ディスプレイ比率18:9サイズで6インチ大画面、裏面も縦放射の反射が美しいKOOLNEE K1がTOMTOPからやってきたのでレビューします。
こちらはGalaxy S8+クローンな筐体で、かなり忠実に真似、しているのでディスプレイガラス左右の曲面が大きめでディスプレイは曲面ではないものの、ガラスが大きめの曲面なのでちょい未来感あり。
激安なミッドレンジ中華スマホで全体的に高級感あり。ですがGalaxy S8+と外見は似ていても中身はまったく違うものです。高額なGalaxy S8+買う気はないにしても18:9の6インチ大画面ディスプレイが気になっている方にピッタリです。
KOOLNEE K1
流行りの18:9サイズのディスプレイ
去年2017年夏頃のGalaxy S8・S8+の登場で縦長大画面な18:9サイズのディスプレイの流行が始まりまして、ほとんどのメーカーの中華スマホもこれに乗じて18:9サイズのGalaxy S8+を真似た約6インチや、Galaxy S8を真似た約5.7(5.8)インチの中華スマホが続々と登場してきています。
KOOLNEE K1もその中の一つ、Galaxy S8+と同じくらいのディスプレイサイズ6.01インチのディスプレイを搭載した中華スマホ。
18:9サイズのスマホの特徴として縦長のディスプレイで、横幅が通常の5.5インチスマホと同等のサイズ約75mm前後なので大画面なのに手で持ちやすいという技術的進化の末に実現されたサイズ。
でも手の小さい方は75mm前後の横幅でも少し辛い方もいそうなので、今後はiPhone5sのように横幅60mm切るサイズで18:9画面のスマホが出たら流行りそうなのですが、まだどのメーカーも出してないので需要は無いのだろうか?
KOOLNEE K1 スペック
KOOLNEE K1と似たようなスペックだけど、外観が違うOukitel MIX 2も並べてみました。どの中華スマホも似たようなスペックの18:9画面のスマホを出していますが、微妙なスペックの違いと外観の違いで好みが分かれそうです。

去年末に書いた↑この記事に現在出ている18:9画面のスマホやXiaomi Mi MIXクローンな三方狭額縁ベゼルなスマホをスペック比較してますので気になる方はご覧ください。
KOOLNEE K1はホントに標準的なミッドレンジスマホ、上下のベゼルが細くなったので裏に指紋認証が付いて裏はデュアルカメラなよくある仕様。
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それにしてもミッドレンジスマホもそろそろMicroUSBからUSB Type-Cをデフォルトにしてほしいところ。
KOOLNEE K1 カラー
カラーはブラック・ゴールド・ブルーの3色、どれも縦放射状の光の反射がステキです。今回レビューするお色はブルーでこちらは裏面はブルーのガラス玉のようで表面のガラスも大きくカーブしていて光の反射で輝いてキレイな宝石のような見た目。
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標準的なお色で男性好みかもしれません。
KOOLNEE K1 開封
では18:9画面なKOOLNEE K1、開封していきましょう。
梱包
EMS(国際スピード郵便)でプチプチ袋に入ってやってきました。
中にライトロンで包まれていてその中に梱包ビニール袋とちょっと過剰梱包気味。欲を言えばプチプチ袋ではなく、ダンボール箱だったら完璧ですね。
- プチプチ袋の中にライトロン
- ライトロン
化粧箱
化粧箱は薄い厚紙でどこかで見た(UMIスマホ)ような丸い渦巻き状のデザイン。
箱の上にスペックなどプリントされてます。
開封
引き出しのように箱をスライドしてひっぱりだす化粧箱。
通常の5.5インチディスプレイサイズの筐体で大画面の6インチディスプレイな18:9サイズの中華スマホな見た目です。表面上下ベゼルが細くてブルーなので大画面ということがよく分かる。
裏面の縦デュアルカメラとその下の四角い指紋認証が特徴的。
付属品
USBアダプタはCタイプコンセントプラグなので日本で使うにはAタイプ変換アダプタが必要。赤いMicroUSBケーブルも付属。
うれしいのは透明の専用ケースと保護シートもついていて付属品を買い足す必要がない。
取説は特に必要ないと思いますが、英語など各国語あって日本語はなし。
保護ケース装着
付属のソフト保護ケースを装着してみました。
サイズはピッタリなのですが、あまりデキがよくなく側面の真ん中にバリというかプレスした跡のヒダのような加工跡がある。
左右のボタン類は穴はあいてなく、凹みで覆われている。
KOOLNEE K1 外観チェック
起動
起動画面はシンプルなKOOLNEEのロゴのみ。
この後は初期設定に突入です。素のAndroid初期設定なので最初から日本語を選べてその後はずっと日本語表示してくれます。
表面
裏面も縦放射状の反射でキラキラしてキレイなのですが、普段見る表面も左右の曲面ガラスのカーブがが大きめでキレイです。
左右の曲面を斜めから見るとGalaxy S8+の場合はディスプレイが曲面していて斜めからでも曲面したディスプレイが見えますが、KOOLNEE K1は斜めから見るとガラスの曲面部分が黒く見えて、ディスプレイが浮いたようなガラスに閉じ込められたような見た目になる。なかなか考えられた仕様でプレミアム感を感じる。
フロントカメラは上に、電話時のスピーカーやセンサーなど全て細いベゼルに収まっています。
アップで見るとディスプレイの表示されない黒い部分が少し目立つ。
ベゼル幅
左右は青いベゼルはなく、表示されない黒い部分が1.5mmほどありました。上下はさすが細いベゼルで、これ以上細くするとiPhone Xのようにディスプレイを切欠きしないといけなくなってきそう。ただ下はもう少しベゼル細くできそうですが、上下のバランスが悪くなって見た目悪くなりそう。
- 上:側面金属約1mm+青ベゼル約6.5mm+表示されない部分約1.5mm=約9mm
- 左右:側面金属約1mm+表示されない部分約1.5mm=約2.5mm
- 下:側面金属約1mm+青ベゼル約7.5mm+表示されない部分約1.5mm=約10mm
デュアルカメラと指紋認証
KOOLNEE K1唯一の特徴と言えそうな縦デュアルカメラとその下にフラッシュ、さらにその下に四角い指紋認証。
デュアルカメラはSONY1600万画素+200万画素でボケ撮影可能。明るい画像にしてくれてボケもなかなかキレイですが、シャッターがすっとろいので1秒から数秒固定しておかないとピンぼけします・・・。このあたりがミッドレンジスマホの弱点でしょう。
裏面
裏面は縦放射状反射なデザインで光の当たり具合でキラキラします。
この縦放射状反射も数年前からGalaxyが得意としている裏面デザインで完全コピー・・・
まったくの真似ですが、高級ハイスペック機なみに見た目がコピーできているのがステキなところ。もちろんですが中身はまったく違います。
裏面左右・上下のラウンドもキレイです。
側面
側面もGalaxy S8+を忠実に真似・・・してます。
こちら↓はちょい小さい5.8インチディスプレイのGalaxy S8ですがGalaxy S8+と同じ見た目、上画像のKOOLNEE K1の側面と較べてみてください。そっくりです・・・

側面左右は上下からグイッと細くなっていて持った時に薄く感じる仕様でこちらもGalaxy S8+と同じ。
下側面はMicroUSBなのが大きな違い。
SIMスロット・MicroSD
こちらもGalaxy S8+と同様に・・・上にSIMスロットがありまして、NanoSIM2枚で1枚はMicroSDが入る仕様。
そろそろこちらもSIM2枚とMicroSDを独立で3枚同時に入れられるようにしてほしい。
KOOLNEE K1 ちょっと使ってみた外観感想
170ドル前後で激安だけど高級感があって裏面はGalaxy S8のように縦放射状反射でキラキラしている。中華スマホはもう完成度うんぬんは必要なく、アラを探すのが難しくなってきている。
専用ケース付きなので持ち歩く時は付属のケースに入れれば傷つきにくい。
215gと持った時にちょっと重く感じるが、6インチディスプレイなのでそれを考えるとあまり重くないのかもしれません。
見た目重視で激安スマホを探している方に向いていそうです。
次回、指紋認証の無いiPhone Xの登場で顔認証(Face ID)が再燃してきていてKOOLNEE K1も顔認証を前面に押し出してきたので顔認証の検証など、このページを更新して中身のAndroidやベンチマーク見ていきます。
KOOLNEE K1 アプリ・機能
前回からの続きでベンチマークとデュアルカメラ性能をみていきましょう。
ホーム画面
中身はほぼ素のAndroidでアプリは少なめ。PlayストアやGoogle関連アプリは最初から入っていました。
ホーム画面のスクリーンショットの四隅をよく見ると角が欠けていてディスプレイの角が丸くなっている分、表示されない部分が黒くなっていました。
今まで見た角が丸くなっているスマホのスクリーンショットではちゃんと角も写っていて角の部分が黒くなるというのが無かったので新鮮味がある。
通知パネル
通知パネルも普通のAndroidの見た目でトグルには「SuperScreenShot」と「BlulightMode」が追加されていました。
設定
こちらもほとんど素のAndroidと変わりないのですが、Face recognitionとIntelligent assistのみがオリジナルのようです。
Face recognition
Face IDをお手本としたFace recognitionという項目が設定にあったので試してみます。
指紋認証と同じように特に難しい設定はなく、インカメラから20cmくらい距離をおいて自分の顔を登録します。以前の顔認証よりも精度が高くなったのかは不明ですが、設定アプリで前面に押し出しているのでちょい使いやすくなったのかもしれません。
電源ボタンを押した認証時は顔認証するようにほどこす以下のような画像が出てきて感覚的にですが0.5秒くらいで顔認証できました。指紋認証のほうが確実に、すぐにホーム画面を表示するように感じました。
顔認証はちょっと遅くて不便かもしれません。一方ハイスペック中華スマホのOnePlus 5Tの顔認証はホント一瞬でかなり使えます。ただしどちらも20cm~30cmほどスマホを話す必要があって、スマホを顔面となるべく平行にしないと顔認証しません。
手袋つけてなければ指紋認証が一番手っ取り早そう。それか他のSmartLockが最も手っ取り早くて信頼できる場所・デバイス・音声でロック解除のほうが使える気がします。
Smart Lockの設定は以下のようにたどってみてください。
設定 > セキュリティ > Smart Lock
Intelligent assist
こちらは設定に追加されている機能です。
- Navigation Bar:戻る・マルチタスクボタンなどを表示させたりカスタマイズする設定
- Pure Background:バックグラウンドで起動を許可するアプリの設定
- Flip Silent:着信時にスマホを下向きにすると音がならなくなる設定
- Smart Answer Call:着信時にスマホを耳に持っていくと受話器を取る設定
- non-touch operation:不明
端末情報
電源を切る・Reboot・機内モード・Super saver
電源ボタンを長押しすると以下のような画面になります。
Super saverを試してみました。以下のような昔のケータイ電話のような画面になって、電話・メッセージなど基本的な操作しかできなくなりました。
この状態でも指紋認証・顔認証などの認証はちゃんとできますが、いじらないと20秒ほどで消灯してしまうのでいちいちもう一度認証するのがめんどくさい。
バッテリーがなくなりそうでしばらく充電できない場合はSuper saverは活躍しそうですね。
KOOLNEE K1 カメラ性能検証
デュアルカメラはボケではなくSLR(一眼レフ)モードにすると背景ボケになるようです。
SLR
ピント
SLRにするとピントをあわせる黄色い○が出て来るのでピントを合わせたい部分をタッチする。
- 通常のPhotoモード
- SLRにすると黄色い○が出現
- 黄色い○でピントを合わせる部分を選択する
明るさを指定できないのでピントを指定して明るさを調整するしか無さそう。
シャッタースピード
ピントを指定するとシャッタースピードのバーが黄色い○の右側に出てくるので上下させてスピードを調整できる。この画像では特に変化が無くてスミマセン。
人物や物体などを撮影すると背景ボケするのですが、今回は物撮りなのでほぼ背景ボケの参考画像にならずスンマセン。
ミッドレンジ中華スマホなのでデュアルカメラ性能はあまりよくは無いのですが、トロさはありますが、なかなか良い画像なのかなぁ・・・ちょい青っぽすぎる気がする。
設定
KOOLNEE K1 ベンチマークテスト
レビューした以下のスマホと同じSoc(CPU)を積んでますので参考にしてください。
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AnTuTu
Geekbench
RAM・ストレージスピードテスト A1 SD Bench
CPU-Zのスペック詳細
KOOLNEE K1 使ってみた感想・まとめ
見た目はかなりいいけど、215gでちょい重量感があるスマホ。ただ18:9サイズの6インチなのでそれほど重くはないのかもしれません。
SocのスピードはAntutu44000台で外見はいいけどやはりミッドレンジ中華スマホで、家族に使ってもらうかサブ機にしかならさそうなスピードです。
カメラ性能はSLR(一眼レフ)モードがあって背景ボケもできて最近流行りのデュアルカメラですけど、やはりそこはミッドレンジスマホのもたつきが足を引っ張ってそれほど良い画像は撮れないのは自分だけかもしれません。撮影がトロいので1秒ほどスマホを動かさず固定しておかないといけないのが辛いところ。でもちゃんと撮影したら悪くはない画像も撮れます。
あと、撮れた画像は青っぽすぎる画像でしたので好みが別れるかもしれません。
KOOLNEE K1
コメント
こんにちは。重さとUSBタイプCじゃないのは残念ですね。
通知LEDは無しですか。グリパチはダメですよね。
Kinta様
MicroUSBは残念ですね。
通知LEDはないかな?
グリパチは【非対応】現在ご使用の端末はこのアプリには対応してません。・・・と出ます(汗)
確認ありがとうございます。グリパチはしょうがないですが通知LEDないの個人的にはダメですね。