_ _)m
      DSDSはSOC(CPU)によって決定するのでSOCをチェックするとDSDS対応かが分かります。ただスマホのほうで対応してない場合もあるようですので実際に検証されたブログなどを確認したほうが良いですね。
      Qualcommのハイスペックモデルに搭載されているスナドラ820・821はDSDSに対応していてミッドレンジモデルだとスナドラ625・617あたりを積んだスマホがDSDSできるようです。
      DSDS一覧表来年作ってみますね。スマホのデータベースにDSDSとかDSDAとかの項目作ったほうがいいのかしら?携帯キャリアと中華スマホのBANDの対応状況もデータベースに入れる予定です。